噴火してみなければ、どのくらいの規模になるのかはわからないでしょうが、AFPの「マヨン山の火山活動、住民らに強制避難を警告」という記事によると、
科学者らによれば、マヨン山は数日中にも大規模噴火を起こす可能性が高い。夜間には肉眼で赤い溶岩を確認できるほどで、当局は避難を拒否している住民が火砕流に巻き込まれる危険が迫っているとしている。
とのこと。
こちらを見てみると、マヨン山というのは、高さは2,462mある山だそうで、
マヨン山はこの400年に50回も噴火している。記録に残る最も破壊的な噴火は1814年2月1日に起こった。溶岩流が山から10kmのカグサワという街を埋めて1,200人の死者を出した。現在、当時の街があった場所には教会の鐘楼しか残っていない。
という、なかかな激しい噴火を繰り返していた火山だそうです。
▲12月18日。3日前のマヨン山の様子。この時点ですでに赤い溶岩が確認できます。これが、高さ2400メートルの山で起きていると考えると、かなりの迫力かと思われます。
ちなみに、関係性はわからないにしても、なんとなく活発化してきている太陽という記事でもふれましたが、黒点の数がどんどん増えてきていて、これは、宇宙天気情報の黒点予測より早いペースで増えているようです。
宇宙天気情報センター の予測では、今後12ヶ月の黒点数の予測値(多分、月平均)を
2009年12月 06
2010年01月 07
2010年02月 08
2010年03月 09
2010年04月 10
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2010年07月 14
2010年08月 15
2010年09月 16
2010年10月 18
2010年11月 19
と、していますが、実際には、それを越えてきています。
この10日間の黒点数の変移はこうなっています。
10日で約3倍になっているようです。
予測より早く太陽活動が成長しているということかもしれません。
また、1035とされている太陽の活動領域の面積が成長し続けているようです。
太陽活動と地震や火山の関係はよくわからないですが、今回の推移の中で観察していれば、何らかの相関関係はわかるのかもしれませんし、まあ、わからないかもしれません。
プレート境界あたりで起きていることについて
それと、何となく気になっていることがあります。
多分、何の関係もないことだと思いますが、このマヨン山の位置と、先日の伊豆の群発地震の発生場所を見ていると、何となくおもしろい相関関係が見えそうな感じがします。
根拠がないので書こうかどうか迷いましたが、一応メモとして書いておきます。
これは世界の主なプレートで、上の黒い矢印が群発地震のあった伊豆。
下の青い矢印がフィリピンのマヨン山です。
位置は適当ですが、大体このあたりということで。
伊豆あたりから関東にかけては、ご存知の通り、フィリピン海プレートと、太平洋プレートと、ユーラシアプレートと北米プレートの4つのプレートの上の境界点あたりにある、ものすごい場所ではあります。
このような場所にある首都、あるいは主要都市は世界には他にないように思います。
そして、マヨン山。
こちらも、インドプレートとフィリピンプレートとユーラシアプレートの3つのプレートの境界近辺あたりに位置していて、つまり、どうも、感じとしてですが、「プレート同士が今、押し合っている、あるいは引っ張り合っている」ように思えないこともない現象が起きている・・・のかもしれません。ここから、私個人は、なんというのか、地球規模の大規模な地殻変動の予兆のような感じを少し受けたのでした。まあ、しかし根拠はありませんので、お気になさらないで下さい。
今後しばらくは他の複数のプレートの境界あたりの地域の地震や噴火をウォッチしてみるつもりです。
それにしても、日本ってすごい位置にあります。
このプレートの位置だと、世界が吹っ飛ぶ時にはまっさきに関東は吹っ飛ぶでしょうし、大規模な地殻の変動があった時は、異常に隆起してくるとか、あるいは沈没すると思います。
まあ、ずーっと何万年も先のことだと思いますけれど・・・大地の分断は数日で起き得るという発表もありましたしね。