(訳者注) コンゴ民主共和国といってもピンと来ない部分があるのですが、十数年前までは「ザイール」という国名でした。今でも私などはザイールのほうがわかりやすいです。

コンゴは他のアフリカ諸国もそうですが、植民地時代の後、何度も内戦や戦争を経験している国でもあります。
そのコンゴ民主共和国で昨年から流行しているコレラのパンデミックが悪化し続けているという国連からのニュースです。
In Brief: DRC cholera outbreak worsens
IRIN 2012.06.08
コンゴ民主共和国でのコレラの流行が悪化

▲ 水を運ぶコンゴ民主共和国の女性たち。コンゴでは多くの人々が安全な水源にアクセスできない。
国連人道問題調整事務所 ( OCHA ) の報告によると、コンゴ民主共和国でコレラが拡大の兆しを見せており、2012年1月から1万9千人以上がコレラに感染し、現在まで約 400人が死亡した。
人道問題調整事務所 ( OCHA ) のスポークスマンであるイボン・エドウモウ氏は記者会見で、以下のように語った。
「昨年は、983人が11の地区でコレラで死亡したが、2012年のコレラの感染の数は、現時点で昨年の90パーセントに達している」。
コンゴでは昨年コレラが発生して以来、 40,795人以上の感染が報告されている。
拡大するコレラの流行に対して、国連本部の「中央緊急対応基金」 ( Emergency Response Fun ) によって、 910万ドル(約 7億円)の資金が供給された。これを人道的な非常事態と位置づけている。
専門家によると、コンゴ民主共和国の衛生整備の劣化、病気の情報に対してのコミュニケーション不足、そして、安全な水源へのアクセスの制限など一般的な公衆衛生インフラ基盤の不足がコレラの流行を長引かせているという。
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