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2009年12月16日


なんとなく活発化してきている太陽

地上に普通に暮らしていると、太陽がどうなっているかなどわかるわけもないわけですが、今はインターネットで多少はわかるようになっています。もしかしたら、私たちは過去にもボーッと暮らしつつも小規模なCME(太陽からのコロナガス噴出現象)などの直撃を何度も受けていたのかもしれないです。

さて、サイクル24に入ってからもほとんど活動が活発化しなかった太陽ですが、ここにきて少しずつ黒点数を増やしつつ、活動を盛んにしてきているようです。

宇宙天気情報センターによれば、今日、12月16日に、「1035」と番号付けされた黒点からフレア活動とCMEが起きていたようです。


cme-2009-12-16.jpg

▲ 左上の光がCME。黒点1035から噴出していると考えられます。上のGIF動画はこちらにあります。


フレアの規模はCクラスと中規模。フレアの規模は、A・B・C・M・Xと5段階にわけられていて、Xが最大となっています。

今回のCMEは、宇宙天気ニュース12月16日の記事によりますと、


1035黒点群は、太陽のほぼ中心線上にあることから、
飛び出したガスは地球へやって来る可能性が高いです。
地球への到達は3〜4日後、19〜20日くらいでしょうか。
オーロラ活動の活発化や、磁気嵐の発生が考えられます。


とのこと。

規模が小さいので、特に直接的な影響はないでしょうが、観察していると細かな現象とかわかるかもしれないですね。観測地であれば、オーロラなどが観測されやすくなるようです。

NASAなどの予測通りですと、今後数年かけて、この太陽活動はどんどんと大きくなっていくようで、CMEなどの規模も大きくなっていくそうです。当然、CMEはどんな手段でも止められる方法を私たち人類はもっていませんので、地球を直撃することになってもどうしようもないのですが、もっとも影響のあるのは、インフラや無線などの情報文明だと言われています。

それと、以前、人類と太陽(サイクル24の活動期を迎えて)という記事で書いたことがあるかもしれませんが、「太陽黒点数が増えると、戦争や社会動乱が増える」ということは比較的信頼できる近代のデータとして残っています。




▲ 1749年から1922年までの社会動乱と黒点数の相関関係。


これから世の中どうなっていくでしょうかね。
私自身も何となく、社会の殺伐とした気配を感じないでもないです。


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