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2008年07月12日


赤い月

moon-07-11-kanto.jpg

△ 今日の東京の月。高度が低いと赤く見えやすいですが、ここまで赤いのは珍しいです。




赤い月は不安や厄災の象徴として、古くから東洋でも西洋でも描かれています。
小説や戯曲のタイトルにもよく使われる、事象・心象を表す一種の象徴的な存在といってもいいかと思います。

これが地震の前兆としても語られるようになったのは、地震前に目撃されたことがキッカケですが、しかし、前述したように「赤い月は人の心に残りやすい」ということも影響しているような気がします。

つまり、たとえば大きな地震の前の晩に赤い月を見たとすると、この体験と記憶はそう簡単に忘れないはずで、その人にとっては地震と赤い月は強く結びつくということです。

では、客観的に見ると、どうでしょう。

まず「赤い月は比較的よく見られる」という大前提があります。
ふだん、あまり夜空を見上げて月を見るという機会はそんなにないかもしれませんが、毎日見ていると、結構な頻度でオレンジ色の月を見ることができます。
条件としては、

・月の高度が比較的低い
・大気中にチリ、汚染、水蒸気がたくさんある


ことが発生原因だと思われます。つまり、月が赤くなっているわけではなく、赤く見えるということです。(まあ、当たり前ですが・・・)

多分、昔から不吉と言われていたのは、毎日のように月が赤いのは大気の状態が汚染や火山灰などにより良くないわけで、農作物の不作や天候の異変などが多く起こったためだと思われます。


一応、関東大震災の前兆特集の中に、地震発生2日前に「月が火の玉を上げたように真っ赤であった。翌日(地震の前日)夜11時頃の月も真っ赤であった。地震の過ぎた9月1日の夜の月は、すでに青い月で清い光を投げ出していた」とあって、まったく関係ないとも言えないし、偶然かもしれないし、ということで、実際こういう宏観こそ公の研究機関がデータをとって調べてほしいのですがね。


では、仮に、地震の前に発生しやすいとしたらそれはなぜかというと、それは誰にもわからないのです。地殻変化によって大気に変化が起こり、それで赤く見えるようになる、と考えるのが妥当なところですが、では地震前にどういう大気の変化が起こるのかというと、それもまだわかっていないのです。

e-Piscoなどもそうですが、地震発生前には大気に変化が起こるということを前提に地震予知をしている人たちもいます。なので、いつかは多少の因果関係はわかるのかもしれません。

とりあえず、昨夜(というかちょっと前まで)の東京の月は半月なのに真っ赤でした。

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この記事へのコメント
昨日の月も、高度の高い間は普通に白っぽい色でしたよ。

今も赤っぽい色の月が出ていますが、月の入りに近く、高度はだいぶ低くなっています。

@東京都府中市
Posted by   at 2008年07月12日 23:47

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