グリーンの粘体物質に浸食されているロシア・バイカル湖
▲ 2015年11月13日の National Geographic より。
ロシアのバイカル湖の湖底が「緑の粘体」に覆われつつあることが報じられていました。
バイカル湖は、極東ロシアに位置していて、「世界のトップ5つの最も美しい場所のひとつと言われてきました。
バイカル湖の場所
・Googla Map
世界で最も深い湖としても知られていて、長い間、ほとんど手付かずの状態が残されている湖のひとつだとされてきました。しかし、最近は、そのバイカル湖の底に、それまではなかった「緑色のスライム」が侵略をしてきていて、これは藻類のようなんですが、藻は水質の汚染理原因ともなり得ますので、これまでのバイカル湖にはなかった、
「水質の汚染の拡大」
が懸念されるようになってきているとのことです。
数日前には、ノルウェー北部に、藻などではなさそうですが、やはり正体不明の「紫のスライム」が大量に打ち上げられていて、これも何なのだか正体がわからないというニュースがあったばかりでした。
謎の紫のスライムが打ち上げられたノルウェイ北部の海岸
▲ 2015年11月09日の nrk より。
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ロシアの藻の方は、アオミドロに属する藻類のようで、それまでのバイカル湖では見られなかったものです。
記事では、人間の活動による湖の汚染が理由ではないかとされているようですが、原因として確定的なものではないようです。
湖底を覆い尽くす緑の生命
ロシアの気候の変化なども関係していそうですし、複合的なものではあるのでしょうね。いずれにしても、グリーンとかパープルとか、何だか華やかに彩られて胃はいますけれど、これらの「カラフルなスライム」もまた、地球の変化をあらわしているものの象徴かもしれません。