▲ 湖南省漣源市に開いたシンクホールのうちのひとつ。昨年9月からだけで、この市内だけで 20個以上の「巨大な穴」が発生しているのだそう。
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何の前触れなく出現する巨大なシンクホール
少し前の記事の、
・2012年後半も中国ではシンクホールが多発
2012年12月29日
で、中国でシンクホールが多発していることをご紹介しましたが、米国の msn ニュースでも、上の記事とは別の中国の村でシンクホールが多発していることが取り上げられていました。
中国南部にある湖南省の漣源市(れんげんし)というところで、地図では、下の位置です。
前記事で取り上げた場所は下の位置で、日本では関東から九州くらいまでの距離くらい離れた場所です。
原因は、当局は「炭鉱の数が多いから」ということですが、 msn の記事にもあります通り、「それは合理的な説明にはなっていない」と私も思います。
今後、どれだけ中国(あるいは世界)でシンクホールの事例が続くかということも、個人的には地球の地殻変動全般の事例の中のひとつの例として、興味があります。
当事者の人たちは大変でしょうけれど・・・。
その中国のシンクホールの記事をご紹介いたします。
ここからです。
Village suffers over 20 sinkholes in five months
msn (米国) 2013.01.14
5ヶ月間で20個のシンクホールに困惑する村
中国南部の湖南省にある漣源市の住民は、この数ヶ月、次々と陥没していく大地のシンクホール(大地が陥没してできる巨大な穴)に怯えながら生活している。
昨年(2012年)の9月からだけで 20個以上のシンクホールが開いている。
その中には、家屋の倒壊を引き起こしたケースもあり、川が干上がってしまったケースもある。
そして、どのケースでも、事前に何らかの警告も前触れもなく発生している。この点も、住人たちの不安を大きくしているようだ。
地元当局によると、陥没の主な理由は、この地域における炭鉱の数だという。
しかし、この当局の理由だけでは、これだけ多くのシンクホールが出現する理由としては明確とはいえない。