2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。



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2015年11月30日


スウェーデン北部の川に巨大なアイスサークル(氷の輪)が出現



ice-circle-sweden.gif

▲ 2015年11月23日のスウェーデンの英字メディア THE LOCAL より。


アイスサークル、あるいは、アイスディスクというのは、寒冷期に、川や湖などのの水面に「丸い形の氷が形成されていく」という現象です。

アイスサークル - Wikipedia によりますと、

発生する原因は未解明であるが、水中に発生する渦流により形成されると考えられている。

しばしばスカンジナビアや北米の寒い地域で観測される。

とのことで、原因はわからないながらも、現象自体は珍しいというものでもないものかもしれません。

原因について、ロシア人科学者の「地下から噴出するガスのため」とした説が、ドイツのシュピーゲルの記事に載ったことがありましたが、小さな小川などでも発生する現象ですので、ガス説が全部に当てはまると考えるのは難しそうです。

そんなアイスサークルも、巨大なものに限定すれば、かなり珍しいものとなりますが、そんな巨大なアイスサークルがスウェーデン北部の川に出現しました。

読み方が違うかもしれないですが、スウェーデン北部フォルスビン( Forsbyn )という場所を流れるカリックス川( Kalix River )の水面に出現したとのこと。

出現したアイスサークル
sweden-circle-02.jpg


出現した場所
ice-circle-map.gif


巨大なアイスサークルは、最近では、2013年12月に米国ノースダコタ州に出現したものが有名かもしれません。

2013年12月にノースダコタ州に出現したアイスサークル
north-dakota-circle.jpg
AP


今回のスウェーデンのアイスサークルの大きさは、見た限りでは、ノースダコタのものをはるかに上回っているようにも見え、ここ数年では最も巨大なものではないかと思います。

ちなみに、この場所は、アイスサークルが発生しやすいようで、撮影した男性は、過去にも「小さなものは何度か見たことがある」と言っています。

スウェーデンのメディアの記事をご紹介します。

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Giant ice circle forms in northern Swedish river
THE LOCAL 2015/11/23

スウェーデン北部の川に巨大なアイスサークルが出現

11月23日、スウェーデンでは、凍った川の上に出現した、北國特有の不思議な輪の現象を撮影することに成功した男性のラッキーぶりが話題となっている。

トルグニー・ヨハンソンさんは、ルレオの北 75キロメートルにあるフォルスビンを通るカリックス川の上に浮かぶ巨大な氷の輪(アイスサークル)を見つけ、ドローン(無人機)を用いて、その全景を撮影した。

「以前にも、同じ場所で、アイスサークルを2、3度見たことがありますが、これほど巨大なものは今まで見たことがありません」と彼は言う。

このアイスサークルは、川の潮流が本流と反対向きに流れている場所にゆっくりとしたスピードで形作られている。水が凍る時に、その周回に従い、氷のディスクが形作られると見られている。

このアイスサークルは、世界的には比較的珍しい現象だが、北部スウェーデンでは、かなり頻繁に見られるものだ。しかし、このような大きなものが見られることはほとんどない。


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2015年11月29日


1980年に大噴火を起こしたセント・ヘレンズ山から流れる川が「白く」染まり、その近くでは1100年間噴火していない火山を震源とした地震が発生



kalama-river-turn-white-top.gif

▲ 2015年10月13日の米国 TDN The Kalama River is running white, and scientists don't know why より。


セント・ヘレンズ山という、1980年に大噴火を起こした火山が、アメリカのワシントン州にあります。セント・ヘレンズは、その前は 1857年に噴火していて、比較的頻繁に噴火する活火山のひとつですが、このセント・ヘレンズ山があるワシントン州には、

「過去 1万5000年間で爆発的な噴火があったとされるもうひとつの火山」

があります。

というよりも、ワシントン州で、過去 1万5000年間で爆発的な噴火があった火山は「2つしかない」といったほうがいいのかと思いますが、もうひとつの火山が、グレイシャー・ピークという火山です。

位置関係は下のようになります。

st-helens-glacier-peak-map.gif
・Google Map

上の地図に「カラマ川」というのが出てきますが、これは、カラマ川 - Wikipedia によりますと、

> カラマ川はカスケード山脈内、セント・ヘレンズ山の南で発し、おおむね西に流れ

とありまして、セント・ヘレンズ山から流れている川ということになりそうなのですが、このセント・ヘレンズから流れているカラマ川が先月、「白く染まった」ということがありました。

それが冒頭の記事です。

白く染まったセント・ヘレンズから発生するカラマ川
Kalama-10-13.jpg
WHY THE KALAMA TURNED WHITE



冒頭の記事のタイトルにもあるように、白く染まった正確な理由は不明ですが、「大雨のために、土砂が川に流れ込んだためでは」という意見などがあるようですが、今までなかったことのようですので、それだけの理由で説明できるかどうかは微妙なところかもしれません。

これが 10月のことでした。

そして、つい最近、先ほど書きました、グレイシャー・ピークというセント・ヘレンズに近い 1100年間噴火していない火山で地震が起きたのでした。

しかも、数時間で4回連続。

この地域のあたりは、通常は、ほとんど地震のないところでもありまして、それだけに今回の地震はわりと大きく報道されています。噴火などとの関係はわからないですが、ワシントン州のこのあたりは、先月あたりから騒がしくなってきている感じはあります。

アメリカ北東エリアのローカルメディア MYNorthwest の記事をご紹介いたします。

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Seismologists watching Glacier Peak after four earthquakes
MYNorthwest 2015/11/25


グレイシャー・ピークでの4回連続での地震の後、地震学者たちはその後の動きを注視している

Glacier-Peak-Earthquake.jpg


11月25日、ワシントン州のグレイシャー・ピーク近くで、数時間のうちに4回の地震が発生した。

最初のふたつの地震は、マグニチュード 3.1と 3.5が記録された。

最初の地震は、午後12時11分に発生し、2度目の地震は、約1時間後の午後 1時20分に起きた。

そして、3回目の地震が、午後 2時33分に発生。マグニチュードは 1.6だった。その後、午後 3時44分には、マグニチュード 1.4の4度目の地震が発生した。

ワシントン大学の地球物理学者セス・モラン( Seth Moran )氏は、地元 KIRO ラジオに出演し、現地の地震学者たちは、この地域の動向を極めて注意深く見ており、また、記録につとめていると伝えた。

モラン氏は、このように述べる。

「マグニチュード3クラスの地震は、ワシントン州でもオレゴン州でも、年に数回は起きますが、今回の地震は、別の意味として、グレイシャー・ピークへの注目という形となっています」

モラン氏によれば、過去にもグレイシャー・ピークから3マイル(約 4.8キロメートル)以内で、マグニチュード3クラスの地震が数多く発生したことがあった。

最後にこのエリアでマグニチュード3クラスの地震が起きたのは、1991年のことだという。

アメリカ地質調査所( USSG )によれば、グレイシャー・ピークが最後に噴火したのは、今から 1100年前のことだ。

このグレイシャー・ピークと、セントヘ・レンズ山のふたつだけが、ワシントン州で過去 15,000年の間に爆発的噴火を起こした火山となる。





(訳者注) それにしても、「マグニチュード3クラスの地震が年に数回」というのは、もう「まるで地震などと無縁な地域」といっているに等しいです。

たとえば、日本の場合だと、そのようなクラスの地震は「1日に数十回」起きています。

下は、関東から、甲信越・東海地域の11月28日からの 24時間(つまり1日)のあいだに起きた地震です。

2015-11-28-kanto-jishin.gif
HARVEST EQMAP(1日間)


この地域だけでも、マグニチュード3以上の地震は、1日で 20回近く起きていることがわかります。

本当に地域によって、地震とのつきあいは違いますね。

まあ、今回のワシントン州の出来事は、単なる地震というよりも、「噴火との関係はあるのか、ないのか」というようなところにもあるものでもあります。

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2015年11月28日


オクラホマ州での地震の発生数がいよいよ異常な領域に : 今年だけで地震の回数は「5000回超」



2015年11月23日の報道より
oklahoma-big-one.gif
News Channel 4



アメリカのオクラホマ州で、異常ともいえる回数の地震が続いていて、今年 2015年だけでも、5000回以上の地震が記録されたことが報道されています。

オクラホマ州の場所
Oklahoma-map.gif
Wikipedia


アメリカ地質調査所( USGS )の地震データを見ますと、この1カ月だけでも、下のように、マグニチュード 2.5以上の地震だけでも、1500回ほどの地震が記録されていることがわかります。


2015年10月29日から11月28日までの30日間のオクラホマ州の地震
oklahoma-usgs-2015.gif
USGS 30 Days, Magnitude 2.5+


これは確かに多いですね。

このオクラホマ州では、2009年頃から急激に地震が増えてきているため、人為的な原因についても多く述べられます。

特に、シェールガスの採掘による影響ではないかという意見は根強いですが、しかし、これが原因だという結論が出ているわけではないです。

下の記事は、2014年7月の CNN のものです。


オクラホマで地震が多発、シェールガス採掘に関連か
CNN 2014/07/14

米オクラホマ州で12日から13日にかけて7回の地震が相次いだ。地震の多発とシェールガス採掘との関連を指摘する見方もあり、今後さらに強い地震が発生する可能性もあると専門家は警告している。

オクラホマ州では2009年ごろから地震が多発するようになった。同州で1978年から2008年の間に起きたM3.0以上の地震はわずか2回。ところが09年には20回、翌年は43回の地震に見舞われ、以後は2012年を除いて毎年増え続けている。

14年6月19日までの発生数は207回に達し、カリフォルニア州の140回を抜いた。

地震が多発するようになった原因は地質調査所などが調査中だが、シェールガスの採掘に伴い廃水や化学物質を高圧で流し込む水圧破砕法に起因する可能性も指摘されている。

米地質調査所の専門家は、「過去半年の地震発生頻度をみると、さらに大きく破壊的な地震の発生を懸念する理由は十分にある」と警告した。



ということで、昨年 2014年の地震の回数は、「半年で 207回」ということで、今年の 5000回という数に比べると、昨年はずっと少なかったようです。

2015年は特に増えた感があります。

冒頭に示した記事は、上の CNN の

> 過去半年の地震発生頻度をみると、さらに大きく破壊的な地震の発生を懸念する理由は十分にある。

というものと同じ理由によるもののようで、今後、オクラホマで巨大地震が発生するかもしれないということを述べる専門家たちは多いようです。

確かに、この急激な地震の増え方は、すでに非常事態といえるものなのかもしれません。

オクラホマ州の報道メディア NewsChannel4 の記事の概要をご紹介します。

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Experts say it’s only a matter of time before the “big one” shakes Oklahoma
NewsChannel4 2015/11/23


専門家たちは「大きな地震」がオクラホマで起きるのは時間の問題だと述べる


かつて、オクラホマといえば、平原にそそぐ風が有名な場所だったが、今ではすっかり別のことで有名となってしまった。

それは、地震だ。

今のオクラホマは、世界で最も地震活動が激しい場所として知られることとなった。

今年のオクラホマ州は、現時点で 5,000回以上の地震を記録している。

オクラホマの住民たちは、すっかり地震にも慣れ、小さな揺れにはまったく動じなくなったが、しかし、専門家たちは、オクラホマ州での地震の規模が次第に大きくなっていることを指摘する。

オクラホマ州に住む私たちは、自分たちの生活が変えられてしまうかもしれない状況となるのが時間の問題だと言われているのだ。

地震による多くの被害は、すでに長期間にわたって撮影され続けている。

2011年には、マグニチュード 5.6の地震が発生した。これは、最近のオクラホマ州の歴史の中で最大規模の地震だった。

しかし今、研究者たちは、さらなる大きな地震の発生が差し迫っていると述べている。

オレゴン州立大学の水文地球物理学( hydrogeophysics )の専門家であるトッド・ハリハン( Todd Halihan )氏は、「これから私たちが経験する地震が、どのくらいの規模のものなのかは正確にはわからないですが、少なくとも、マグニチュード 5から 6の範囲より大きな規模が予測されています」

そして、氏はこのように言う。

「オクラホマ州の都市部の建物は、ほとんど耐震設計がされていません」


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2015年11月26日


ソマリア全土で続く洪水による流行病の発生と、食糧価格の急騰に対しての援助の必要性について国連が緊急リリースを発表



国連人道問題調整事務所から11月20日に出された緊急リリース
OCHA-press-2015.gif
OCHA Humanitarian Bulletin 2015/11/20


ソマリアというのは、東アフリカに位置する下の場所にある国です。

somalia-map.jpg
治安が世界最悪の国、ソマリアの内戦


もう 20年以上の内戦と、無政府状態か、あるいはそれに近い状態が続いている、世界でもっとも安定していない国のひとつで、自然災害等がなくとも、人道援助で生きている人たちが多い国です。

そのソマリアで、10月19日以来、全土に渡って継続的に洪水に見舞われています。

そのため、ただでさえ、供給が不足がちな食糧がいよいよ不足してきているようで、冒頭のような、国連の人道問題調整事務所( OCHA )による「援助を求める緊急リリース」が出されました。

2015年11月10日のツイッターよりソマリアの光景
somalia-floods-2015a.jpg
Live From Somalia


しかも、国連のリリースによれば、ソマリアに対しての人道援助の資金提供額は、年々減っているようなんです。

somalia-funding-2015.gif
・OCHA


ソマリアには、ソマリア海賊問題という国際的になっている問題があり、最近は落ち着いていたように見えていましたが、11月23日には、「ソマリア沖で漁船襲撃相次ぐ、海賊問題再燃か」( CNN )などという報道もあり、こういう状況は、援助にも影響してしまうのですかね。

しかも、食糧危機が激しくなればなるほど、おそらく、ソマリアの海賊は増える気がします。

アフリカの食糧危機に関しては、10月にも、マラウイで「過去最悪の飢餓に直面している」というこで、緊急リリースを出したことを下の記事に書いたことがあります。

国連発表 : アフリカ南東部マラウイで280万人が過去最悪の飢餓に瀕している
 2015/10/03

これらがエルニーニョか関係していることなのか、そういうこととは関係のない「地球の変化」ということなのか、今はわからないですけれど、原因は何であろうと、緊迫した地域が増えています。

ソマリアについて、THE WATCHERS の記事よりご紹介します。

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Disease outbreaks and towering food prices threaten flood-stricken Somalia

病気のアウトブレイクと、食品価格の驚くべき高騰が、洪水に襲われたソマリアを脅かしている
THE WATCHERS 2015/11/25

11月20日の国連( UN )の報告によれば、2015年10月19日以来、ソマリア全土を襲っている大洪水は、水を原因とする疾患の流行、現地の食料品価格の急上昇、そして、人道支援の物資の支援の中断をもたらしている。

チャパラ( Chapalla )や、メー( Megh )などのサイクロンを含む続く極端な気候条状況は、ソマリアに苛酷な状況をもたらした。これらは、ソマリア各地に豪雨をもたらし、それは深刻な洪水を引き起こした。

10月19日から 11月20日までの間に、13万 2000人以上が、ソマリア各地で洪水の影響を受けた。

地元当局によれば、バクール、ベイ、ヒラーンなどの各都市では、60,000人以上が避難しているという。

国連人道問題調整事務所によれば、南部と中部ソマリアでは、今後も洪水の影響受けるリスクがあるという。人道問題調整事務所は、エルニーニョの影響で、今後、60万人以上の人々が援助を必要になるとしている。

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2015年11月25日


タイのリゾート、プーケット島カロンビーチの海底が数百キロ規模のゴミだらけであることが判明



2015年11月17日のタイでの報道

karon-waste-100.gif
travel.kapook.com


タイ南部にプーケット島というリゾート地があります。

私は、最近はまったくといっていいほど海外へ行っていませんが、かつて、いろいろ出歩いていた時には、タイにはよく行っていて、その中でも、このプーケットは好きな島でした。

プーケットに行くと、何をするでもなく、食べたり飲んだり眠ったりして過ごしていました。

phuket-map.gif


もう 10年は行っていないですが、今回ご紹介するような「予感」は、その頃から十分にありました。

プーケットは、イメージとしては下のような感じがよく示されます、

Phuket-Trip-Beaches.jpg
Daily News

まあ・・・これは「ウソ」ではないのですが、場所にもよるとはいえ、プーケットは、人気観光地だけに、どこもかしこも観光客だらけで、そして、10年前くらいから「観光客の傾向」が変化していました。

当時知りあった、地元で通訳をしているお兄さんが、

「もう日本語だけじゃ食べていけないね。これからは、中国語とロシア語やらないとね」

と私に言っていましたが、(まだ中国人の海外旅行がブームになる前の)10年前でさえ、そんな状況だったですので、今は、中国人の数はものすごいはずです。

そして・・・まあ、別に悪気があって書くわけではないですが、私は、彼らの「途方もない場の汚し方」を、わりと目の当たりにしていまして、

「プーケットも長くないかもなあ」

というような気にもなっていたのでした。

さて、思い出はともかく、そのプーケットの「カロンビーチ」といいうビーチで、「海底の広大な一面がゴミだらけになっていた」ことがわかったことが、タイで報じられていました。

karon-seafloor.jpg
Daily News

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このカロンビーチだけではなく、プーケットは全体として、「ゴミ問題」は、そろそろ限界というか、臨界を迎えているような感じもあるようです。

あるプーケットのビーチ(正確な場所は不明)
thai-beach.jpg
タイラット


現在、当局の作業スタッフたちが、潜水でゴミを取り除いているということですが、しかし、プーケットで最も人混みに溢れているのは、このカロンビーチではなく、「バトンビーチ」というビーチで、そちらを調査したら、どれだけのゴミで海底が埋まっているのか想像もできないです。

何とか耐えているプーケットですが、いつまで耐えられるのかなとも思います。

このことについて報じていた newsclip の記事をご紹介します。



プーケットの海底はごみだらけ 当局が清掃開始
newsclip 2015/11/23

タイ南部の人気リゾート、プーケット島のカロンビーチの海底に、瓶や缶、ビニール袋など大量のごみが散乱していることが明らかになり、地元当局が清掃作業を開始した。

今月17日、ごみだらけの海底を撮影した動画をタイ人ダイバーがインターネットの交流サイトに投稿し、大きな反響を呼んだ。

当局の調査で、ごみは海岸から約200メートル沖の海中に幅約400メートルにわたり散乱していることが判明。23日の回収作業では約200キロのごみが回収された。


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2015年11月24日


ヨーロッパで最も美しいと言われ、小泉八雲の出生地でもあるギリシャ・レフダカ島のビーチが地震による地滑りで「完全消滅」



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▲ 2015年11月18日のギリシャ Pappas Post より。


ギリシャにレフダカ島という島があります。

ここにあるビーチは、「ギリシャの美しいビーチトップ10」というサイトによれば、

> ヨーロッパで最も美しい海岸ということで首位になったことがあるビーチ。

というようなほどの景観を持つ島だそうですが、この島のビーチが、先日、ギリシャで起きた地震による地滑りで「消滅」してしまいました。

レフダカ島の位置
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・Google Map


地震は、報道によれば、11月17日に、このレフダカ島沖で発生したマグニチュード 6.8の地震でした。

冒頭の報道で、地震の前と、地震の後の写真が掲載されています。


地震前のレフダカ島ビーチ

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上のように崖の下にあるビーチに、地震による崖崩れが襲って、完全にビーチは土砂に埋もれてしまったのでした。


地震後のレフダカ島ビーチ

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なお、このギリシャ・レフダカ島は、日本研究家として有名で、『怪談』などの作者でもある小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の出生地としても知られています。

英字メディアの報道をご紹介します。

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Lefkada Loses One of the World’s Most Beautiful Beaches in Earthquake: Dramatic Before and After Images
THE PAPPAS POST 2015/11/17

世界で最も美しいビーチの一つであるレフカダ島が地震で失われた:劇的な地震の前と後の光景





CNN やトリップ・アドバイザーなどのメディアにおいて、過去何度、「世界で最も美しいビーチ」のひとつとして選ばれたギリシャ・レフカダ島のエグレムニ( Egremni )の絵画のように美しいビーチが、11月17日に島を襲った致命的な地震によって、今はすでに存在しない場所となってしまった。

地滑りによって、ビーチは完全に埋められてしまったのだ。

この地震で、レフダカ島で2名の高齢の女性が亡くなっている。

大きな岩が緑豊かな砂浜の上に切り出す景観を持つこのビーチには、毎年何千人もの観光客が訪れる。

地震による大きな地滑りの瞬間は、ちょうど、その時、沖合にした漁師たちによって、ビデオで撮影された。


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2015年11月23日


シカゴでは今シーズンの初雪が「11月としては過去125年間で最大」の積雪に。そして、日本のスキーリゾートでは「まったく雪が降らない」厳しさ



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▲ 2015年11月22日のシカゴ・トリビューン Season's first snow is Chicago's largest November snowfall in 120 years より。


アメリカのシカゴで、11月20日(日本時間21日)、今年のシーズンの初雪が降ったのですが、それがそのまま歴史的な大雪となり、結局は、「 11月としては、過去 120年間で最大の降雪」を記録するということになりました。

報道では、この雪で、500以上の航空便がキャンセルとなったようです。

chicago-41cm.gif
RT


アメリカ国立気象局( NWS )の記録によれば、シカゴの初雪で降った雪の記録としては、下のようにダントツで1位となっています。

chicago-first-snow.gif
アメリカ国立気象局 シカゴ支局


これは、1日たりの降雪量ではなく、「雪が降り続いた日のトータルの積雪量」となり、今年の場合、11月20日と21日の2日間で「約 3.3メートル積もった」ということになります。

観測史上2位は、今から 125年前の 1890年のことですが、その時でさえ、「4日間で約2メートル」の積雪だったということで、今回のシカゴの初雪が記録の中では突出したものだったことがわかります。

11月21日のシカゴ
chicago-snow-november-2015-9.jpg
Google "chicago+snow"

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世界各地でバラバラの気候が

シカゴだけではなく、今年のシーズンは、アメリカの多くの地域や、ヨーロッパ、ロシア北部、中国北部などの一部では、大変に早くて厳しい冬の到来となっています・・・が、しかし・・・今は、

「温暖化が招く寒冷期」からの気温の回復に40年から100年かかるという気候モデルが提示される地球の海で成長する「モンスター・エルニーニョ」
 In Deep 2015/10/16

などで示されていますように、「モンスター級のエルニーニョ」の渦中なのです。

つまり、「世界各地でバラバラの気候となる可能性が高い」とも言えます。

たとえば、日本では以下のような、シカゴとは「逆」の異常が起きています。

毎日新聞の記事です。

スキー場:雪がない! 北海道気温下がらず開業断念続々
毎日新聞 2015/11/23

北海道のスキー場が雪不足のため、相次いで開業を延期している。例年11月中旬から順次開業している札幌市内スキー場も、今年はいまだオープンがゼロ。スキー場関係者は「早くまとまった雪がほしい」と願っている。

札幌管区気象台によると、11月の道内は平年より気温の高い日が多く、札幌や函館、帯広など主な都市の平野部の積雪はゼロ。

とあり、長野や群馬などでも、雪が全然降らずに、スキー場やスキーリゾートのオープンができない状態だそうです。

アメリカの中央から東部、イギリスを含むヨーロッパ各地では、非常に厳しい冬の到来が予測されていますが、一方で、日本などが今後どうなるかは、今のところ何ともいえないですが、産経ニュースの「エルニーニョ、史上最大級 暖冬予想 太平洋側大雪も」などを見る限りでは、現状では「厳しい寒さの冬」からは逃れられるのかもしれません。

とはいえ、「冬らしくない冬」の代償もまた大きなものかもしれないですが。

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2015年11月22日


史上最大のクジラの大量死が露見 : チリ南部のペナス湾で337頭の死亡したクジラが発見される



305頭の死亡したクジラと、32頭の白骨化したクジラの死体が航空機により発見される

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▲ 2015年11月19日のチリ El diario de Aysen より。


チリ南部のペナス湾という場所で、337頭のクジラが死亡して発見されるという、非常に大きな大量死が、チリの科学者により報告されています。

同一地区でのクジラの大量死の数としては、記録の上では史上最大のはずで、科学者たちが原因解明に動き出しているようです。

なお、337頭の死体が発見されたのは、今年の 6月23日で、科学者たちが現地を航空機で調査していて見つかったものだそうで、発表が 11月17日だったということのようです。発表が遅れた理由については明らかにされていません。

航空機から撮影された写真の1枚
whale-ngsversion.jpg
337 Whales Beached in Largest Stranding Ever


このペナス湾では、今年5月、やはり、20頭以上の大規模なクジラの大量死が起きましたが、今回の科学者たちの報告は、その規模をはるかに上回る大量死が進行していたことを示します。

下は当時の AFP の記事からです。


チリ南部の浜辺に20頭以上のクジラの死骸
AFP 2015/05/09

チリ海洋当局者は5月8日、同国南部のペナス湾で20頭以上のクジラの死骸が見つかったと発表した。クジラが死んだ原因については現在、調査中だという。

チリ水産庁の関係者によると、ペナス湾北部で体長10メートルほどのクジラの死骸が浜辺に打ち上げらているのが見つかった。死骸はイワシクジラと確認されている。イワシクジラは20世紀半ばの乱獲により個体数が激減し、現在は国際的に保護されている。

死骸は周辺地域で調査を行っていた外国人の科学者らによって発見された。しかし、悪天候のため、死んだクジラの正確な頭数やいつ死んだのかなどについては今のところ確認できていない。




今回、クジラが発見されたペナス湾のプエルト・ナタレスというのは、下の位置にあるような、かなり内陸部に入り込んだ海域です。

penas-map.gif
・Google Map


何が起きたのかは推測するのも難しいですが、理由はともかく、今年の6月にこんな大規模な大量死が起きていたということになるようです。

冒頭のチリの報道からご紹介します。

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Fiscalía investiga varamiento de más de 300 ballenas entre el Golfo de Penas y Puerto Natales
El diario de Aysen 2015/11/19


調査官は、チリのペナス湾とプエルト・ナタレスの間で見つかった300頭以上のクジラの座礁について調査している


11月17日、科学者たちによるグループは、チリ国立水産養殖所のウェブサイト上に、アイセン地区とマガリャネス地区の海岸での重大な発見について報告した。

それによると、同地区で、337頭のクジラが座礁して死亡していたのだという。

(※ 発見そのものは、同地区を飛行調査した6月になされたが、発表されたのは 11月17日だった)

現在、科学者たちは、この原因を解明するために、調査プロセスを開始している。

報告によれば、2015年6月23日、科学者たちが航空機による調査をおこなっていたところ、ペナス湾のプエルト・ナタレスの海岸を中心に、305体の座礁したクジラと 32頭の白骨化したクジラの総計 337頭を確認した。

この地域では、それ以前に、30頭のクジラが座礁したことがあったが、調査官たちは、その以前の座礁と今回の出来事が関係があるかどうかを調べている。

何が起きたのかを決定するために、同地区への科学者の派遣も検討されている。


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2015年11月21日


アメリカ中西部の広範囲(日本の本州程度の範囲)で火球の爆発が目撃される



2015年11月19日にアラバマ州で撮影された火球
alabama-fireball-top.jpg
meteorite in USA Alabama


11月19日(日本時間20日)、アメリカの中西部から南部にかけての、非常に広い範囲で、火球の爆発が見られたようで、SNS や YouTube に相次いで画像、映像がアップされました。

冒頭の写真の動画は下のものです。




かなりの爆発だったことがわかりますが、爆発音もそこそこ激しかったらしきことが、下のツイッターの女性の書き込みで、何となく想像できます。

ツイッターへの投稿
twitter-fireball.gif
Twitter


このツイッターの方のように「何が起きているの?」というような気持ちになるのは、最近の報道「ISIS、次なる標的は首都ワシントン テロ集団新たな犯行声明」というようなものにありますような心理面も関係しているのかもしれません。

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この火球が目撃された範囲は、推定であり、大ざっぱなものですが、下のあたりの一帯だったようです。

火球が目撃されたと推測される範囲
midwest-fireball-map.gif


参考までに、比較として日本列島を添えてみましたが、「本州全域で火球が目撃されるという状態と同じ」という、わりと大きな出来事だったように思います。

ちなみに、現在は、しし座流星群というものの真っ只中にありまして、地球の上空は、下のように、とんでもない「火球ラッシュ」となっています。

11月20日に観測された全火球(80)
orbits-2015-1120.gif
Spaceweather


流星群とは関係ないですが、11月に入ってから、小惑星の接近もわりと相次いでいまして、もしかすると「上空は、やや落ち着きのない状態」なのかもしれず、火球の地上への突入は、これからも続くかもしれません。

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2015年11月19日


メッカへの大巡礼の経由地、サウジアラビアの大都市ジッダで死者十数名に達する壊滅的な洪水が発生



11月18日のサウジアラビア・ジッダの光景

jeddah-floods-top.jpg
GHIA COM TV


jeddah-flood-002.jpg
Khaleej Times


2週間ほど前に、中東のイエメンで、観測記録にはない「サイクロンのイエメンへの上陸」という事態により、砂漠の国としては考えられない豪雨による大洪水が発生したことがありました。

これは、

まさに異常:観測史上初めてサイクロンが上陸した砂漠のイエメンで2日間に「5年分の雨」が降る
 2015/11/05

という記事に記しましたが、地図上では、そのイエメンのすぐ上にある大国サウジアラビアのジッダ(ジェッダ)という大都市で、同国としては、やはり記録的な雨による洪水が発生して、おそらく現在も継続しています。

ジッダの位置
jeddah-map.gif
・Googl Map


このジッダという町は、イスラム教の大巡礼の地であるメッカへの経由地となっている都市だそうですが、11月18日まで3日間、その地は豪雨に見舞われ、未曾有の大洪水となってしまったようです。


SNS などに投稿されたジッダの様子

jeddah-floods-03.jpg
Twitter Flooding in #SaudiArabia


jeddah-fllods-twitter.jpg


被害の全容や被害者の数などは、まだはっきりとしていないようですが、11月18日までに、少なくとも 12名の方が亡くなったと思われます。

ドバイの英字メディアであるカリージュ・タイムズの報道をご紹介します。

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12 die in Saudi Arabia due to thunderstorms, flooding
Khaleej Times 2015/11/18


雷雨と洪水が原因で、サウジアラビアで12名が死亡


今週3日連続でサウジアラビアを襲っている雷雨と洪水のため、北西部を中心に大きな被害が出ており、被害は拡大している。

サウジアラビアの民間防衛局は、紅海沿岸の雷雨と洪水によって、11月17日からの2日間で、少なくとも 12人の命が奪われたと発表した。犠牲者の半数は子どもだったという。

ジッダ沿岸部にあるヤンブー地方とハーイル地方で、洪水により6人の子どもたちが亡くなったことが報告されている。

さらに、ツイッター上の報告により、より多くの死者を当局は確認したと述べた。

現在、サウジアラビア北西部でのいくつかのエリアでは、学校や大学が休校となっている。


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