記事の日付を見ますと、2年以上前となりますが、「クレアなひととき」というブログに、
・大洪水と向き合うこと - さりげなく始まっている洪水の時代
(2009年9月29日)
という記事を書いたことがあります。
そこに、今となっては古いデータとなりますが、2008年までの「国際ニュースで報道された洪水のニュース」についての件数を載せています。
洪水(件数)
2008年 (27)
2007年 (24)
2006年 (11)
2005年 (16)
2004年 (15)
2003年 (2)
2002年 (5)
2001年 (2)
2000年 (1)
このように飛躍的に増えているわけですが、昨年と今年の状況を見ると、この件数はさらに跳ね上がっているのは確実だと思われます。というより、今は、タイの洪水を見るまでもなく、実は自然災害の中で、「洪水と噴火のニュースの数が際立っている」という現実があります。
今回は、ここ数日の報道の中で、イタリアとスペインを襲っている洪水のことについて、ニュースをご紹介しようと追いますが、その前にタイの洪水の現況。
バンコクの行方
タイの洪水は、大きな問題となってからすでに結構な日が経ちます。
文字ベースの報道を見ていると、今のところ「収束している」ということではないようです。
・日本人の帰国は昨春のバンコク騒乱時の3倍 (日経 2011.10.25)
・タイに対する渡航情報(危険情報)の発出 (外務省 2011.10.24)
などとなっていて、タイの日本人をめぐる環境も近年最大の警戒態勢となっているようです。
この危険情報については「渡航の是非検討」なっていて、外務省での4段階で上から3番目で、危険度の高い順番にこのようになっています。
「退避を勧告します。渡航は延期してください」
「渡航の延期をおすすめします」
「渡航の是非を検討してください」
「十分注意してください」
私は自分が行ったことのある国の中では、世界の中でタイが一番好きな国で、ここ数年は全然行けないですが、かつてタイのいろいろな場所を歩きました。今回の洪水ではその地域のかなりの部分も水没していたりするようです。
もっとも、最近のニュース(10月27日午後6時)では、タイの首都バンコクそのものも洪水から守りきるのは難しいようです。
そして、私たちは多分、「さらなる」洪水に対応してくという必要も出てくるのかもしれません。
もちろん、そうなるかどうかは誰にもわかりません。
さて、タイの洪水以上に、欧州では大きなニュースとなっているのが、イタリアとスペインでの豪雨と洪水です。
それぞれ、海外報道をご紹介します。
このイタリアの例では、24時間の間に 500ミリの雨が降ったのだそうです。
どのくらいの雨だったか、想像するのも難しいです。
イタリアの激しい洪水で少なくとも9人が死亡
Deadly Floods Tear Through Italian Riviera
Sky News 2011.10.26

イタリアのリゾート地を襲った洪水と地滑りで現在までに、少なくとも9人の人命を奪っている。この中には、行方不明となっていたレスキュー隊員も含まれている。
この地は、「まるで絵画のようだ」と言われているリゾート地で、特に英国人から人気のある保養地となっていた。休暇中の人々で賑わうシンク・テレを含めた海岸線一帯で、豪雨により、巨大な土砂崩れに見舞われた。
車は海に浚われ、道路は川と化した。
当市の市長はこのように語った。
「もうかつてのこの地は存在していない。電気もない。ガスも電話も通じない。そして、多くの人々が行方不明となっている。すべての地域が浸水した。私たちは援助を今、必要としている」。
今回の豪雨では、24時間の間に 500ミリの雨が降ったと考えられている。
スペインでの突然の鉄砲水で英子のカップルが死亡
Elderly British couple swept to their deaths in Benidorm flash floods... 15 months after government warned area was a flood risk
Daily Mail 2011.10.26

その洪水が発生した時、休暇でスペインのコスタ・ブランカを訪れていた英国の72歳と70歳の夫婦は、海岸通りの静かなリゾートの市場のカフェで、必死でしがみついている姿を目撃された。
目撃者によると、市場の露天を突然襲った洪水による鉄砲水は、市場にある車、店などを一気に押し流したという。
現場にいた人が撮影したビデオには、車や家財が流されている様子が映っている。
洪水の激しさを物語るものだ。
YouTube より




