最近何というか、一気に自然の感じが刺激的に、あるいは不思議になってきたような気はします。
それぞれ自然科学の範疇で説明できることだとは思うのですが、基本的にこれまでの私などの数十年の人生の中では初めて見聞きすることばかりではあります。先日のオーストラリアの赤い空も、当地の土壌などを調べると納得はできるのですが、「ではなぜ今までの何百年の間にはなかったのだろう」とか、そんなことは思います。
気になったいくつかのニュースをピックアップしておきます。
原因等はそれぞれでお考えいただければ幸いです。
中国の極彩色の空
10月15日のこちらの記事にあったものですが、中国山東省で多くの人々に見られたものらしいです。記事での説明が「上空に色鮮やかで美しい放射状の光斑が現れ、多くの市民がこの神秘的な現象を楽しんだ」としかなく、何なのかわかりません。
> これらの光斑は高い高度に出現したため、薄雲がかかっても光が少し暗くなる程度で雲の流れの影響を受けて形が変わることもなく、明るく鮮やかに輝いていたそうだ。
とあって、「雲の流れの影響を受けて形が変わることもなく」ということは、その上にあるということなのですかね。見ると赤や黄色やオレンジがあり、まあ確かにきれいですが。
ロシアの光の輪
10月6日に、ロシアの上空に出た奇妙な空模様。(動画)
自然現象やUFOやHAARP、あるいは「終末の印だ」という意見までありますが、自然現象は過去の例との比較ができていないし、HAARPは以前何度か書いたように、低周波なので、局所的にこのような紋様ができるとは考えにくいですし、UFOにしては移動しないままだし、終末の印にしては小さい(そんな決まりあるの?)。
なんなんでしょうね。
昨年来飛びまくる火球
この1年くらいは火球が異常ともいえるペースで観測されていて、昨日も、オランダ上空で隕石が爆発というニュースが写真つきで報道されています。
地球には、太陽系内の彗星や小惑星、または岩石惑星から小さな隕石が頻繁に落下している。だが、今回のような大規模で明るい火球は二十数年に一度あるかないかの出来事だろうとユリエンス氏は語る。
とありますが、この規模のものが、この1年程度で少なくとも数回は起きていると記憶しています。多くはメモしていると思うので、わかったらそれぞれ貼っておきますが、隕石という断定されたものは少なく、あくまで「火球」がたくさん観測されているということです。
なので、ここでは隕石という断定はしませんが、仮に隕石だとして、どれも事前にひとつも観測されていないので、実際にもっと大きな隕石が接近しても、なす術はなさそうです。
さらに続きます。
タイの火の玉(バンファイパヤーナーク)
毎年上がるものらしいんですが、タイニュースのメコン川、今年も謎の火の玉という記事によると、今年も例年通り、「陰暦11月の満月の夜」にその火の玉が上がったそうです。
> 火の玉をひと目見ようと、数十万人の観光客がメコン河畔に押し寄せた。
ということで大騒ぎのようですが、「バンファイパヤーナークは自然現象とされるが、詳しいメカニズムはわかっていない」とのことであります。
燃え上がる羊 - ヨルダン
これはコメントで Over60 さんに教えていただいたのですが、ヨルダンでは地表が炎の温度に近づくという不思議な現象が起きています。
» Sheep burn on entering hot plot
宏観亭見聞録さんによると、
同国北部 Balqa 州の都市 Salt の北 10km で、約 2000m² (別の記事では 50〜60m²)にわたって地温が 400°C まで上昇、ものを投げ入れると炎を上げて燃え尽きてしまうとのことです。ヨルダン政府は調査委員会を設置して調査をおこなおうとしています。ヨルダン地質学者協会の会長は、異常現象がおきている地域では地震や火山活動は観測されていないと発言、また、自然資源局の長官は、地下に堆積した有機物の発酵が原因ではないかと推測しています。
とのことで、ある程度の広範囲で地表が異常に高くなる現象がおきているそう。
様々な火の温度を見てみますと、400度というのは炎の生ずる最低温度のようです。
十分に熱いのは熱そうです。
光の塔
今年の1月頃だと思いますが、ラトビアやアラスカ、アメリカ本土など各地で不思議な光が観測されたことがあります。これは特別不思議ではないという見解が出てはいますが、私は今年初めてニュースで見たもので、きれいだなあと思うと同時に、「これからいろいろなことが起きる時代になりそうだ」とも思ったものでした。次の冬にも見られるのでしょうかね。全然関係ないですが、この光が見られた国や地域ではその後、ひどい経済危機に陥っています。
▲ アメリカ・オクラホマ州(2009.01.26)
▲ ラトビア(2009.01.17)
参考記事 » ラトビアの光(さらば通常の自然界)
» 夜空に伸びる不思議な光の柱
太陽系の磁場の圧迫
昨日のナショナルジオグラフィックに太陽系外縁部に謎の“リボン”を発見という記事があり、記事はタイトルの通りですが、この記事に、
> 宇宙リボンの形成過程はまだ明らかになっていないが、天の川銀河の磁場が太陽圏の外層を圧迫して形成された可能性がある。
とありました。
ワタシがたまに紹介させていただいているアメリカの予測プロジェクト WebBot で昨年来何度か出てきている「太陽系は磁場で圧迫されている」という見解との類似性を感じるのでした。 WebBot によれば、現在、太陽系は天の川銀河の通過位置の問題で、非常な磁場の圧迫を受けていて、これによって太陽系全体に異常が起きていると繰り返し言っています。
この太陽系の異常と地球の様々な現象が関係しているかどうかは予想しても仕方ないですが、
・2012年から2015年くらいにサイクル24の太陽活動の最大時期を迎える
・来年いっぱいくらいは地球は天の川銀河の磁気帯の磁気の影響を受ける可能性
・2012年の12月には太陽と銀河中心が一直線上に並び、多分、銀河赤道の磁気帯の影響を大きく受けやすくなる
というような将来的にわかっていることから考えても、環境的にいろいろなことが起きやすいというのは言えるのかも知れません。その途中にはいろいろと強烈なこともあるのかもしれないですが、10年くらいのうちにはまた収まってくるのじゃないかと思いたいところです。
数十年後の地球の様子は今とは少し変わっているかもしれませんけれど。
[追記] 月と地球の間を小惑星が通過しております(多分もう通り過ぎました) 2009.10.18
Earth Changes Media のメルマガにこういう記事がありました。
30-foot-wide asteroid discovered Friday night will zip past the Earth just before midnight, Eastern Time, tonight. NASA estimates the object will pass within 216-thousand miles of Earth, or slightly closer than the orbit of the moon. There's no danger of the asteroid hitting the Earth.
簡単に訳すと、「金曜日の夜に発見された幅10メートルの小惑星は、米国時間の17日の夜0時頃に地球の先を通過します。この小惑星が地球に行く危険はありません」とのこと。
まあ・・・やっばり、あれですね。
これも NASA などによる発見が前日だったようなんですが、仮に地球に進む小惑星があったとして、それがすっごい大きい小惑星でも発見から到達まではこの程度(1日程度)の時間しかないのかもしれないですね。以前、木星に激突して地球大の衝撃跡を残した小惑星も、大きさはサーカー場くらいの大きさだったらしいですし。