▲ 米国のテレビ NEWS4 での放映。アナウンサーが示しているパネルの黄色い点が地震が発生した場所。
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(訳者注) アメリカのネバダ州のリノという大きな街の近郊にある小さなエリアで、「1週間の間に 100回以上の小さな地震が起きている」という報道をご紹介します。
ほとんどがマグニチュード2以下で、体感されるような地震はほとんどないようですが、地元の地震研究所の人が注意を呼びかけているということは、ふだんよりも多いものなのかもしれません。
場所は下の「A」のあたりです。
▲ 連続した地震が起きているネバダ州のリノ近郊にあるスパニッシュ・スプリングスという場所。
なお、記事の中にネバダ州の大規模な災害訓練「グレート・ネバダ・シェイクアウト」 のことが出ていますが、この第1回目の広報の翻訳を In Deep で取り上げたことがありました。
・米国ネバダ州で巨大地震を想定した1000万人規模の防災訓練
In Deep 2010年10月07日
ところで、これは全然関係ないことですが、今回のことで米国の最近の地震の様子を見ていましたら、イエローストーンで結構強い群発地震が起きていることを知りました。
下のものは、アメリカ地質調査所の10月15日のデータからです。
イエローストーンでマグニチュード3を越える地震は比較的珍しいかもしれないです。
今は収まっているようです。
ともあれ、ここから、ネバダの群発地震のニュースをご紹介します。
米国のテレビニュースからです。
More than 100 small earthquakes shake Spanish Springs
NEWS4 (米国) 2012.10.14
スパニッシュ・スプリングス地区で 100回を越える小さな群発地震が発生
ネバダ州リノ近郊にあるスパニッシュ・スプリングス地域で、この1週間の間に、100回を越える小さな地震が発生している。
これまでのところ、それらの地震はとても小さなものなので、体感されるには至っていないが、地震の専門家たちは「地震が多く起きているということを住民の人たちに知っておいてもらいたい」と述べる。
パニックに陥る必要はまったくないが、しかし、この機会に地震に備えての準備をすることは悪くないと専門家たちは言う。
ネバダ州の地震研究所のケン・スミス氏によると、地震による怪我の大部分は、落下物によるものか、あるいは飛ばされたものによるものだという。
スミス氏は、温水器などを固定すること、本棚などを固定すること、そして、貴重品を確保すること、などを呼びかけている。
スパニッシュ・スプリングス地域での地震は、10月8日からの1週間で少なくとも 115件にのぼるという。
スミス氏は「今後のことはまったく予測できません」と言う。
そして、「地震は今日にも収まるかもしれないし、あるいは続くかもしれない。また、現在は非常に小さな地震ですが、これが大きくなる可能性もあるのです」と続けた。
ネバダ州では、今週、大地震に備えての大規模災害訓練「グレート・ネバダ・シェイクアウト」 ( Great Nevada Shakeout )が行われる。
これは、ネバダ最大の地震防災訓練で、10月18日の10時18日から開始される。