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2010年03月02日


2010年2月の災害 その1 - 豪雨と洪水

Update - 今回の内容とは関係のない追記ですが、コメントで Over60 さんから昨日の NASA の発表が紹介していただいておりまして、それによると、先日のチリの地震で、なんと「地球一日の長さが短くなったかも」とのこと。下に追記しておきます。




2010年2月の災害をまとめてみようと、メモしていたものを整理していたのですが、「災害というだけの括りは一度では無理だ」と気づきました。

本当に災害が多いのです。もちろん、毎年災害はたくさんあるでしょうが、特に、雨や雪、そしてそれに伴う洪水の災害記事がものすごく多いのです。

2010年は、ハイチの地震やチリの地震などもあり、ひとつの災害での死者数平均では地震が圧倒しているのですが、しかし、一方で、今、世界でもっとも死者数の多い災害はダントツで飢餓です。世界食糧計画の発表が正しいのなら、毎日2万5千人が飢餓で死亡しているそうです(毎日ですよ)。年間だと、1000万人にも近い人が亡くなっている可能性があるようです。

飢餓の原因は政治や経済も絡んでいて様々ですが、天候も関係しているのは確かでしょう。豪雨、洪水、干ばつ、熱波、大雪、ハリケーンやサイクロンなどが農業に与える影響は大変に大きいと思います。

その中の豪雨と洪水が多発しているという現状はあまりよろしくないようには思います。

そんなこともあり、今回は2010年2月の災害のうちの「豪雨と洪水」に関してまとめてみます。2月だけでも、こちらで調べられるだけでもこんなにありました。「記事」というリンクがソースです。

また、洪水被害等は何日にも渡っての天候異変で起きるものが多く、下には日付がありますが、これは「主に報道された日」くらいの目安で、その前後に激しい豪雨や暴風雨に襲われ続けていると考えていただいていいと思います。

・ペルーのリマで豪雨(02.03) → 記事
・スペイン領グラン・カナリア島で暴風雨(02.04) → 記事
・メキシコで豪雨と地滑り(02.06) → 記事
・ペルーで豪雨。非常事態宣言(02.07) → 記事
・オーストラリアのクイーンズランド州で洪水(02.09) → 記事
・インドネシア西ジャワで洪水(02.15) → 記事
・サウジアラビアのメッカで洪水(02.16) → 記事
・オーストラリア・ニューサウスウエスト州で洪水(02.17) → 記事
・ギリシャ北部で豪雨(02.18) → 記事
・パキスタン西部のムザファラバードで洪水(02.20) → 記事
・ポルトガル領マデイラ島で記録的な豪雨(02.21) → 記事
・アルゼンチンのブエノスアイレスで洪水(02.22) → 記事
・スペインのファレス市で暴風雨(02.22) → 記事
・スペイン領テネリフェ島(カナリア諸島)で暴風雨(02.22) → 記事
・地震後のハイチで洪水被害(02.28) → 記事
・フランスとポルトガルとスペインなどに暴風雨(02.28) → 記事


three_cols.jpg

▲ サウジアラビアのメッカでの洪水。サウジアラビアは昨年以来、大洪水が度々起きているようです。


こうやって文字で羅列しても、多くてよくわかんないですよね。
私もそうでした。

なので、今日半日かけて(苦笑)、地図を作ってみました。
単なる世界地図にするより、「世界の飢餓状況の地図」と合わせてみました。
結構古いデータですが、もともとそれほど正確なデータが取れているというものでもないですので、飢餓の分布地域に関しては、なんとなくと見て下されば幸いです。

地図の色分けはこうなっています。

hunger-world.jpg

そして、これが飢餓状況の地図に重ねた洪水被害の分布です。
たった1ヶ月で、報道ベースに出る洪水がこれだけ起きたということになります。

2010-02-flood.jpg

カッコ内に「洪水」とか「豪雨」とかを一応記してありますが、雨と洪水は単に原因と結果の関係であるので、わけることには意味はなかったかもしれません。つまり、洪水が発生したところでは、どこでも「激しい雨が続いた」ということになります。

分布を見ていて、何となく一種の「ライン」のようになっているように見えたので、引いてみました。赤い太い線が私がラインに見えた部分です。

flood-line-2.jpg

これを見ると、

・メキシコからアルゼンチンまでのライン

・アフリカ北部からヨーロッパを通り、オーストラリアまでのライン


と、まあ大雑把ですが、豪雨地帯は曖昧なラインとなっていたようです。先日から天候のことを少しずつ勉強していることなどもあり、何か見えそうですが・・そこは素人。やはりわかりません。


それに加えて、アメリカとヨーロッパの大雪というのも加わるわけで、とにかく「水がたくさん地上に降り注いだ2月」だったというような感じです。

とはいえ、豪雨だけではなく、干ばつと同時に進行しています。
豪雨被害の多い南米でも、ベネズエラでは強烈な干ばつが起きていて、中国南西部でも、2ヶ月近く雨が降っていない地域があり、1000万人程度の人間と、たくさんの家畜たちの飲料水が危ぶまれています。

雲南・貴州を中心とする中国南西部が厳しい干ばつ (農業情報研究所 02月23日)

水没した村の姿を出現させたベネズエラの激しい干ばつ (Metro.co.uk 2010.02.26)


これは、まあ・・・やっぱり、今年は農業や農作が試練の時になるのではないのかなあという感じがどうしてもします。起きるとすると、世界的な食糧問題です。
他にもいろいろと農業と漁業に関しては、危険な兆候がたくさんあるのですよ。

この先、雪解けのシーズンを迎えますし、洪水はまだ続くように思います。

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[追記]チリの地震で地球の時間が短くなったらしいです・・・。

03月01日に NASA から下のニュースリリースがありました。

Chilean Quake May Have Shortened Earth Days
(チリの地震が地球一日の長さを短くしたかもしれない)

NASA 2010年03月01日

NASA の科学者であるリチャード・グロスという人が、2月27日のチリ地震の揺れの結果の変化を科学者仲間と計算したところ・・・「地球の1日の長さが1.26マイクロ秒(100万分の1.26秒)短縮したはずだ」という結果となったそうです。

今回の地震は2004年のスマトラ地震より規模は小さかったのですが、どうもスマトラではそれは起きずに、今回は起きたらしいです。

↑ 訂正。2004年のスマトラ地震でも、1日が100万分の2.68秒、短くなっていたそうです。そのメカニズムの違いが NASA のサイトに載っているんですが、わからないです。とりあえず、2004年のスマトラ地震と今回のチリ地震の2回の地震で、時間が100万分の3.94秒短くなったということでOKなのですかね。

こういうのはなんか地球に悪影響とかはないのですかね。
自転?・・・の問題?・・・とか・・・うーん、よくわかんないですが、とりあえず、これから時計と実際の時間は毎日100万分の1.26秒ずつズレていくということなんですかね。あー難しい。

昨年は地球の磁北が1年に64キロでロシアへ向かって移動中(ナショナルジオグラフィック 2009年12月25日)なんてニュースもあったし、地球の磁場とかも含めて、なんだかムチャクチャになってきたような感じもあります。

ポールシフトなどにならないように、がんばれ地球。





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