昨年の末に猛烈な回数の群発地震が起きていたことは、昨年のこちらのアメリカの火山帯での群発地震という記事などに書きました。
一般的に報道などもされて、結構緊張した空気が走りました。
何しろ、ここが噴火するとアメリカ自体もあれですが、気候変動を含めて何もかも一時的にムチャクチャになってしまう可能性がある。
そんなわけで、大変懸念されていたのですが、それは1月には収まり、現在に至っています。
昨年のイエローストーンの群発地震の特徴は、マグニチュード2以上の地震がよく起きていたということで、最近はM2以上の地震の記録はほとんどありませんでした。
こちらは昨年の暮れの記録です。

この「マグニチュード2」以上というのが群発再開のひとつの目安になるのかもしれません。
そして、今日、また、マグニチュード2の地震がイエローストーンで立て続けに起こっています。
まあ、これだけで収まれば特に問題はないですが、ワタシの好きな WebBot プロジェクトの今年1月に出されたレポートにこういうような記述があります。(WebBotについてはこちらのブログに詳しいです)
(ここから転載)
・ 現在、数多くの群発地震が(西海岸やイエローストーンなどで)起こっているが、夏にかけてその規模はいまよりもはるかに大きくなる。
・ いまイエローストーンでも群発地震が発生しているが、イエローストーンが大噴火を起こすかといえばそうではない。イエローストーンはいわば地球の状態のセンサーのようなものだ。
(ここまで)
地球の状態のセンサー。
なるほど、奇しくもアメリカ全土がパンデミックに晒されるかどうかの瀬戸際でもあります。
アメリカというか全世界ですけれど。
あと、イタリア・ベスビオ火山、100年以内に大噴火の可能性は27%なんてAFPの記事もあり、どうして今、こんなことが記事となっているのかにも興味があります。
ベスビオ火山は紀元前79年にイタリアの古代都市ポンペイを壊滅させた大噴火を起こした火山で、噴火するとなると、かなり大きな被害が想定されています。
まあ、つまり、
アメリカのイエローストーン
イタリアのベスビオ火山
日本の富士山
こういうようなのが同じような脅威としてあるのかもしれません。




そうなったら地震も何も「へぇ」でスルーされてしまう事態になりそうではありますがw
子どもの頃に読んだ、恐竜の絶滅とかの話にそういうのも含まれていたような(話自体が数十年前に消えているような感じですが)。