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2010年02月10日


カオス化する気候 2 - 迷宮入りするその原因



Update - リオのカーニバル直前のブラジル・リオデジャネイロからものすごいニュース。リオはサハラ砂漠を超えて地球上で最も暑い都市となったようです。
一番下に追記いたしました。(02.11)




snow_america.jpg

▲ ナショナルジオグラフィックの2月10日の記事、“スノーマゲドン”、米大西洋岸の大雪よりワシントン周辺地域。広い範囲で真っ白になっています。



前回記事で、アメリカやヨーロッパなどの大変な寒波と大雪のことを書きましたが、しかし、そこでも少しふれたように、寒波の逆ともいえる「普通ではない暖かさ」が問題となっている地域もたくさんあります。最近でも、中国南部で異常高温…雲南で気温30度超、海南は夏入り宣言(サーチナ 02月04日)や、バンクーバーに桜、1カ月早い開花(02月05日 朝日ドットコム)、などのように、異常な暖かさがニュースになっていることはわりと多いです。

でまあ、最近薄々と感じるのは、実は今、「地球に一貫している気候の方向性などないのではないのか」ということかもしれません。地球全体で見ると、少なくとも短期間で向かっているのは、一方向の「温暖化」や「寒冷化」ではないと思わざるを得ません。

タイトルに「カオス」とつけたのはこれが理由です。
つまり、今、地球の気候や気温は混沌と変化してきていると思う他はないと感じるのですね。

さて、その理由は専門家の方などの意見もありますでしょうが、そのあたりを斟酌しつつ、私個人として次の3つは思います。

・気流の変化
・海流と海水温の変化
・宇宙線や太陽活動などの影響
(これは未知)

などのどれか、あるいは全部関係あるのではないかとは思っていたりはします。
気流や海流の変化には「地球の磁場」というものが加わっている気がするのですが、これらを含めた自然現象などのことをいろいろと調べていくうちに、私たちがどうしても突き当たるひとつのキーワードがあります。

たとえば、上の海流や気流のことを知りたいと思って、北極振動エルニーニョ現象ダイポールモード現象などの説明を読んだとします。今、適当に並べた3つですが、この3つにも、そして、多くの自然環境現象の説明に共通することがあります。それは何だと思われますか?
それはこの赤字の部分の概念です。

→ 北極振動が始まる原因は現時点でははっきりしておらず・・・(北極振動)

→ 根本的な原因はいまだに詳しく解明されていない・・・(エルニーニョ)

なんらかの理由でインド洋で南東貿易風が強化されると・・・(ダイポール)

要するに、「何もかもよくわかっていない」ということが共通するキーワードのようなのです。どうしてこんなに地球の自然現象の根本が解明できていないのかというのは、さらに突っ込むと、こういう記事にも突き当たり、今の「(特に科学アカデミーの)人たちの考えの根幹」というものへと思いが至ります。

地球の磁場の変動、原因は海流か?(ナショナルジオグラフィック 2009年07月23日)

地球の磁場の変動の原因のことで大騒ぎになったという記事ですが、注目すべきなのは、この理論の真偽などではなく、「地球物理学者たちはまだこんな基本的な部分において論争している」という事実。

つまり、「地球の磁場の変動はどうして存在するのか」という地球物理の根本ともいえそうな部分に関して、いまだに漠然とした概念も確立されていないということを私は知ってしまったわけで、驚くというのか、微妙な感じを受けるのです。

そしてまあ・・・ここからはオカルト領分にもなるかとは思いますが、そこにたどり着けない根本の理由が、上のナショナルジオグラフィックの記事の中の記述に説明があると思うのです。
この部分です。


地球の磁場といえば、一般的には地球内部にある外核の対流運動(ダイナモ)が発生源であると考えられている。


とこの記事にはあります。

要するに、地球の磁場は地球が内部で自分で作っていると。
他には何の要素(宇宙など)も荷担していないと。
地球の周囲にはヴァン・アレン帯などと呼ばれる放射線の帯みたいな巨大な陽子とか電子の群れが周遊していて、これは一般的に地球の磁場に捕らえられているとされています。こういうのも、地球が自分で作った磁場で制御しているものだと。

なんというか、「全部、地球が自力で生み出して自力で運営している」という「地球エライ説」のような感じでしょうか。
現在までの地球物理学に関しての一般的な考えはこのような感じだと思います。
私は理科系のオンチなので、自分なりの書き方しかできませんが、地球のこの数十億年の歴史は、公式な、あるいは教科書的な書き方だと、

1. ビッグバンの後に地球が生まれる
2. 地球の核の対流運動で磁場が発生する
3. その磁場が地球の海流や気流、あるいは地球周囲の宇宙まで支配する


というような感じの意見に近いようです。
ここには「宇宙の影響」という概念が本当に出てこないのですよ。

まあ、私も、地球の事象が何もかも宇宙に関連すると思っているわけではないですが、最近の様々な宇宙や太陽に関する発見などを見ていると、少なくとも地球の上の生き物の運命は宇宙全体どころか、わりと近い太陽あたりでも牛耳る(CMEによる文明の破壊)ことができるし、超新星爆発なんぞが起こると生物の大量絶滅までさせられる(参考記事)。

そこまで大きな影響を持つ宇宙が、仮に何の統合性もない単なる空間だとしても、そこに地球が漂っている限り、影響は免れないと思うのです。

地球が、宇宙から無秩序(のように見える)に放たれる宇宙線やガンマ線の影響から永遠に逃れることはできないことを見ても、地球という星は、まずは太陽と太陽系からの影響、そして、次に天の川銀河あたりからの影響、その外側からの影響にいたるまで、一貫して地球は宇宙の影響の下にあると考えざるを得ない、と考えるのが昨今の偽らざる私の心境ではあります。多分、地球の環境にもそれが一番影響しているのではないかという感じがしてきています。

具体的には

・宇宙線の影響は、雲の生成、雷の発生、地震、などに関係ある

とは思っていて、また、

・太陽活動、あるいは(未知の)宇宙線が人間の精神活動に影響を与える

ということくらいまでは思っていますが、実はもっともっと広域にわたる関係もないではないかもしれないなあ、と今は思っています。

実際には、「宇宙から」という言葉を出すだけで、トンデモだ、オカルトだ、というような感じの風潮はあるので、私のような素人はいいとしても、科学者の方ならその類の研究や発言には慎重にならざるを得ないというのは理解はできますが。


話を戻すと、異常気象のことなどを調べていて、最近、根本的な問題であると思われる「そもそも気候とはどうして存在するのか」ということが今ひとつわかりません。

北半球や南半球などの大まかな季節に関しては、国立科学博物館の宇宙の質問箱 - 季節はどうしてできるのですか?に、私などにもわかりやすい回答がありますが、「隣り合った国でまるで違う気候、あるいは同じ国の中でも違う気候」などはどうして発生するのかとか、いろいろと疑問はあります。

過去記事にも書いたように、私自身、人類を含む次の生物の大量絶滅は始まるか、あるいはもう始まっているとは考えていて、暗いといえば暗い情熱ではあるのですが、そのことを知りたいという願望から離れられないというのは事実です。

なんか地球の変貌シリーズとごっちゃになってきてしまいました。


[追記] アメリカの大雪ですが、今日のAFPの記事によりますと、連邦政府の機能の麻痺にまで至ってきているようです。

雪って政府機能をクラッシュさせることができるのですね。
地震やハリケーンと違って、あまり死者や建物被害を出さずに社会機能を麻痺させられるのが雪のすごいところだと思いました。


[追記2]ブラジル・リオにとんでもない熱波

リオに50年ぶり最悪の熱波、体感気温は50度以上 (AFP 2010年02月11日)

> 9日には気温が摂氏46.3度を記録し、サハラ砂漠の33度を超えて地球上で最も暑い都市となった。体感温度は50度以上にもなる。

とのこと。
これはすごい。
記事を読むとビーチが大盛況のようですが、ここまでの熱さだとしむしろ太陽に当たらない方がいいのでは。

ちなみに、原因は「熱波の原因は、エルニーニョ現象のため雲ができないことだ」と書かれてあります。しかし、そのエルニーニョ自体はどうして起きるのか、上の記事にもありますが、よくわかっていないのです。

そういえば、ブラジルと同じ南米のベネズエラでは大統領が電力供給に関して非常事態宣言を出しています。






タグ:地球と宇宙

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