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2009年05月15日


世界に広がる干ばつ(数ヶ月後に迫った食糧の枯渇)

いっときに比べると最近ふれられることが少なくなってきたように思いますが、世界の食糧事情はこの夏、秋くらいから一気に悪化する可能性を秘めています。

本当は今現在でも全世界単位で見れば、すでに食糧は足りていないのですが、主要国等が価格を調整したり買い上げたりしているせいで、多くの国では食糧危機的な状況は見えないですが(日本などではデフレでむしろ食糧が無駄に扱われている)、実際には逼迫しているようです。

基本的にその理由は


・干ばつ
・気候の変化
・受粉生物(みつばち等)の減少



などで、食糧価格が制御できなくなるというようなインフレ現象は別の問題で、あくまで「食べ物自体の収穫が危うい状況」だと言えると思います。

日本はアメリカやカナダ、オーストラリアなどからの食糧輸入が多いですが、アメリカの干魃状況は相当深刻なレベルになっているようです。

記録的干魃 経済むしばむ 加州、農業マヒで失業者急増(フジサンケイ Business i / 2009. 05. 14)

この記事では、カリフォルニアに干ばつに関しての非常事態宣言が出ていることが書かれてあり、また、「人々は自分だけで食べていくことができなくなり、集まって暮らし始めた」という当地の農家の人の話があり、食べ物の中心地である農家で、すでに個別では食べていくことができず、自給自足的な生活スタイルが始まっている事実が書かれています。

世界でも有数の穀物輸出国であるオーストラリアやアルゼンチンなども、オーストラリアは一部では干ばつが悪化していて、また、この記事には

> 干ばつの被害を受けている地域と、雨量が多過ぎる地域があり、2極分化している。

とあり、こちらに書いたブラジルと同様、制御のきかない荒れた天候状態が続いているようです。

アルゼンチンも干ばつで穀物生産見通しに大幅な下方修正が加えられています。


厄介なのは、これらの原因のほとんどを「人類は制御できない」ことです。
全世界で起きているみつばちの大量失踪は、いまだに原因が分からず、対応不可能ですし、言うまでもなく干ばつの原因である天候を制御することなどできません。

地球上の植物の8割は昆虫などの動物によって受粉されていて、さらにその中の8割をミツバチが担当してきました。要するに「ミツバチがこの世から消えたら、食用できるほとんどの植物は消えていく運命」にあります。

干ばつの見通しについても、どこの国からも希望的な観測は聞こえてきません。

要するに、この夏、秋以降、世界の食糧流通が急速に悪くなることはほぼ確定していると思われます。それも想像以上に厳しくなるかもしれません。

それは、食料生産の不足に加えて、経済不況の問題(保護主義など)や、商品先物市場の混乱等も考えられないでもありません。それでも、価格が荒れたりしている(高いけれど手に入る)うちはまだマシでしょうが、何年かすると、一般の人には小麦などの輸入品目は手に入らなくなる可能性もないではなさそうです。

なかなか想像しづらいですが、日本から小麦や果物などの多くが消えてしまうかもしれません。(ラーメンもうどんもケーキもクッキーもお好み焼きもパンもぜーんぶ小麦粉からできています)



とはいえ、これらは仕方のないことです。

なので、今回の記事で書きたかったことは危機感を煽ることではなく、「そうなる」ということをあらかじめ知っておきましょうということです。人口などとの兼ね合いでの供給面を考えても、この先、何年も食糧不足は解決しないと思われます。


人はいろんな時代に生きますので、「食糧のない時代」というのを生きていかなければならない時もあるのだと最近は思うようになりました。食糧のうちのいくつかは「思い出の中のもの」となる日もいつか来るように思いますので、今のうちに好きなものを食べたりしておくのもいいでしょうね。私もいろいろ探して食べています(笑)。


食糧不足は今の状況を冷静に考えて、ほぼ絶対に来ます。
これは予言とか陰謀とかの話ではありません。
現実の状況と数値がそれを物語っています。

日本農業新聞などの消費や流通といった項目をたまに見るだけでも、その状況はよくわかりますよ。







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