2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。



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2015年06月29日


トルコ中部の町コンヤに3ヶ月で9つのシンクホールが開き、動揺する住人たち



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▲2015年6月25日のトルコ Daily Sabah より。


トルコ中部の主要都市コンヤ( Konya )で、3ヶ月間で9個のシンクホールが発生しており、住民たちは、次はどこに開くのかということで、戦々恐々としているという報道がされています。

下の2つは、5月に、やはりコンヤの農地に開いたシンクホールで、大きさはそれぞれそれほど巨大なものではないですが、ものによって「深さ 70メートル」などに達していて、住宅地などに発生しますと、面倒なことになりかねません。

2015年5月にコンヤで発生したシンクホール
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▲ 2015年5月16日のユーロニュースより。


世界的にシンクホールは多発していますが、トルコ中部でも、この2年間で大幅にシンクホールが増加したことが記事に書かれています。

トルコのデイリー・サバーの報道をご紹介します。



Nine sinkholes in 3 months scare locals in central town
Daily Sabah 2015.06.25


トルコ中部の町で、3ヶ月で9個のシンクホールが開き、人々は怖れている


トルコ中央部のコンヤは、人口 48,000人の町で、かつては悪天候と、砂漠のような景観で知られた。しかし現在、この町は別の脅威に直面していることで知られるようになった。

それはシンクホールの多発だ。

過去3ヶ月の間に、9個のシンクホールが開き、その中には深さ 70メートルのものもあるのだ。最新のシンクホールは、先週カラピナール地方にできた幅 6メートル、深さ 20メートルのものだ。

幸い、それらは住宅街で発生してはいないが、もし、同じようなシンクホールが住宅街に発生した場足、住宅がシンクホールに飲み込まれる可能性もあるとして、町の住民たちは脅えている。

コンヤ近くに 1997年以来住んでいる農家のムスターファ・ディリカンさんによれば、この地域では過去2年間でシンクホールが大幅に増加しており、この2年間で 12個のシンクホールが発生したという。

しかし、ディリカンさんは、実際にはもっと多くのシンクホールが発生していると述べる。その理由は、農家の多くが、土地を閉鎖されることのないように、シンクホールを報告しない例があるからだという。

これまで発生したシンクホールには、すでにブロックのフェンスを作り、安全策をとっているが、今後も新しいシンクホールが発生するリスクは継続している。

この地には 300人の農家が共同体を作っている。

ディリカンさんは以下のように言う。

「どうしたらいいのかわからないんだ。私たちは当局に警告したが、彼らは専門家を派遣して、調査のため地面を掘削しただけだ。その後もシンクホールは発生し続けているんだ」

トルコ・セルチュク大学の地質学が専門のフェスラー・アリク准教授は、地域での豪雨がシンクホールの多発に関係していると述べると共に、「しかし、次のシンクホールが、いつ、そして、どこに発生するかについては予測不可能なのです」と言った。

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2015年06月27日


記録的な熱波が続くアラスカで、現在までに「291カ所」で山火事が発生中



2015年6月23日までのアラスカでの山林火災発生状況
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Twitter


現在、アメリカのアラスカ地方で記録的な気温の高さが続いています。

下の図は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )による、今年5月の北米大陸の「平年との気温差」を示すもので、赤くなればなるほど、平年より気温が高く、青くなればなるほど、平年より気温が低いということを示します。

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NOAA


アラスカ地方全体の気温が非常に高いことがわかりますが、NOAA によりますと、これは 91年ぶりに高温記録を更新するほどのものとなっています。

そして、このアラスカで、冒頭に載せました「山林火災報告数」を見ますと、現在までに 300件近い山林火災が発生していることがわかります。

同時に、上のアメリカの気温分布を見ますと、平年より気温が相当低い地域もとても多く、どうやら「気温分布がむちゃくちゃ」になっていることがわかります。

最近の

気温のカオス:パキスタンでは熱波で数百名が亡くなり、ニュージーランドは歴史的な寒波による氷点下の地域が広がる
 2015年06月24日

という記事にも載せました今後の予測を見ましても、今後のアメリカは地域によって、バラバラの、しかも、それぞれ激しい傾向となるようで、本来は夏は穏やかなアラスカは、かなりの高温と山林火災が続きそうです。

アメリカの2015年7月から9月までの気温の傾向の予測
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Weather Channel


なお、懸念されているのは、多発する山林火災による「永久凍土の溶解」とのこと。

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2015年06月24日


気温のカオス:パキスタンでは熱波で数百名が亡くなり、ニュージーランドは歴史的な寒波による氷点下の地域が広がる



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▲ 2015年6月23日のラジオ・ニュージーランド・ニュースより。


今の地球は、暑いところは暑さで大変なことになっていて、たとえば、パキスタンでは熱波により、6月24日の時点で 700名以上が亡くなるという事態となっています。


パキスタン 熱波による死者700人に
NHK 2015.06.24

40度を超える熱波が続いているパキスタン南部では、熱中症などによる死者の数がさらに増えて、およそ700人に上り、市民からは電力不足が原因だとして政府への不満が出始めています。

パキスタン最大の都市、南部のカラチでは、先週末から連日、気温が40度を超える熱波に見舞われ、熱中症などで体調を崩し、死亡する人が増え続けています。

地元州政府の保健当局によりますと、死者の数はさらに増えて、およそ700人に上り、およそ5000人が入院しているということです。



世界では他にも熱波の報道がいくつかありますが、たとえば、アメリカでも、今後の気温の予測として、干ばつが続くカリフォルニア州を含めた西海岸では熱波の傾向となることが報じられています。

ところが、この「アメリカの今年の気温予測」が今の世界を象徴しているようなものなのですね。そこに「ひとつの傾向がない」のです。

アメリカの2015年7月から9月までの気温の傾向の予測
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Weather Channel


上のように、ひとつの国の中でも「異常に暑い地域」と「異常に寒い地域」とに、わかれていまして、実際にはアメリカでは「平年より寒い地域が多い」という予測となっていることもわかります。

このように、何とも混沌とした気温分布の中の地球というような現在ですが、パキスタンで歴史的な熱波が発生している同じ時、南半球のニュージーランドでは、歴史的な寒波に見舞われています。

下は、6月23日のニュージーランドの朝の気温です。

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radionz

プカキという場所では、マイナス 19.8度を記録したそう。

ニュージーランドは、今、冬に向かっているとはいえ、上のように氷点下の気温が並ぶというようなことは滅多にななく、報道でも「非常に希だ」と述べています。ニュージーランドの気候と服装というサイトには、

ニュージーランドは、酷暑、厳冬のない温暖な気候に恵まれています。北部地域は亜熱帯、南部地域は温帯の気候区分に属します。

最も暖かい月は12月・1月・2月で、最も寒い月は6月・7月・8月です。

夏季の平均最高気温は摂氏20度〜30度、冬季は10度〜15度です。


とありますように、冬でも比較的温暖な気候の場所ですが、そこに、氷点下 20度。
主要都市のクライストチャーチでも、マイナス 3度まで下がったそう。

また、凍結と大雪によって、各地で大規模な停電や、交通網の混乱が起きているようです。

いずれにしても、温暖化にしても寒冷化にしても、「世界○○化」というように、世界を括るような気温傾向は今は見出すことができないかもしれません。

まさにカオスです。

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2015年06月20日


アメリカで十数年ぶりにペストでの死者



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Outbreak News


昨年あたりからは、動物の大量死にしても、人間のほうにしても、細菌やウイルスに関しての出来事が多く報道されます。

今のところ終息しています西アフリカのエボラ出血熱にしても、こちらはどうなるのかわからない韓国での MERS にしましても、ウイルスが絡んだ出来事が多いです。

特に、アメリカでは今年春、とんでもない数の鳥類が鳥インフルエンザで死亡しています。

米国アイオワ州で1600万羽以上への鳥インフルエンザの感染拡大により非常事態宣言
 2015年05月04日

2015年5月1日時点でのアメリカの鳥インフルエンザ感染状況
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TRIB LIVE


そんな中、アメリカで「ペストによる死者」が出たことが報じられています。

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▲ 2015年2月20日の 9news.com.au より。


アメリカでのペストの死者は、ものすごく珍しいことではないですが、それでも、Outbreak News によりますと、死者が出たのは 1999年以来のことだそう。

感染経路は、「げっ歯類(リス、ネズミなど)からノミによってもたらされた」とされていて、人から人への感染は確認されていませんので、これで終息すると思われますが、アメリカのペストの死者は、それなりに希な出来事ですので、報道をご紹介しておきたいと思います。



US man dies from plague, residents urged to avoid dead rodents
9news.com.au 2015.06.20

米国人がペストで死亡し、住民たちは死んだげっ歯類を避けるように促されている


過去十年以上のアメリカでは初めてと考えられるペストでの死者が発生したことが報じられている。

コロラド州デンバーのラリマー郡で、若い男性が 6月8日にペストによって死亡していたことが確認された。

保健当局は、まだ調査で同定されてはいないが、この男性は、死んだげっ歯類から離れたノミから病気に感染したと考えている。

ペストは感染したノミを介して広がるので、当局は地元で他の人へ感染が拡大している可能性は考えていないという。

しかし、ラリマー郡の当局は、地元の住民たちには、病気のげっ歯類や死亡したげっ歯類、そして、ネコ、ウサギなどとの接触を避けるように促していると声明を出している。

アメリカで最後に確認されたペスト感染は 1999年とされている。腺ペストが最も一般的だ。
ペスト患者そのものは、毎年平均7名がアメリカで報告されている。

最近の腺ペストの症例の約 80%は、リンパ節の腫れ、突然の発熱や悪寒、激しい頭痛、極度の疲労などを示している。

適切に診断され、適切に治療された場合の腺ペストの死亡率は 11%だという。


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2015年06月19日


アイスランドで全土で「羊」が原因不明の大量死。正確な数は現在なお不明



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▲ 2015年6月10日のアイスランドの報道より。



最近は、カザフスタンで、サイガ・アンテロープが前代未聞の大量死を起こしたりしたことをご紹介したことがあります。

カザフスタンのサイガ・アンテロープの大量死は「全生息数の半数」の12万7000頭に達して突然終息
 2015年06月10日

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The Wild Life


大型の哺乳類がこの規模で大量死を起こすのは、過去に事例はあることはあるかもしれないですが、ごく普通のことではないことも事実なような気がします。

そんな今の時代ですが、アイスランドでは、羊が各地で大量死を起こしたことが報じられています。

アイスランドの地方メディア
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mbl.is


原因はわかっていませんが、メディアでは、推定レベルとして、

・感染症
・噴火による影響


などを考えているようです。

噴火というのは、昨年長く噴火していたバルダルブンガ山のホルフロイン( Holuhraun )という場所での噴火を指しているようですが、この噴火は、

バルダルブンガの溶岩流の量がアイスランドの過去200年間の火山噴火で最大に
 2015年01月13日

という記事などでご紹介しましたように、噴火の期間が長かったために、溶岩寮が史上最大レベル、正確には 1783年のラキ火山の大噴火以来の溶岩流のレベルに達したことが報じられていました。

その長く続いた噴火が、羊の生態系に影響したのではないかということですが、ただ、噴火自体は3月に終息していますので、影響が出る時期が少し遅いような気はします。

アイスランド羊農協会の会長は、感染症の可能性を示唆しています。

現地の記事をご紹介します。

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Massive Unexplained Sheep Death Across Iceland
Grapevine 2015.06.10


アイスランド全土で羊が原因不明の大量死


現在、アイスランドで何百頭、あるいはそれ以上にのぼる羊たちが大量死を起こしているが、原因は、今のところ誰にもわかっていないようだ。

メディア RUV は、特に大量死が著しい場所として、アイスランド西部の一部や北部の一部地域を挙げている。

大量死は、アイスランドの広範囲に渡って発生しており、また、農家が懸念しているのは、羊の死の進行する速度が急速なことだ。群の半数が死亡したケースもある。

アイスランド羊農協会の会長は、病気の可能性も考えられるかもしれないと記者団に語った。
国立獣医当局は、死亡した羊から血液サンプルを採取し、分析を進めている。

現在まで、アイスランド全体で死亡した羊の正確な数はわかっていないが、非常に多くの数の羊が失われていると考えられる。


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2015年06月18日


北朝鮮で「過去100年で最悪の干ばつ」が進行・拡大していることが判明



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▲ 2015年6月17日の韓国 NewDaily より。


北朝鮮が深刻な干ばつ状況にあることが、北朝鮮の官営メディア、朝鮮中央通信や、国連世界食糧計画( WFP )の声明で明らかになりました。

その干ばつの状態は「100年ぶり」と表現されているほどのものです。

冒頭の韓国の報道では、見出しを「大干ばつ」としましたが、実際には、ハングルで「王干ばつ」と「王」という字が始めにつく表現となっています。

北朝鮮の黄海(ファンヘ)南道では、田植えした面積の約80%が乾いた状態になっていて、黄海北道でも、60%程度が乾いているそうで、北朝鮮の穀物状況が深刻になることは避けられないのかもしれません。

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韓国 NewDaily の報道をご紹介します。



NewDaily

北 "100年ぶりの「大干ばつ」で深刻な被害"

朝鮮中央通信が、北朝鮮の干ばつ被害地域の状況を報告
被害面積は 13億 5,069万平方メートル。主に黄海道、平安​​南道、咸鏡など穀倉地帯が被害


北朝鮮が 100年ぶりの大干ばつを経験しているとして、被災地の状況を紹介したことが注目を集めている。

朝鮮中央通信は 16日、「朝鮮各地の農村で 100年来の大干ばつにより重度の被害を受けている」と伝え、「6月8日現在、全国的に 44万1,560の田植えした水田で 13万6,200件の被害情報を受けている」とした。

朝鮮中央通信によると、干ばつの被害が最も深刻なのは黄海南北道、平安南道、咸鏡だという。

朝鮮中央通信は、「特に黄海南道では、田植えした面積の80%、黄海北道では58%の水田が乾いた状態に置かれている」とし、北朝鮮の他の地域には雨が降ったが、黄海道地域には雨がほとんど降らなかったと伝えた。

朝鮮中央通信は、「貯水池の水位が低くなり、川、河川がほとんど乾いた状態なので、コメだけでなく、トウモロコシなどの他の穀物作物にも大きな影響を及ぼしている」と主張した。

官営メディアの朝鮮中央通信が「 100年ぶりの王干ばつ」と喧伝し、干ばつの被害を深刻だと伝えた理由として、2014年以来、干ばつが続いている北朝鮮の穀倉地帯である黄海道と江原北部などで大きな干ばつ発生し、食糧供給が困難となったせいだと思われる。

気象庁によると、2014年から最近まで、黄海道と京畿北部、江原道をつなぐ朝鮮半島中部地域には、深刻なレベルの干ばつが続いているという。

一方、平壌 - 元山ラインの北朝鮮北部の地域は平年並みの降雨量を示しており、一部の地域では、昨年よりも多くの雨が降ったことがわかっている。


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2015年06月17日


熱波と寒波:アメリカ中西部で49度などを記録する中、オランダでは観測史上最低の気温を記録



2015年6月17日からのアメリカ中西部の3日間の気温予測
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Weather


2015年6月15日のオランダ各地の気温
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iceagenow.info


日本も天候がかなり荒れ気味となっていますが、世界全体を見ますと、気温も地域により、高い低いにかなりのブレ幅で「記録的なもの」となっています。。

上に載せましたように、この数日、アメリカ中西部では、通常より「 15度以上も気温が高い」という大変な熱波に見舞われているとのことで、カリフォルニアのデスヴァレー国立公園では、摂氏 48.9度(華氏 120度)を記録しています。

また、湿度も極端に低くなっていて、6月16日のラスベガスの湿度は 2%だったとか。

その一方で、ヨーロッパの一部地域では、異常な寒波に見舞われていて、オランダでは、6月としては、初めて「氷点下」を記録したことが報じられています。

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▲ 2015年6月16日のオランダ Telegraaf より。


いろいろとカオス気味ではあります。

オランダの報道をご紹介します。



Recordkou gemeten met zomer in zicht
Telegraaf (オランダ) 2015.06.16

夏を前に記録的な寒さが観測される

気象的には夏に入り始めているが、ここで今日のオランダの気温図を注意深く眺めてほしい。何と、昨夜は局所的に氷点下の気温を記録したのだ。

これは観測史上の記録となる。

最も低い場所では マイナス 4.1度を記録した。
これまで、6月中に、このような気温が記録されたことはない。

オランダ東部では凍結が見られたが、これまで春の終わり( 5月15日頃)以降に凍結が見られたことはない。

今日の夜も局地的に凍結の可能性がある。

6月17日の日中には気温は戻り、最高気温は、北部沿岸地域で 17度、南東部にかけては 25度となる見込みだ。


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2015年06月16日


フロリダのビーチで感染拡大している「人喰いバクテリア」 - ビブリオ・バルニフィカス



フロリダのビーチに掲げられた遊泳禁止の警告文
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Benchmark Reporter


アメリカのフロリダのビーチで、いわゆる「人喰いバクテリア」と呼ばれる、ビブリオ・バルニフィカスというバクテリアの感染者が続出していて、地元当局は警告を出しています。

冒頭の看板は、「遊泳禁止」と書かれた看板で、上部に WARNING と英語で、下段には AVISO (お知らせ)とスペイン語で、それぞれ遊泳禁止が告知されています。

地元の報道では、現在までに7名が感染していて、そのうち2名の方が亡くなっています。

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▲ 2015年06月12日の HLN Rare 'flesh-eating' bacteria hits Florida beaches
(珍しい「人喰い」バクテリアがフロリダのビーチを襲う)より。



ビブリオ・バルニフィカスは、場合によっては、重症になったり、致死性が高いことが特徴ですが、これは日本にもいるもので、Wikipedia には以下のような記述があります。

ビブリオ・バルニフィカス - Wikipedia

日本では1978年に症例が報告され、有明海や八代海沿岸での発症報告が多い。ヒトに経口または創傷感染して感染性胃腸炎や重篤な敗血症や中耳炎の原因になる。

肝疾患や糖尿病などの基礎疾患がある場合や免疫低下状態にある者が、夏期に海産物を生食することにより発症すると考えられている。

肝臓疾患患者や喘息などの治療で使うステロイド薬剤を使用している人、鉄欠乏性貧血などで鉄剤を内服している人、アルコールを大量に飲む人も重症化の危険度が高い。


健常である場合は、神経質になる必要はありませんが、何というか、最近は、動物の病気での大量死などを見ましても、細菌の宿主の関係にもやや異変が出ているという気もしまして(最近の韓国の MERS の感染力の高さなどもそう)、なんとなく懸念もあります。

まあしかし、人喰いバクテリアというより、体が健全な状態であれば、多くのバクテリアは無害ですので、適度な免疫力とで、多くの致命的な感染症は防げるのではないかとも思います。

しかし、アメリカの該当地に滞在されている、あるいは行かれるような方の場合は、一応この人喰いバクテリアの流行については念頭におかれてもいいかと思います。

現地のベンチマーク・リポーターの記事をご紹介します。



infectious flesh- eating bacteria swarms around the beaches of Florida – stay safe this summer
Benchmark Reporter 20105.06.14


フロリダのビーチ周辺に感染性の人喰いバクテリアの集団 - この夏を安全に


フロリダ州の保健当局は、フロリダのビーチで、7人が海水に宿る致命的な細菌に感染したことを報告した。 そのうち2人の方が、この感染性細菌が原因で亡くなった。

当局は、この「ビブリオ・バルニフィカス」と呼ばれる細菌により観光客の健康が脅かされることがないように、ビーチ訪問者に警告している。

フロリダ州保健局のスポークスマンは、「生の貝を食べた時に、ビブリオ・バルニフィカスに感染する可能性があります」と言う。

また、「これらは、暖かい海域で発見されているもので、傷などを持つ人は、海水との直接の接触を介してビブリオ・バルニフィカスに感染する可能性があります」とも述べた。

この細菌はまた食事を介して感染することもあり、その場合、比較的早く、腹痛、嘔吐や下痢の症状を示すことがある。

細菌が、開いた傷口を介して体内に入った場合は、皮膚組織に損傷を起こす可能性があり、致命的な壊死につながるおそれがある。

これは、免疫力の低下に起因する多くの合併症に直面している人々の場合は、厳しい症状や合併症を起こす可能性があるが、健康な状態である場合は、ごく軽い症状で終わることが知られている。

感染を避けるために、傷を持っている場合、海に入らないことを医師たちは強く勧めている。

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2015年06月12日


米国ハートランド研究所の科学者による「地震予測は必要ないのでは」 という意見を読んで



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▲ 2015年06月10日の PA Pundits より。


アメリカにハートランド研究所( Heartland Institute )という科学研究所があります。

ここは世界で最も「地球温暖化説に反対」している団体のひとつですが、このハートランド研究所の科学者の1人が、先日、冒頭のような「地震予測に否定的な見解」を述べる記事を書いていました。

最近のアメリカでは、地震予測に関心が高まっていて、また、日本でも、あるいは他の様々な国で、地震予測のニュースは日々取り上げられます。

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▲ 2015年06月10日の The Rakyat Post より。


しかし、現時点では、地震が発生する日時や場所について「きわめて曖昧な予測」なら、確かにある程度はできるものかもしれないですが、今の曖昧な地震予測は本当に必要かな、と感じる部分は私にもありました。

このアラン・カルバ( Alan Caruba )さんという科学者の記事を翻訳したいと思います。



Predicting Earthquakes. Not
PA Pundits 2015.06.10


地震の予測。否


スペース&サイエンス・リサーチ社( Space and Science Research Corporation )の代表ジョン・ケイシー氏は、『冷たい太陽:太陽の危険な”休止状態”が始まった( Cold Sun: A Dangerous ‘Hibernation’ of the Sun Has Begun! )』の著者でもある。

彼はこの本で、これからの気象サイクルに注意するように述べており、また、地球温暖化のデマにも注意するよう呼びかけているが、このことは多くの人には知られていない。母なる大自然は、地球が劇的に温暖化したと主張をするような山師に協力はしないだろう。

1998年からの太陽活動は、歴史上でも非常に少ない黒点数、あるいは少ない太陽嵐となっていて、このことから、地球は小氷期のような寒冷化に向かうと予測されている。

この 2008年1月4日から始まった太陽活動は、1755年に太陽黒点観測が開始されてから 24番目の太陽活動最大期で、サイクル24と呼ばれている。そして、サイクル24は、太陽個句点観測が始まって以来、最低レベルの太陽活動となりつつあることが記録されている。

さて、6月8日にスペース&サイエンス・リサーチ社からリリースされたニュースリリースを見て私は驚いた。そこには「アメリカで地震と火山噴火の脅威が増加」と書かれていた。なぜ驚いたかというと、率直にいえば、かつて、私も同じリリースを出していた可能性があるからだ。


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スペース&サイエンス・リサーチ社のニュースリリース


地震活動についての研究は、過去数十年に渡って行われてきたが、アメリカ地質調査所( USGS )でさえ、地震がいつどこで発生するかの予測について言及したことはない。

アメリカ地質調査所が伝えられることは、過去に大地震があった特定の地域の研究に基づいて、科学者たちが、その地域での大地震の発生する確率を計算すること、そして、岩石に蓄積した歪みの速度の率を計測して発表することだけだ。

要するに、アメリカ地質調査所でさえ、地震がいつどこで起きるかの予測に役立つ情報はほとんど持っていないということだ。

スペース&サイエンス・リサーチのニュースリリースの内容は、代表者のジョン・ケイシー氏が、アメリカ連邦緊急事態管理庁( FEMA / フィーマ)のクレイグ・ヒューゲイト( Craig Fugate )長官に送った手紙についてのものだ。

そこには「アメリカの地震の数や火山噴火の記録から、壊滅的となる可能性のある期間を記載」した内容が開示されている。

ケイシー氏の手紙の概要を少し書き出そう。

「太陽エネルギーが信じられないほど劇的に減少していますが、これは、地球を数十年に渡っての寒冷期に導くだけではありません。同時に、モンスター級の地震や、記録的な火山噴火による地理的荒廃をもたらすのです」

他の科学者たちも、これについては同様の結論を導いている。数年後、すべての地球温暖化と気候変動説は一蹴されるだろう。

私は、同僚でもあるハートランド研究所の科学ディレクター、ジェイ・レアー博士にこの件について尋ねた。彼の反応と態度は非常に率直だった。

彼はこう述べた。

「私も読んだが、非常に懐疑的だと思っている。緊急事態管理庁は、マスコミの方を向いているような感じだ。もちろん、彼等が間違っていたとしても、誰も動揺しないだろう」

「害はないだろうし、反則というわけでもない。既知の地震帯で地震に対して準備をすることは理にかなっている。しかし、恐怖を作り出す必要はないだろう」

私はすべての人々に、このレアー博士の懐疑的な見方をお勧めしたい。

このアメリカで大地震は起きるのか。

その答えは明らかにイエスだ。

中央ミシシッピー川流域で発生し、遠く離れたニューヨークやワシントンD.C.などでも揺れを感じた巨大地震群だったニューマドリッド地震は、アメリカ合衆国の歴史の中で最大の地震だ。

このニューマドリッド地震では 1811年12月16日から 1812年3月まで続き、中央中西部で 2,000回以上、震央では 6,000から 10,000回の地震が記録されたとされる。

そのような過去がある以上、可能性はあるのだ。

しかし、次の新しい大地震や火山噴火がいつ発生するのかということについて、その答えを持っている者は誰もいないと私は考える。


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2015年06月10日


カザフスタンのサイガ・アンテロープの大量死は「全生息数の半数」の12万7000頭に達して突然終息



サイガ・アンテロープ
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毎日2万7千頭ずつ死亡していく修羅場の中で

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▲ 2015年06月05日の The Wild Life より。


先月、

カザフスタンで絶滅危惧種のサイガ・アンテロープが「たった数日間で8万頭以上の謎の大量死」
 2015年05月26日

でご紹介しました、カザフスタンでのサイガ・アンテロープの大量死は、12万7000頭が死亡した時点で、連続死が「突然」終息したと報道されています。

しかし、その間に「毎日 2万7000頭ずつ死んでいく」という壮絶な状況が展開していたようです。

下の写真は、カザフスタンの生物多様性保全協会の会長、ステフェ・ズツァー( Steffen Zuther )氏が撮影したもので、これは群のすべてが死亡した状況です。

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・The Wild Life

記事には、「母親のお腹の上に横たわって子どもたちが死んでいる」とあります。

サイガ・アンテロープは絶滅危惧種ですが、全世界の生息数は 25万頭程度とされていて、今回の大量死の数 12万7000頭は、その半数が死亡したということになります。

大量死の原因ですが、冒頭のワイルド・ライフの記事によりますと、現時点では、科学者にも「謎」とされています。

最も可能性が高いのが、パスツレラ症といわれる感染症、あるいは、クロストリジウム属という細菌が原因ではないかとされていますが、あまりにも膨大で急速な大量死であり、そのあたりに関しては、現時点では「謎」となっています。

そして、さらに不思議だとして書かれていることは、それまで毎日のように2万頭以上が死亡し続けていたのに、「ある日、突然大量死が停止した」ことです。

感染症ならもう少し余韻のある終息の仕方をしそうですが、このあたりも謎といわれるところかもしれません。

最近は大量死が多いといえば多いですが、このサイガ・アンテロープの大量死は、その原因なども含めて、いろいろと考えさせられる出来事のひとつといえそうです。

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