(参考)過去関連記事
・HAARP の話題2(検証してみました) (2009年09月12日)
・HAARP の話題 3 (世界全滅装置?) (2009年09月25日)
・HAARP の話題 ラスト (低い周波の特性とは) (2009年09月27日)
世間では地震との関連がよく言われていたわけですが、昨年の時点では HAARP と地震の発生に関しての関連はデータ上ではあまり見られなかったので、その後は、むしろ「低周波の発生源」というものについて考えたりしたことはありました。
そして、ひとつの推論としてですが、 HAARP のメーターは超低周波に反応しているのではないかということと、そして、「地球の周辺でもっとも規模の大きな低周波を発するのは太陽ではないか」と思った次第で、太陽活動の激しい時のフレアやコロナの大量放出(CME)の際に(低周波が地球に到来するのではないかと思い)、それとリンクとしているのではないかとも考えたりしていたこともありました。
そんなこともあり、以前少し調べたことがあったのですが、これもある程度のリンクは示すのですが、やはりよくわかりませんでした。
なので、次に「 HAARP Fluxgate Magnetometer が大きく反応する時」を待っていたところ、やっと大きく反応してくれました(待ってたのかい)。4月1日に以下のように大きく反応しています。

そして、これを太陽活動と関連しているかどうか調べてみました。
太陽活動の現況というページに日々のフレアの規模が下のような感じで記されています(クリックでページにいきます)。

ちなみに、フレアは規模の大きなほうから、Xクラス、Mクラス、Cクラス、Bクラスというように分類されています。Xクラスは昨年末から始まった黒点活動(サイクル24)ではまだ観測されていません。
今回、 HAARP のメーターが最大に反応したのは4月1日です。
太陽活動が起きてから地球に太陽からのあらゆる影響が到達するのが、まあ、太陽系の気象条件などで変わるのでしょうけれど、最大でも 100 時間以内くらいと見積もって、3月27日あたりから見ればいいのではないかと見てみますと、このようになっています。
左が3月27日、右が4月1日です。

確かに、フレアが発生していはいますが、最大が3月28日のCクラスの3.8というのは、太陽活動が活発な最近では大した規模のものではありません。今年の2月には、Mクラスが何度も頻発していたのに比べると、3月27日から4月1日という期間は、フレアの発生していない日さえあり、太陽活動は比較的穏やかだったと思われます。
こちらの、27日の太陽周期に合わせたデータプロットというページには太陽から出ている様々なもののデータがああります。

こんなものを見ても私に理解できるわけもないですが、それぞれの意味はわからないとして、「グラフの変動」だけを見てみても、3月27日から4月1日には特に変動はなさそうです。ただ、太陽X線(なんのことやらわかりませんが)というのが3月27日にやや大きいかなと。
というわけで、何を言いたいかというと、 HAARP のメーターは、太陽の活動に反応することもありますし、今回のように太陽活動とは関係なく反応することもあります。なので、 HAARP を研究なさっている方などは、今回のように太陽活動と関係していない HAARP の反応がある時の、その後に起きることをデータとして採取しておくと、後々に何かとわかりやすいかと思います。
私個人として HAARP が何かというのは今では推論としても意見は持っていませんが、国家がそれなりの予算を計上して設置してあるということは、まるで無意味でもないとは思います。
観察される場合は、 HAARP は超低周波の発生装置らしいですので、地震よりはむしろ、地滑り、氷河や氷床の崩壊(低周波での氷の破砕)、噴火、などをチェックされるのもよろしいかと思います。地震は世界での発生回数が多すぎて、観察対象に向かないと思います。
また、電離層を変化させる軍事計画という文書にある、1990年代初めに米軍から公式に発表された HAARP の初期の設置目的書類の中に、
・大気上空に電離層レンズを作り、強力な高周波エネルギー焦点を作ること。
・反射装置(ミラー)を作る目的で、上空90キロメートル以内の電離層に変化を与えること。
という項目もありますので、オーロラや空の変化の観察も楽しいかもしれません。
最近、ノルウェーのとか空の変なの多いですしね。
昨日も、北海道の室蘭に変なのが出てました。

私も調べたいですが、今は宇宙のことと昆虫の生態システムを調べるだけで手一杯です。