先日、地震と体感についての感想というか、私自身の持つ持病などとの絡みで書かせていただきました。(該当記事は「体感について(私の病気のことなど)」です。)
何となく、体感による地震感知を否定しているような感じにになってしまったのですが、そういうわけではなく、私自身がめまいの持病を持っているためわかりにくいということでした。
さて、それとは別の話で、私自身の病気ではないのですが、以前、私が地震と体感のことを考えるキッカケとなったひとつの病気があります。
それは、聞き慣れないかもしれませんが、「閃輝暗点」という病気とその症状です。読み方は「せんきあんてん」といいます。
詳しいことは、
閃輝暗点 - Wikipedis
や
光が見える閃輝性暗点
などを参照していただきたいと思いますが、非常に大雑把にいうと、「視覚障害と激痛を伴う偏頭痛」とでも言えばいいでしょうか。
これを単なる「偏頭痛」と思うとそれは全然間違いで、「この世の終わりかとも思えるほどの激痛と吐き気」が何時間も続くという実につらい病気なのですが、原因も治療も完全には確立されていません。
かつて知り合いにこの病気を持つ女性がいて(今でも知り合いですが、住む場所が離れて疎遠となっています)、昔、その人が「地震と症状がリンクしている気がちょっとするんだよ」と言っていました。
何しろ症状が激しい病気のわりには、発作の出るキッカケがはっきりとはしていないので、「どうしてなるのか」ということを気にかけている患者の人も多いです。で、彼女がまた、他の同じ病気の人とインターネットの掲示板でその話(大きな地震が近づくと発作が出やすい)をしたところ「そうかも」という意見が相次いだというのです。
このことを検証する術はないのですが、仮に地震の発生の前に体感を感じることがあるとすれば、それは地震の発生前に何らかの変化が大気中などに生じて、それが体に影響を与えるということなのだと思います。
しかし、やはり明確な因果関係を掴むのは難しいとは思います。
(地震の前に大気イオンや電磁波などが増加するのは事実ですが、通常でも増加することはあるので)
人間は自然の変化から何らかのサインを受け取ってはいるのでしょうが、それを敏感に受け取ることのできる人と、そうではない人がいるいうことになるのかもしれません。
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地震の時に出る(らしい)電磁波と関係があるのか、全くないのか・・・?