・Bat Die-offs Spread to 11 States and Scientists Call It “Crisis”
以前も書いたことがありますが、昨年、アメリカで「コウモリの大量死」が報告されたのですが、この問題が、ここに来て全米に広がってきているようです。2月のナショナルジオグラフィックにも記事が出ています。
Earth Files の記事によると、3月15日には、アメリカの連邦野生生物部局の局員が生物学者たちと会合をするということが行われたようで、かなり危機的な状況のようです。
以前も書いたことがあるかもしれないですが、コウモリはミツバチと同じように受粉に関与して、また、農作物の害虫を食べてくれる、アメリカ農業にとっては絶対に必要なものなのです。それがものすごい勢いで死んでいっていることには、何よりも当局と専門家たちが恐怖を持って、この光景を見ているような気がします。
結構重大な記事のようにも思いましたので、上の記事を少し訳しました。
後半に生物学者とのインタビューがあるのですが、その前で今日は時間切れでありました。後日、できるようなら続きを書きます。
(ここから)
コウモリの大量死が全米11州に拡大。科学者は「危機的な状況だ」と警告これらのコウモリは、5000万年の長きにわたり、このあたりの自然環境に順応してきた。ところが、私たちが観察をはじめたほんの短い期間の間に、彼らコウモリは森や自然の循環の中から消えてしまった。- スコット・ダーリング (バーモントの野生生物の生物学者)
2010年3月19日現在、この地図にあるように、白い鼻症候群の原因となる細菌に感染しているコウモリがいる地域は、全米11の州に広がっている。
2010年03月25日 ケンタッキー州ルイビル -- 3月15日から19日の間、ケンタッキー州ルイビルにおいて、連邦魚類野生生物部局の部員たちが、州の生物学者たちと会合を行った。議題は、現在、膨大な数の冬眠中のコウモリが「白い鼻症候群」で死んでいる問題に対処する国家的プランを実現することだった。
ある跡ではこの冬に、なんと 99% の冬眠中のコウモリが死んでいたのである。そのひとつが、ニューヨーク州にあるアディロンダック山地にあるグラファイト鉱山の跡だ。この場所はかつて、北米最大のトビイロホオヒゲコウモリ ( Little Brown Bat )の棲息地で、20万匹はいたと思われる。
しかし、最近、その生息数は2000匹まで落ちていた。
トビイロホオヒゲコウモリが全滅した洞穴の様子。米国バーモント州にあるアイオリス洞穴。
これらのコウモリの大量死の原因は、ジオマイセス菌( fungus Geomyces )と考えられていて、コウモリの鼻の周囲に白い輪を残す。また、耳や羽にも感染する。これらの「白い鼻症候群」は、2006年2月以前は誰も聞いたこともないようなものだったのに、たった4年の間に広がっていき、今ではアメリカ東北部からテネシーまで拡大している。現在、感染が確認されている州は最大11州。
鼻の周囲に「白い輪」をつけている冬眠中のコウモリ。こういう症状は、以前はまったく見られなかったものだ。
3月19日、カナダのオンタリオ自然資源庁は、最初の「白い鼻症候群」はカナダで見つかったと発表した。オタワの西200キロにあるバンクロフト・ミンデン地域でもコウモリが感染している。
米国ケンタッキー州での会合で、バーモント州の魚類野生生物部局に、28年間勤めていた野生生物学者のスコット・ダーリングと電話で話すことができた。彼も同僚たちもこんな現象はかつて見たことがないそうだ。
この現象がどのくらい深刻なものなのかを聞いてみた。
(ここまで)
以下、こちらのインタビューに続きます。
余裕があれば、後日、訳します。






