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2010年01月04日


火山活動の連続でスタートした2010年

2010年の新年は、世界的に見れば火山の噴火と洪水でスタートしたと言えなくもないです。今回は噴火のことを書きたいと思っていますが、オーストラリアブラジルでは大きな洪水が発生中です。オーストラリアなどは、西部では干ばつで山火事が続いていて、東部では大洪水と相変わらず荒れています。

あと、これとは関係ないですが、1989年からサンフランシスコの埠頭で観光客から人気のあったアシカ1700頭が昨年暮れに突然消える(ニュースはこちら)ということがあったり(その後、オレゴン州で見つかったということです)、2032年に地球に小惑星が衝突する可能性があるとして、ロシアが専門委員会を起ち上げて、また各国とも協議するという映画みたいな話が出て来ていたり、いろいろとありました。

しかし、「一年の計は元旦にあり」という日本の諺を適用すれば、今年は「噴火の年」ということになりそうな気がします。2009年の年末から、今日にかけて、世界の4つの火山が新たに噴火したか。あるいは噴火間近となっています。

フィリピン・マヨン山が大規模噴火のおそれ(2009.12.27)
コンゴ共和国のニアムラギラ山が噴火(2010.01.02)
コロンビアのガレラス火山に噴火の兆しで住民に避難を勧告(2010.01.03)
インド洋にあるフランス海外県のレユニオン島にあるフルネーズ火山から溶岩噴出(2010.01.03)


他にもいつもコメントを下さる Over60さんによると、やはりコンゴ共和国のニイラゴンゴ山も噴火が近いようです。なお、そのコメントで紹介していただいたページに、東北大学大学院理学研究科の浜口博之教授が書かれたアフリカの火山・東北の火山という論文はなかなか興味深いです。
そこには、

> 地球上には800くらいの活火山があります.そのうち,およそ50の火山が毎年どこかで噴火しています.

とあり、1〜2週間で4つから5つの新たな噴火が現れるというのは、まあ、異常に多いというわけではなさそうです(少なくもないです)。


Active Volcanos of the World(現在活動中の火山)というページを見ると、2009年12月23日の時点で噴火活動している火山は12でした。

以下の12です。地図に番号を当ててみました。

12-volcano-world-500.jpg


1. ベズイミアニ火山 BEZYMIANNY(ロシア・カムチャッカ)
2. マヨン火山 MAYON(フィリピン)
3. ポアス火山 POAS(コスタリカ)
4. リダウト火山 REDOUBT(アラスカ)
5. サン・クリストバル火山 SAN CRISTOBAL(ニカラグア)
6. カリムスキー火山 KARYMSKY(ロシア・カムチャッカ)
7. キラウエア火山 KILAUEA(米国・ハワイ)
8. クルチェフスコイ火山 KLIUCHEVSKOI(ロシア・カムチャッカ)
9. 桜島(日本・九州)
10. シベルチ火山 SHIVELUCH(ロシア・カムチャッカ)
11. スーフリエールヒルズ火山 SOUFRIERE HILLS(英領・モントセラト)
12. 諏訪之瀬島(日本・沖縄)



ここに、今年になって活動が始まった、コンゴのニアムラギラ山、コロンビアのガレラス火山、インド洋のフルネーズ火山が加わったということになります。

こう地図を見ると、火山なんてものは世界中でドンパチと噴火していそうなものですが(そんなことはない)、地域はわりと偏っているなあと思います。

非常に大まかにわけると、

・カムチャッカ
・西日本
・カリブ海

の3つの比較的狭い地域がメインとなっているようです。
そこにハワイ、フィリピン、最近のコンゴというようなことになっています。



トバ・カタストロフ理論

最近知ったのですが、火山に関して、トバ・カタストロフ理論という言葉があります。

これは、インドネシアのトバ火山という火山が7万年前から7万5千年前くらい前、人類誕生以来の地球でもっとも大きな噴火のひとつと考えられる噴火を起こして、それにより地球の環境が大きく変動し(気温が下がった)、その後の人類の進化に影響を与えたのではないかという理論です。

基本的に私はこういう理論が好きで(苦笑)、「困難→進化→解消」と、きて、また、「困難→進化→解消」という繰り返しで、人類やいろいろな生物は今までなんとかここまで生きてきたのではないかと思っています。もちろん、種により絶滅と新生を繰り返してきたわけで、今の現生人類は今は存在していますが、長い歴史の中では一般の種は進化しない場合はむしろ絶滅するのが自然にも思えます。

多分、人類は、今後何年何万年くらいのスパンのことかはわからないですが、何度目かの「困難」にぶち当たるか、すでに突入しつつあるのだと思っています。

今までは、そこから「進化→解消」と何とか来たようなのですが、今度はどうなりますかねえ。ちなみに、アメリカのスタンフォード大学の研究者によると、トバ火山の噴火の後、つまり7万年前くらい前に「人類は全世界でわずか2000人にまで減り、絶滅直前だった」のだそう。(こちらに、日本語記事)

その2000人から増え続け、現在人口は60億人を越えています・・・。何だか「ネズミ算式」なんて言葉を思い出してしまいました。



7つの超巨大火山

これもOver60さんのコメントで私は初めて知ったのですが、世界には7つの「超巨大火山」というものがあるそうです。


1.イタリアアルプスのセージア渓谷
2.米国イエローストーン
3.薩南諸島北部に位置する薩摩硫黄島(さつまいおうじま)
4.インドネシア、スマトラ島北部にあるトバ火山
5.ニュージーランド北島のカルデラ群
6.横浜港から東へ約1500kmの海底に存在する超巨大海底火山・シャツキー海台
7.オントンジャワ海台


がそれに該当するものということで、2008年の暮れに話題となったアメリカのイエローストーン以外はその地名や火山の名前自体を初めてきいたものばかりです。最近、こつこつとこれらのことについて調べていますが、どれも資料自体が多くはありません。存在や成立が(調査ができないために)謎のままになっている部分も多いようです。

いずれにしても、地球が本格的に動き出す時には、これらのどれか、あるいは連動していくつかは動くのではないでしょうか。そして、そこに、先日書いた、アフリカの地溝帯なども絡むと、非常にダイナミックな地球の変動を体験できるような感じもします。多くの火山や地溝帯は実際に動き始めているようにも見えます。

恐ろしいという意見もあるかもしれませんが、しかし逆に考えると、私たちはご先祖様たちが決して見ることができなかった「地球のすごい状態」を見たりできる非常に希有で、ある意味でおもしろい時代に生きているのかもしれません。






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