
▲ 1929年1月15日のスウェーデン・ヨンショーピング駅。強風と低温で、駅の看板とか彫像みたいものとか、いろいろなものが氷結しています。氷の厚さは平均で25cmから30cmだったとか
先日の2010年2月の災害 その1 - 豪雨と洪水という記事のコメントに、いつも記事を紹介して下さる Over60 さんが、「80年前のスウェーデンの寒波の写真」が掲載されているサイトのリンクを記して下さっていました。
これがなかかなすごくて、資料的にも珍しいものかもしれないので、ご紹介しておきたいと思います。
記事は、
・Jönköping: Trafikstörningar på grund av nedisning 1929
ヨンショーピング:1929年の寒波による交通への干渉
というもので、スウェーデン語のブログです。
スウェーデン語はわかりませんが、Google翻訳 で英語を仲介させれば、何とか漠然とした内容程度はわかりますので、間違っていると思いますが、キャプションも適当につけておきます。
ちなみに、ヨンショーピング市というのは、 Wikipedia によると、スウェーデン南部にある人口8万人程度の都市だそうです。

▲ 現在のヨンショーピング市。ヨンショーピング大学という大学のあたり。
1929年のヨンショーピングの寒波
1929年1月15日から1月17日までの3日間、激しい嵐と寒波がスウェーデン南部の街、ヨンショーピングに吹き荒れて、1月17日に嵐が収まった時には、街は完全に氷に覆われていたということらしいです。「雪」ではなく、「氷」に覆われるというあたりに迫力があります。

▲ 遠距離通信網のラインにカバーをかけている。全部で73とか。スウェーデンでは1929年に結構な遠距離通信網が発達していたんですね。

▲ 凍り付いた貨物列車。これはすごいですね。私は北海道生まれですが、こんなのは見たことない。

▲ 男手80人で少し使えるようになったホーム。他の大部分は埋もれたままだったようです。氷の地獄。これが雪だけなら、雪国ではよく見られる光景です。

▲ 1929年1月17日に嵐は止みましたが、その時には駅にあるものはすべて凍り付き、駅は使用できなくなっていました。この写真のは何が凍っているのだかよくわかりません。
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他にも上のブログには掲載されているのでご覧下さい。
ちなみに、この記事そのものは日付を見ると、ごく最近アップされたもののようで、「どうしてかな」と思ったら、スウェーデンでは今、この80年前の再来かと思われるような大寒波が続いているのだそうです。
全然報道されないのでわからなかったのですが、2月には寒波で非常事態宣言が出ています。このあたりに関しては、スウェーデンにお住まいの日本人の方のブログ「スウェーデンは今」の
スウェーデン中南部で寒波のため非常事態警報 に詳しいです。
ただ、このブログにある現在のストックホルムの写真(下)を見る限りは、1929年にヨンショーピング市を襲った寒波のほうが激しかったようにも見えます。

今後、世界の気候が今年の冬のように「二極化」にも近い極端な気候分布になってくるとすると、80年前のヨンショーピング市のような光景がいろいろなところに現れるのかもしれません。
住んでいる周りがこんなふうになったらおもしろそう(おいおい)。



