2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。



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2015年08月07日


サイクロンとモンスーンにより、インド、パキスタン、ミャンマー等で数百万人が洪水で避難を余儀なくされている



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CNN


南アジアで、サイクロンとモンスーンによる豪雨が続いていて、洪水による大きな被害が出ています。

この地域は洪水は多いですが、しかし、これほど広範囲の国と地域に渡り大規模な洪水が継続することは、それほどないことだと思われます。

CNN が写真つきで報道していましたので、ご紹介したいと思います。



Flooding in Asia displaces millions; death toll rising rapidly
CNN 2015.08.06


アジアの洪水が数百万人を移動させ、また、死者の数は急速に上昇している


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▲ インド・マニプール。2015年8月1日。インドでは、少なくとも 1000万人が洪水の影響を受けたと見られる。


サイクロン「コーメン( Komen )」の余波と、激しいモンスーンでの雨が、インド、バングラデシュ、そして、他の南アジア諸国で激しい洪水を引き起こし続けており、現在までに数百人が死亡し、数百万人が避難を余儀なくされている。


インド

インドでは、マディヤプラデシュ州で、乗客1,600名が乗った登校中の電車が洪水で脱するなど、インド当局によれば、少なくとも 192人が亡くなっている。


脱線した電車
trail-india.jpg
BBC


西ベンガル州では、数十万人の人々が、救援キャンプに移動した。
コルカタでは、83人が洪水で亡くなった。




パキスタン

洪水は、パキスタンでも大きな被害を出している。
人道援助団体の発表によれば、パキスタンでは、洪水のために 86名が死亡したという。


pakistan-002.jpg

▲ パキスタン・ペシャワール近くの村。2015年8月2日。この地域では、数百万人が洪水の影響を受けた。



ミャンマー

国連人道問題調整事務所( OCHA )によると、ミャンマーでは、8月6日までに、25万 9,000人が洪水の影響を受け、69名が死亡している。


Myanmar-flood-2015.jpg

▲ ミャンマー・カレー。2015年8月2日。


国連によれば、各国とも、モンスーンの影響が今後も継続することもあり、時間の経過と共に、死者、被害状況が深刻化することが懸念される。



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2015年08月06日


ロシア南部でイナゴの大発生により非常事態宣言が発令:広大な農地に壊滅的な被害



イナゴに覆い尽くされたロシアのエセントゥキ
russia-inago-top.jpg
sevkavportal.ru


7月の終わり頃、「今年は虫が少ないなあ」と書いていたような記事がありましたが、この「虫が何となく少なく感じられる」というのは継続中であります。もちろん「何となく」以上のデータがあるわけでもなし、そんなこともないのかもしれないですし。

そんなところに、ロシアで「虫の大発生」のニュースが大きく報じられています。

イナゴ(バッタ)です。

ロシアといっても、相当南部地域で、冒頭の写真の場所は下の位置にあります。
この周辺のかなり広大な範囲で、イナゴが大発生しているようです。

エセントゥキの場所
Yessentuki-map.gif
Google Map


報道では、非常事態が宣言されたとあり、農業などを含めて、大きな被害が出ているようです。

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donbass.ua


それと、何だかこの地方はおかしななことになっているようで、イナゴと共に、「カゲロウの大発生」も起きているようです。

russia-bug-03.gif
ngzt.ru


イナゴの被害について CNN の記事をご紹介します。



Locust swarms plague southern Russia
CNN 2015.08.05


イナゴの大群がロシア南部を苦しめている


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何百万匹というイナゴの大群がロシア南部の農地と作物を荒らし回っており、ロシア当局は、非常事態宣言を発令した。現在までに、少なくとも 80万ヘクタールの広大な領域のトウモロコシや田の作物が影響を受けており、全体の 10%は作物が全滅した。

イナゴの大きさは 8センチメートルから、大きなものでは 12センチほどのものもいる。

地元当局者の話によれば、ロシア南部のこの地域でこのようなイナゴの大発生は、少なくとも 30年間はなかったという。

地元でトウモロコシを栽培している農家のピョートルさんは「バッタは、トウモロコシの葉から軸からすべて食べてしまった。もう何もありません」と嘆く。

ロシア国営テレビは、この原因について、ロシア南部で平年に比べて高い気温が続いていることに加えて、最近、洪水が起きたこともバッタの大発生と関係しているのではないかと説明する。

ロシア農業省は非常事態を宣言したが、有効な対策を見いだしていない。イナゴの群れは、食べ物を求めてロシア南部を高速で移動していて、南部の他の地域にも被害が広がっていく可能性があるという。

しかし対策のない今は、このイナゴの大群の被害をただ見ているしかないのが現状だ。

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2015年08月05日


オーストラリアのタスマニア島で 30 年ぶりの大規模な降雪



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▲ 2015年08月03日のオーストラリア 9NEWS より。


オーストラリアのタスマニア州で、約 30年ぶりに積雪を伴う降雪がありました。

tasmania-snow-02.jpg


タスマニア州ホバートの位置
tasmania-map.gif
・Google Map


前回の降雪は、1986年だったそうで、当地としては、これだけ積もるのは珍しいことのようです。

tasmania-snow-03.jpg


tasmania-snow-05b.jpg


子どもたちは、おそらくは生まれて初めての雪遊びを満喫したようです。

tasmania-snow-07.jpg
YouTube


今年のオーストラリアの周辺は、例年にくらべてかなり低い気温が続いていますので、今後もこのような、雪のあまり降らない場所での降雪のニュースが多く出るかもしれません。

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2015年08月04日


地震が極めて少ないオーストラリアで進行する地質の異変 : 同国史上2番目の規模の地震発生と、数日間で11回の連続した地震



rare-au-eathquake.gif

▲ 2015年08月04日の Strange Sounds より。


au-eq-15.gif

▲ 2015年08月03日のオーストラリア Fraser Coast Chronicle より。


以前、

消された地震:M8.1の地震が日本で起きた30分後にオーストラリアで発生したM4.0の地震データが翌日インターネット上からすべて消滅
 2015年06月02日

という記事で、オーストラリアで、マグニチュード 4.0 の地震が発生したかもしれないことについて書きましたが、日本ではマグニチュード4程度なら、ほぼ毎日起きている程度の地震ですが、オーストリアはとにかく地震が少ない国で、

「ほとんど地震が起きない国」

と言ってもかまわないと思います。

たとえば、下は8月に入ってから、日本で震度が記録されたすべての地震です。

2015年8月1日から8月4日までの地震
jp-eq-august.gif
Yahoo! 天気・災害


この数日だけでも、日本ではマグニチュード4以上の地震が5回起きていますが、このようにマグニチュード4くらいの地震は、日本ではありふれた現象です。

しかし、オーストラリアでは、マグニチュード4以上の地震が起きることは、ほとんどありません。

まして、マグニチュード5以上の地震となると、本来なら、何十年に1度だとかというような出来事だと思われます。そのために、上のオーストラリアの報道のように、マグニチュード5以上の地震が発生したことに対して「原爆 15 個分に相当する地震」というような大げさな見出しとなったりするようです。

たとえば、オーストラリアの歴史で、史上最悪の被害を出したのが、今から 26年前の1989年に発生したニューカッスル地震という地震ですが、この地震の規模がマグニチュード 5.6 でした。

そんなわけで、本当に地震が少ない国だったはずのオーストラリアに異変が起き始めています。

2012年6月に、マグニチュード5.2
2013年6月に、マグニチュード5.6
2015年2月に、マグニチュード5.1


など、次第に、毎年のようにマグニチュード5程度の地震が発生し始めるようになってきていたのですが、現在のオーストラリアは、今年の 7月28日からのこの数日間で、

数日間のあいだに、マグニチュード5以上の地震が3回。その他にも、マグニチュード2以上の地震が合計11回発生している

という事態となっています。

下は、オーストラリア連邦政府当局が管轄する、地球科学機構( Geoscience Australia )の地震データです。

2015年7月28日から8月3日までのオーストラリアの地震
au-geoscience-0803.gif
Recent Earthquakes


上のマグニチュード 5.7 の地震は、オーストラリアの歴史の中で、2番目に規模の大きな地震です。オーストラリアの歴史の中で、最も大きな地震は、1918年に起きたマグニチュード 6.0 の地震だそう。

下が、7月28日から、オーストラリアとその周辺で発生している地震です。
丸の大きさがマグニチュードと比例します。

au-india-earthquake.gif
Recent Earthquakes


先日の記事、

インド・オーストラリア・プレートの境界線に近いパプア・ニューギニアの首都ポートモレスビーで、巨大な亀裂が家々を飲み込む

に載せました「インド・オーストラリア・プレート」に沿って活溌な地震活動が起きていることがわかります。


インド・オーストラリア・プレート
india-australia.gif


これまで緩慢だったインド・オーストラリア・プレート周辺の地質の変化がここに来て急激に大きくなってきているのかもしれません。

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2015年08月03日


青ではなく真っ赤だった2015年の「プルームーン」



ギリシャで撮影されたブルームーン
blue-moon-top.jpg
Spaceweather Realtime Image Gallery


2015年7月31日は、いわゆる「ブルームーン」が見られた日でした。

ブルームーンとは、THP の説明をお借りすれば、


7月31日は、数年に一度の「ブルームーン」だ。国立天文台によると、午後7時43分頃に、最も丸い満月が見られるという。

ブルームーンとは、ひと月に2度現れる満月のこと。実際に青い月が見られるわけではないが、「Once in a blue moon」という英語の慣用句が「非常にまれな」という意味を表すように、次にブルームーンを見るには、3年後の2018年1月まで待たなければならない。



というわけで、「青」を意味するわけではないですが、それにしても、今年のブルームーンは、世界のどこでも「赤い月」ばかりだったようです。


ブラジルで撮影されたブルームーン
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Blue Moon Rising Over The Southern Atlantic


ハンガリーで撮影されたブルームーン
blue-moon-hungary.jpg
Spaceweather Realtime Image Gallery


米国ワイオミング州で撮影されたブルームーン
us-blue-moon.jpg
Blue Moon


ギリシャのアテネ国際空港で撮影されたブルームーン
blue-moon-red2.jpg
Full Moon And The Air Traffic Control Tower


米国ニュージャージー州で撮影されたブルームーン
nj-moon.jpg
AFP


ふむふむ、と何となく納得して赤い月の数々を眺めたのでした。

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2015年08月02日


イランのバンダルマズハーで高温の世界記録に近い熱指数「摂氏 74 度」が記録される



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▲ 2015年07月31日の米国ワシントンポストより。


日本は現在、猛暑だ猛暑だと毎日騒がれていますが、37 ℃とか 39 ℃とかで騒いでいると、中東の人たちに申し訳ないかもしれません。

あちらは現在、「毎日 50 ℃越え」の地域が続出しています。

暑さを示す基準のひとつに「熱指数(Heat Index)」というものがあるのですが、7月31日に、イランのバンダルマズハーという町で、摂氏 74 度という現時点までの地球での記録に並ぶ程の熱指数が記録されたことが、世界中のメディアで報じられています。

バンダルマズハーの位置
Bandar-Mahshahr-map.gif
Google Map


74度の熱指数を記録したバンダルマズハーの様子
iran-heat-01.jpg
AP


熱指数というのは、大気の気温と相対湿度から計算されるもので、つまり、昔でいう「不快指数」みたいなものですかね。

熱指数に関しては、公式記録ではないですが、2003年にサウジアラビアのダーランというところで、華氏 178 度( 摂氏 81 ℃)を観測した記録があるそうで、今回のイランの熱指数は、非公式では歴代2位となり、公式記録としては、今回のものが観測史上1位ということになるのかもしれません。

実際の気温のほうも 50 ℃に達しているところもあり、そして、この一種、気のふれたような猛暑はイランだけではなく、中東の各地域に広がっています。

50℃の表示までの温度計が振り切れています
50-iran-02.jpg
Weather Channel

下は 8月2日のイラン周辺の中東各地の気温ですが、えらいことになっていることがわかります。

iran-heat-02.jpg
Weather Channel


イラクでも 7月30日に、首都バグダッドをはじめとして、いくつかの地域で気温が摂氏 50 ℃を記録しており、なかなかとんでもない気温状況となっているようです。

7月30日に気温50℃を記録したバグダッドの様子
iraq-melon.jpg
Weather Channel


なんか、スイカみたいなのを売ってますけど、この炎天下に並べておくと、ものすごく熱いスイカになってしまうのではないでしょうか・・・。冷蔵庫が欲しいところです。

このように異常といっても構わない暑さに見舞われている場所がある一方で、観測史上で「最も寒い夏」を向かえているような場所もたくさんあります。

パプアでは異常な寒さが続き、農業がダメージを受けて、何万人もの人々が飢餓に苦しんでいることが報道されています。

アイスランドでは、7月の気温が観測史上最低で、10日ほど前には「真夏の雪」が降っています。

iceland-cold-2015.gif

▲ 2015年08月01日のアイスランドの Iceland Review より。


南米も、「ペルーに襲来した数十年で最大の寒波によりアルパカとビクーニャ25万頭が死亡」などで記事にしていますが、とんでもない寒波に見舞われているところがあり、非常事態宣言が出されている地域もあります。

暑いにしても寒いにしても、「普通ではない」天候と気温に見舞われる地域がどんどん増えていっています。

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2015年08月01日


マレーシア機の残骸(かもしれない)物体が発見されたレユニオン島で、その翌日にこの島の火山が大噴火



Reunion-eruption-top.gif

▲ 2015年07月31日のロシア RT より。


アフリカ大陸の西にあるレユニオン島という小さな島が今、話題となっています。

それは下のようなニュースが報じられたことによります。


不明のマレーシア機か、レユニオン島で残骸発見
TBS News 2015.07.30

reunion-mh370.jpg

1年以上消息不明となっていたマレーシア機の可能性がある残骸が見つかりました。

インド洋・マダガスカル近くのレユニオン島で、飛行機の翼の一部とみられる残骸が見つかりました。マレーシア政府は、去年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便の可能性があるとして、調査チームを派遣しました。

また、マレーシアの副運輸相は、「残骸が行方不明機と同じボーイング777であることはほぼ確実」と述べています。



こういうことで話題となりましたこの島で、その残骸が見つかった翌日に、この島にある火山が噴火したというのが冒頭のニュースです。

ちなみに、このレユニオンの場所は下のようにマダガスカルのすぐ近くです。

レユニオン島の位置
reunion-map.gif
・Google Map


地理的にはアフリカなんですが、この島の所属は、レユニオン - Wikipedia によりますと、

レユニオン(Réunion)は、フランス共和国の海外県ならびに海外地域圏である。

ということで、ここはフランスなのでした。

公用語はフランス語で、フランス都市部からは、電話も国際番号が不要という「完全なフランス」。

それはともかく、このレユニオンにあるピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ火山( Piton de la Fournaise )が、マレーシア機の残骸かもしれないものが見つかった翌日に噴火したのですね。

噴火するピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ

Pitondela-Fournaise-01.jpg
CultureVolcan


Pitondela-Fournaise-02.jpg
Imaz Press Reunion


まあ、単なる偶然であるにしても(あるいは偶然ではないにしても)、いろいろな思惑も乱れ飛んでいたマレーシア機の失踪事件が1年半ぶりくらいに掘り起こされたその翌日に「その場所で噴火」というのは、確かに示唆的ではあります。

それにしても、火山の噴火が本当に増えています。

7月22日から 28日の5日間だけでも、世界中で 20以上の火山が新たに噴火したか、あるいは現在、噴火の兆候を見せています。

日本のいくつかの火山を含めて、スタンバイ状態にある火山が世界中に控えている状況のようです。

地球の火山活動が新しい段階に入っている感じがします。

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