2016年のオリンビック開催地のリオデジャネイロでかつてないほどの魚の大量死が発生

▲ 今回大量死があった場所の山の上には「キリスト像」があることで有名な場所だそうで、下のように、イエスが腕を拡げて海と町のあたりを見つめています。そこで下のように魚たちは死にました。80トンに上る大量の魚たちが下のように浮かびました。

昨年の In Deep の記事で、
・黒海の大量死: ロシアのリゾート地「ソチ」の海岸に連綿と連なるイルカたちの亡骸
2012年06月11日
というものをご紹介したことがあります。
ソチというのはロシアの黒海沿岸のリゾート地です。

ここも2014年にソチオリンピックというものがおこなわれる場所ですが、次々とイルカの死体が打ち上げられています。
そして、今度は 2016年にオリンピックが行われるブラジルのリオデジャネイロでの大量死。
人間はオリンビックが好きみたいですけど、海洋生物はそうでもないようです。
記事をご紹介します。
Shocking photos emerge from Rio Olympic site
USA Today 2013.03.14
リオのオリンピック開催地から衝撃的な写真

2016年のオリンビックが開催されることが決まったブラジルのリオで、80トン以上の魚の大量死が発生した。周辺一帯には悪臭が漂っている。
原因は大雨によって腐敗した藻類が蔓延し、海中で酸素不足が発生したことによると見られている。死んだ魚の種類は、ブリ、ナマズ、ティラピアなどだ。
すぐに作業員 100人に上る清掃が開始され、除去作業には 48時間かかった。

このラグーンは、有名なリオのイエスの立っている丘の下にあり、この場所は2016年のオリンピックでも重要なイベントに使用される。
ブラジルの複数の報道はその像と魚の大量死の対比が「まるで絵のような異様な光景だった」と報じている。



