2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。



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2015年09月30日


カリフォルニアの貯水池が一晩で干上がり、死んだ魚が干からびた湖底に残されるという現象が発生



一晩で干上がったマウンテン・メドウズ貯水池

california-dry-top.gif

▲ 2015年09月24日の米国 CBS News より。



元のマウンテン・メドウズ貯水池の光景

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Strange Sounds



カリフォルニアにあるマウンテン・メドウズ貯水池( Mountain Meadows reservoir )という貯水池が「一晩で干上がる」という現象が起きたことが報じられていました。


魚が多数干上がった湖底で死んでいることから考えますと、逃げる間もなく、わりとあっという間に大量の水が消えたようです。


california-lake-01b.jpg



california-dry-02.jpg



マウンテン・メドウズ貯水池の場所

Mountain-Meadows-reservoir.gif
Google Map



カリフォルニアは、過去記事、


カリフォルニアの干ばつは「過去1200年で最悪」であることがアメリカ地球物理学連合の調査で判明


などでもふれているように、極度の干ばつが進行していて、それは一向に治まる気配を見せていない上に、最近の NASA の人工衛星 GRACE による観測では、カリフォルニアの干ばつは「地下にまで及んでいる」ことがわかっています。

下は GIZMODE の記事からの抜粋です。



米国の干ばつは地中にまで及ぶ。NASA発表の地図で一目瞭然


今年米国カリフォルニア州などの西海岸地域では暑く乾燥した気候が続き、山火事も多数発生しました。でもこの干ばつの深刻さを理解するには、地中の状態まで見る必要があります。干ばつに襲われた地域では、地面の中まで恐ろしく乾燥しているんです。

NASAが人工衛星GRACE のデータと地上で計測したデータを元に、土壌と地下水の水分保有状況をマップ化しました。

このマップでは、今年9月の土壌の水分保有量を1948年〜2012年の平均値と比べており、平均値より乾燥度が高ければ高いほど赤っぽい色が濃くなっています。




とあり、その「土壌の水分保有量」を示した地図が下のものです。


us-drought-sole.jpg


カリフォルニア周辺が極端に土壌の水分が少ないことがわかります。

これを見ると、アメリカ東海岸だとかフロリダとかの土壌の乾燥もかなりのものであることもわかりますが。


このようなカリフォルニアの土壌が極端に乾燥しているという現状はありますが、だからといって、「一晩で豊富な水が消滅する」というのは、やはり、謎の現象ではあります。

また、これは単に謎の現象というだけではなく、厳しい干ばつ下のカリフォルニアで、ただでさえ非常に貴重な「水」が消えていくという現象でもあり、今後のカリフォルニアでのこの「水の現象」は気になります。


アメリカ CBS ニュースの記事をご紹介します。




California Lake Mysteriously Runs Dry Overnight, Killing Thousands Of Fish
CBS 2015.09.24


カリフォルニアの湖が「一晩で干上がる」という謎の現象。数千匹の死んだ魚が残された


california-lake-dry-3.jpg


北カリフォルニアの貯水池が一晩で干上がり、数千匹の魚が死んだ件に関して、住民たちはその理由を模索している。

釣りの穴場として知られるマウンテン・メドウズ貯水池では、多くの魚が干からびた湖で死亡して横たわっていた。

住民のひとりは「見てくれ。どこもまだ湿っているだろ。ここにはすべて水があったんだ」と私たちに語った。

人々は、先週の土曜日(9月19日)までは釣りをしたと言うが、その後、一晩で、貯水池の水は干上がったという。住民たちもこんな光景を見るのはこれが初めてだと言う。

魚たちが逃げる間もなく死んでしまったということは、土曜日以降に急速に水が消失したことが考えられるのかもしれない。

問題はそれだけではない。

たとえば、地元の電力会社パシフィック・ガス&エレクトリック社は、この貯水池の水の権利を所有しており、水力発電にそれを使用しているが、この干ばつの状況で、貯水池の水が失われたことは大変に厳しいという。

また、住民たちは、同じような現象が、干ばつの最中のカリフォルニアの他の地域でも起きるのではないかと懸念している。


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2015年09月28日


西太平洋で101年ぶりに「ハリケーンの発生がゼロ」だった2015年



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▲ 2015年9月23日の Weather.com No Hurricanes in Western Atlantic Yet for First Time Since 1914 より。



通常多くのハリケーンが発生するカリブ湾やメキシコ湾を含む西大西洋で、今年、9月22日までにハリケーンの発生が「ゼロ」という事態になっています。

これは 1914年以来ということですので、101年ぶりの出来事です。

いろいろな原因はあるのでしょうが、エルニーニョなどにより、大気の状態が異常なほど乾燥していることも関係しているようです。

このことに関して、アメリカの Weather.com の記事をご紹介しようと思います。



No Hurricanes in Western Atlantic Yet for First Time Since 1914
Weather.com 2015.09.23


1914年以来、初めて西大西洋でのハリケーン発生数が「ゼロ」に


大西洋の熱帯低気圧の流域は、2015年のこれまで、いくつかの熱帯低気圧を見た。


しかし、今年はその多くがハリケーンにはならず、特に、西大西洋では、ハリケーンになったものが記録されていないのだ。


アメリカ国立ハリケーンセンターの専門家エリック・ブレイク( Eric Blake )氏は、この時期に、大西洋西部の 55度線上においてハリケーンが発生しないことについて、ツイッター上でとコメントした。



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Twitter



ブレイク氏は、カリブ湾とメキシコ湾を含む西部大西洋で 9月22日までの時期にハリケーンが発生しないのは 1914年以来 101年ぶりのことだと述べた。


ブレイク氏は、大西洋の熱帯地域の降水量の不足と、大気中の水分の不足に関しての異常を表すグラフを示す。メキシコ湾からカリブ海への海域での極端な水分の不足が見られているという。


ハリケーンは、暖かい海の水から空気中に蒸発させる、熱帯の湿気で成長する。そのため、大気の乾燥は、ハリケーンの形成に有害となる。

ハリケーンの少ない原因として、エルニーニョも部分的に関係している。現在のエルニーニョは、太平洋の温暖化を特徴としており、一般的に西部大西洋に対しては不利な風のパターンを作ることが知られている。



2015年8月1日から9月15日までの西太平洋の海水面温度

el-nino-atlantic.jpg


いっぽうで、太平洋は暖かく活動も活溌で、大気中の水分も平均を上回っていた。


そのため、東部太平洋では9つのハリケーンが発生したが、西大西洋はそこに隣接しているにも関わらず、ハリケーンの発生は「0」だ。


エルニーニョは今後も継続すると予測されており、西太平洋の大気の乾燥の状態に変化が見られないことから、西大西洋でハリケーンが発生しない状況は続くと考えられる。



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2015年09月26日


台湾のデング熱の爆発的流行が過去最悪に。患者は1日600人のペースで増加し続けている



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▲ 2015年09月24日の中国人民網より。


台湾で、蚊が媒介するデング熱が過去最大の流行となっています。

ここ最近、世界では爆発的にデング熱の流行が拡大していて、昨年は、マレーシアで、平年の4倍の患者数が出て、緊急事態となったりしていました。


2014年2月のマレーシアのメディア

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Channel News Asia



デング熱は、致死率は高くないのですが、その「症状」が激しいのです。

例えば、In Deep の「病気の時代…」という記事で、インドを旅行している際に、デング熱に感染した日本人の方の文章をご紹介したことがあります。



デング熱の恐怖 緊急処置 より

痛みはだんだん増してきた。歯が痛み、頭が痛み、肘、膝、骨、背中、皮膚の腫れぼったい痛みと痒み。

全てが同時に襲いかかってくる。

デング熱の別名は、「Break Bone Fever」。その名の通り、骨が折れるような痛みが続くのだ。出血熱になるとなおさら強まる。

右腕がだんだん真紫に変色していき、そのエリアがどんどんひろがっていくのだ。

紫色への変色原因は、血圧計だった。毎朝、血圧が測定される。血圧計の圧迫だけで、腕の毛細血管や筋肉組織がことごとく切れてしまっていたのだ。




なかなかすごい症状だと思いませんか。

これが台湾で爆発的に増えている。

下の BBC 中国の記事のように、現在の台湾では、


1日 600人の患者が発生


したりしているようなのです。


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BBC 中国



特に、台湾南部は大変なことになっているようで、新華社によれば、台南市では、増え続けるデング熱患者に、病床が不足してきているようで、台南市の病院では、緊急以外の入院患者の引き受けを一時停止するという事態になっています。


デング熱の流行地域は拡大する一方ですが、日本も射程圏に入ってきています。


冒頭の報道の内容の概要をご紹介します。



台湾今年入夏以来42人死于登革热 是去年1.5倍
人民網 2015.09.24


今年に入り、台湾で42人がデング熱により死亡。これは昨年の1.5倍にあたる


9月24日の台湾「中国時報」によると、台湾で、17人がデング熱で新たに死亡したことを受けて、今年の夏の台湾のデング熱の死者数が 42人に上ることを報告した。

これは、昨年の台湾の死亡者数の 28人から大幅に上昇し、過去最悪となった。

死亡するのは、高齢者や、慢性疾患を持つ人々に多い。

患者数も、今年はすでに 1万5282人に達しており、統計が取られて以来最悪だ。

感染者は台湾南部に集中しており、台南市で 9,796人、高雄市で 1,265人などとなっている。

台湾のデング熱の統計は 2002年に始まった。

台湾でのデング熱の死亡率は 0.1%〜 0.8%となっている。

台湾当局は、この流行を「新しい流行の始まり」と見ており、現在なお新しい感染者が次々と出ている中で、警戒感を募らせている。


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2015年09月25日


トルコ西部とギリシャのスコペロス島で壊滅的な洪水が発生



ギリシャ・スコペロス島。洪水で海に流される車

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▲ 2015年09月23日のギリシャ efimerida sporades より。



9月22日、ギリシャ東部からトルコ西部にかけて、豪雨による激しい洪水が発生して、特にギリシャの観光地として名高いスコペロス島と、トルコのボドルムでは、壊滅的な洪水となりました。


ギリシャのスコペロス島は、紀元前4世紀のローマ時代の浴場跡や紀元前5世紀のギリシャ神話の女神アテナを祭った神殿などが残されている、紀元前から続く文明の痕跡が残されている場所でもあります。


スコペロス島とボドルムの位置

skopelos-map.gif
Googla Map



このふたつの地域で数時間内に相次いで洪水が起こり、報道を読んだ時点では、正確な被害の数字は出ていない時でしたが、、相当数の建物や車両が被害を受けたようです。


下の動画は、トルコのボドルムで、川と化した道路で、濁流に流される車などの様子です。






洪水の写真を、Strang SoundsTA NEA など、いくつかの報道から載せておきたいと思います。



ギリシャ・スコペロス島 / 9月22日

skopelos-2.jpg


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(参考写真)ふだんのスコペロス島

greece-skopelos.jpg
ciatr.jp




トルコ・ボドルム / 9月22日

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Bodrum-02.jpg


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2015年09月22日


中国南西部で「100年に1度の被害」と報道される大洪水。死者行方不明22人、倒壊家屋800軒、流出車両600台



yungnan-100-floods.gif

▲ 2015年09月21日の legaldaily.com.cn より。



中国の雲南省で、9月15日頃から降り始めた豪雨によって未曾有の大洪水が発生していました。


洪水で流された車両

Yunnan-floods-01.jpg



Yunnan-floods-02.jpg
People's Daily,China



Yunnan-floods-03.jpg
新華社



この洪水で、7人が死亡し、15人が行方不明となっていると共に、800軒以上の家が倒壊し、600台以上の車が流されたとのこと。

その中でも、冒頭の写真の雲南省「華坪県」(かへいけん)というところでは、甚大な被害となり、犠牲者の多くが華坪県でのもののようです。


kaheiken-map.gif
Google Map


洪水発生時の華坪県の様子

yunnan-floods-04.JPG



yunnan-floods-05.jpg
sina



冒頭の報道は昨日のもので、洪水は収束したようですが、後片付けが大変なことになっているようです。

このあたりは、茨城の大洪水被害の現状などを見ましても、とてつもない洪水被害では、復旧までに大変な時間がかかることが示されています。


なお、イランでも壊滅的な洪水が発生していて、11名が亡くなったことが、イランのメディア、プレスTV により伝えられています。


9月18日のイランの洪水

iran-floods-2015.jpg
THE WATCHERS


どうも世界的に「大洪水の時期」というものを迎えているような気配はあります。

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2015年09月20日


カリフォルニアで発見された「青い肉」を持つイノシシ(やや閲覧注意)



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▲ 2015年09月12日の米国ビジネス・インサイダーより。



青い顔のクマに続き、「青い肉」のイノシシが


最近の北米大陸の西海岸方面では、いろいろと「変わったこと」が起きている感じがあります。


8月下旬には、アメリカ西海岸のオレゴン州の広範囲で「紫色の波が打ち寄せる」ということが報じられていました。当時は原因がわからないということになっていることを、


米国オレゴン州沿岸に押し寄せ続ける「原因のわからない紫色の波」


という記事でご紹介しました。


8月26日のオレゴン州 ネスコウィンの海岸に打ち寄せる紫の波

neskowin_purple-3.jpg
Beach Connection.net



その後、オレゴン州のすぐ北に位置するカナダのミッション市という場所で、「顔だけ青いクマ」という、何だか理解しづらい生命が撮影されました。

これは、


カナダのミッション市で撮影された「青い顔」を持つ黒い熊


という記事でご紹介しました。


9月2日にカナダ・ミッション市で撮影されたクマ

10blue-bear-top2.jpg
Black Bear with Blue head near Silvermere Lake is Mission, BC



そして、9月11日。アメリカのカリフォルニア州のモーガン・ヒルという場所で、


青い肉を持つイノシシ


が発見されたことが報じられたのでした。


カリフォルニア州モーガン・ヒルの場所
morgan-hill-map.gif
Google Map



牧場の人が、牧場周辺をうろついていたイノシシを銃で撃った後、解体しようとすると、その肉は明るいブルーだったのでした。正確には、「脂肪の部分がすべて青で、赤身の部分や血液の色は通常の色だった」とのこと。

そして、このイノシシは直前までは生きていたのですから、つまり「青い肉を持ち生きていた」ということになりそうです。

最近、「青」に関係する奇妙な話題がアメリカで続きますが、青の意味とは何でしょうかね。

今回は冒頭のビジネス・インサイダーの記事を写真と共にご紹介します。


なお、青いとはいえ、イノシシの死体の肉ですので、写真は小さめにしておきます。拡大して見られたい方は写真をクリックすると拡大して表示されます。




A wild pig with bright blue flesh was found in California − and no one knows why
Business Insider 2015.09.12


カリフォルニアで明るいブルーの肉を持った野生のイノシシが発見される。そして、誰もその理由を知らない


カリフォルニア州モーガン・ヒルの牧場の夫婦は、牧場の外で歩き回っている野生のイノシシを見つけた。彼らは、このイノシシを撃つことに決めて、銃で撃った後、肉を取るために家に持ち帰った。

豚を家に運び、血を抜いた後、腹側を切っていくと、そこから通常ではないものが現れたのであった。

そこに見えたものは「青い肉」だったのだ。



blue-s1.jpg



イノシシは、脂肪の部分が明るい青色をしていた。

これを見たふたりはショックを受けたが、さらに調べてみると、このイノシシは、全身の脂肪部分が青いことがわかった。

しかし、肉の部分や血液はすべて通常の色だった。



blue-s2.jpg



これまで、牧場に現れる野生のイノシシを撃ったことはあるが、このような青色の肉を持ったイノシシは見たことがないと牧場主は言う。

この近くには、古い銅の鉱山、あるいは、廃坑となった水銀の鉱山があり、それがイノシシの脂肪が青色となったことと関係しているのかどうかなどが現在話し合われている。

このイノシシの肉のサンプルは、珍しい着色の原因を明らかにするために、カリフォルニア大学デービス校に送られた。


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2015年09月19日


これは何? ロシアの旧スターリングラードで発見された円盤状の巨石



発見された巨石

russia-UFO-rock.jpg

▲ 2015年09月09日のロシア bloknot-volgograd.ru より。



ロシアのヴォルゴグラードという場所で、上の写真の「円盤型の巨石」が発見されました。

ヴォルゴグラードというのは下の位置にある都市です。


Volgograd-map.gif
Google Map



「ヴォルゴグラードというのは聞いたことがないなあ」と、Wikipedia を見てみましたら、ここはかつて「スターリングラード」という名前だった場所で、それなら知っています。

スターリングラードは、第二次世界大戦において、人類の戦争の歴史上もっとも凄惨な激戦「スターリングラード攻防戦」がおこなわれた場所です。



スターリングラード攻防戦 - Wikipedia より

死傷者数は第一次世界大戦の激戦を遥かに超える規模で、枢軸側が約85万人、ソビエト側が約120万人、計200万人前後と見積もられた。

街は瓦礫の山と化し、開戦前に60万を数えた住民が終結時点でおよそ9800名にまで激減。

第二次世界大戦最大の激戦、また13世紀の「バグダッド包囲殲滅戦」などと並ぶ人類全史上でも屈指の凄惨な軍事戦であったと目されている。




こういうことがあったところですが、それはともかくとして、その旧スターリングラドで見つかったこの巨石が、ロシア国内だけではなく、話題となっています。


崖の下で見つかったようで、下がつり上げている様子のようです。

russian-disk-01.jpg

disk02.jpg



こちらの写真で大体のサイズがわかります。

russian-disk-02.jpg



これが、自然のものなのか、何らかの人工的なものなのかはわかっていませんが、このあたりの場所は人類の文明の歴史が長いですので、いろいろなものがあっても不思議ではないとは思います。

しかし、ロシアのメディアは、思いっきり「 UFO が発見された」などの見出しで報じています。


russia-ufo-media.gif


すでに飛んではいないし、未確認とも言いづらいですので、UFO の定義には当てはまりそうもないですが、そういう雰囲気を出していることは確かです。


冒頭の記事によりますと、ロシアでは今年2月にも、クズバスという場所で、やはり同じような円盤状の直径1メートルほどの石が見つかっているようです。


クズバスで見つかった円盤状の石

ufo-russia-kuzbass.jpg
Circular UFO/Saucer shaped object found in Russia



ロシアはいろんなものが見つかりますね(感想はそれだけかい)。


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2015年09月18日


カナダ五大湖のワサガビーチ沿岸に「謎のウナギ」が大量死



Mysteriour-Eels-top.gif

▲ 2015年09月11日のカナダ CTV News より。



カナダ・オンタリオ州の五大湖に沿って位置するワサガビーチという海岸に「種類のわからない謎の魚」が大量に打ち上げられているのが発見されました。

地域の魚に詳しい人たちも誰も見たことがない種類だとのこと。現在、この魚はカナダ天然資源省林業で調査されています。


下のような魚です。


mysterious-eel-die-off-canada.jpg


特徴としては、頭の先の部分がとがっていて、尻尾に斑点があります。


謎の魚の頭(上)と尾(下)
eal-nose-tail.jpg



上の写真と、報道記事を元にして調べてみましたら、尻尾の斑点などから、「トゲウナギ科」という科の魚でないかという気がします。

トゲウナギ科の魚
Macrognathus_siamenis.jpg
Wikipedia


それで、この科の魚の生息分布を見てみましたら、

・タイ
・インド
・コンゴ


などとなっていて、つまり「熱帯の魚」のようなんですね。

それが、カナダで打ち上げられたのは、熱帯の海域とは程遠い下の場所です。


正体不明の魚が打ち上げられたワサガビーチ

wasaga-beach-map.gif
Google Map


これが、仮にトゲウナギ科の魚だとすると、そのような熱帯の魚が何百匹もの数で、このような地域に打ち上げられるということは、海流や海水温などに何らかの「とても大きな変化」が起きているのかもしれません。

それにしても、最近の北米大陸は、西海岸も東海岸も大量死が多いです。

カナダ CTV の報道をご紹介します。



Mysterious eels wash up on Wasaga Beach shore
CTV News 2015.09.11

ワサガビーチの海岸沿いに大量の謎のウナギが打ち上げられる


wasaga-02.jpg


ワサガビーチに「謎の魚」数百匹が打ち上げられている。

このウナギは、先のとがった鼻を持ち、尾には黒い斑点がある。

地域の釣り協会のリック・バルドリーさんは、「私はこのような魚を見たことがありませんし、誰が見ても、そのように思うはずです。これは明らかに、カナダの魚ではなく、外国の海域の魚です」と述べる。

このウナギは、今のところ本格的な鑑定はされていないが、水族館の魚類などから推測してみると、トゲウナギ(スパイニーイール)科の種類の魚のように思える。

これらのウナギは、タイやインド、ビルマなどの熱帯海域に生息している魚で、大きさは 40センチほどに成長する。

ウナギの凍結サンプルは詳細な検査のため、カナダ天然資源省林業(MNRF)に引き渡された。天然資源省林業の職員は、五大湖でこの種のウナギの報告はこれが初めてだと語る。

なお、これらがトゲウナギ科の魚だった場合、熱帯に生息する魚であるため、カナダの海域で冬を乗り切ることはできないと思われる。



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2015年09月17日


カリフォルニア州に相次いで打ち上げられる巨大リュウグウノツカイ



oarfish-2015-top.gif

▲ 2015年08月18日の米国ロサンゼルス・タイムズ Biggest oarfish seen at Catalina Island in years washes ashore より。



今年6月に、アメリカのカリフォルニア州にあるサンタカタリナ島という島に、5メートルの長さの深海魚リュウグウノツカイが打ち上げられたことがあります。

[参考記事]5メートルのリュウグウノツカイが打ち上げられたアメリカ西海岸で続く異変の先は?


下がその時の報道写真です。

oarfish-catalina-island-june-2015-2.jpg
Orange County Register


そのサンタカタリナ島では、その後の今年8月にも、それよりもさらに巨大だと考えられるリュウグウノツカイが打ち上げられたことを報じているのが冒頭のロサンゼルスタイムズの記事です。

打ち上げられたリュウグウノツカイは、発見時には体長 4.5メートルでしたが、尾の部分が切れていたため、完全な状態なら7メートル以上ある個体だったと推測されています。

そして、9月15日、サンタカタリナ島から近いラホヤという場所で、死亡したリュウグウノツカイが打ち上げられているのが発見されたことが報じられていました。


la-jolla-01.gif

▲ 2015年09月15日の米国 CBS News Rare oarfish found dead in the surf at La Jolla より。


サンタカタリナ島とラホヤの位置関係は下のようになります。


santa-catalina-La-Jolla-map.gif


アメリカでは、西海岸に集中的にリュウグウノツカイが漂着していて、今回のものは死んだものですが、昨年には、生きたリュウグウノツカイが、カリフォルニアのラ・パズというビーチリゾートの浅瀬に泳いできた光景が撮影されています。

下がその時の動画です。




今年は、アメリカだけでも、今回のラホヤの例で、報道されている限り、リュウグウノツカイの漂着は3例目となります。

リュウグウノツカイが頻繁に漂着することにどういう意味があるかということについては、これが明確に研究されたり、因果の関係が示されたことはないように思いますが、巨大な深海魚が浅瀬に打ち上げられる、まして、リュウグウノツカイのような巨大魚が打ち上げられるという出来事自体にインパクトがあるのかもしれません。

そして、カリフォルニア州を含めたアメリカ西海岸では、海洋生物の大量死などの「海の異変」が起き続けています。

5月20日に大量にバハカリフォルニアに打ち上げられたクラゲ

Jellyfish-California-05.gif


最近では、カリフォルニアにクジラが相次いで打ち上げられていますが、こういうこともリュウグウノツカイの漂着が相次ぐことと関係があるのかもしれません。

[参考記事]カリフォルニアの海岸に多数のクジラが死んで打ち上げられている


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2015年09月15日


ギリシャ・テッサロニキの黙示録



テッサロニキで9月12日に撮影された写真

Thessaloniki-apocalypse-01.jpg
Apocalipsis I + II



ギリシャのアマチュア写真家のサイトに、壮絶な光景が収められた写真が掲載されていました。

上と下の写真がそれです。


Thessaloniki-apocalypse-02.jpg
Apocalipsis I + II



最初は、合成写真か何かとも思いましたが、この写真家の他の作品を見る限り、とても真面目に写真を撮影していまして、やはり、これは現実の光景のようです。


テッサロニキの場所
Thessaloniki-map.gif
Google Map


調べてみますと、この日の前後、ギリシャやイタリアなどに非常に激しい嵐が吹き荒れていたことがわかりまして、その嵐の中で起きたものだったようです。


それにしても、こんなことが起き得るものなのか?・・・と思いながら、ふと、

「同じような光景を見たことがあるなあ」

と思い出していましたら、ベネズエラのマラカイボ湖という湖の河口で、「音の出ない雷」が、たびたび発生していまして、その光景と似ているのです。

マラカイボ湖 - Wikipedia

不思議な雷「マラカイボの灯台」

この湖では音を出さない雷が度々発生しており、現在科学者の手で研究が進められている。

マラカイボ湖の南西部のカタトゥンボ川河口部でいつも雷が光る現象は、大航海時代から存在が知られており、船乗りたちから「マラカイボの灯台と呼ばれ、航海技術が未熟だった時代に航海の安全に寄与した。


この「マラカイボの雷」は下のような光景ですが、こちらもすごいものです。


マラカイボで発生する音のない雷

Maracaibo-Lightning.jpg
nationalgeographic


Lightning-storm-02.jpg
factsprofessor.com


これが発生する原因はわかっていませんが、今回のギリシャの「黙示録的」な現象と、かなり似ているように思います。

それにしても、いろんなことが起きますね。

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