今さら、悪天候にはそんなに驚かなくなっているのですけれど、数日前に中国にを襲った嵐と竜巻で降った「ヒョウ」の大きさ。
下は現地の英字報道からのものです。左下にあるのが普通のタマゴで、まわりの丸いものは降り続けた雹です。その大きさを比較するとおわかりかと思いますが、こんなものが「何時間も降り続けた」のです。

お陰で、車なんかかも下のとおりにボコボコになってしまったりしています。

今回の中国の悪天候は数日続いていて、現在(3月23日)もある程度続いていると思われます。
報道に出てきた省の名前を下の地図で赤くカコミましたが、このオレンジの丸のあたり全域が悪天候に見舞われていると感がえていいかと思われます。

その悪天候のニュースを AFP 通信の記事からご紹介します。
24 dead as tornado, hailstorms lash south China
AFP 2013.03.21
中国南部で竜巻とヒョウを含む嵐のため 24名が死亡

中国南部を 3月21日から襲った巨大な雹(ひょう)を含んだ竜巻の被害と、湖で転覆したフェリーなど、この悪天候のため少なくとも 24名が死亡した。
福建省の南東部の河川で起きた悪天候によるフェリーの転覆では、11名が死亡し、4名が現在行方不明となっている。
広東省では、雹を含んだ竜巻のために9名の市民が死亡した。
雹の大きさは最大でタマゴほどもあるものも含まれており、車のフロントガラスが割れるなど、人と物の両方に大きな被害が出た。

中国の国営新華社通信の報道によると、東莞地方では、強風のため倒壊した建物に多くの人が閉じ込められた。148人が負傷し、そのうち 11名は重体で、その後の報道では、死者は24名となったと伝えられている。

他にも、江西省、貴州省、湖南省などでも、強い悪天候による被害が報告されている。
今回の嵐では 153万人が影響を受けたと見られている。
現在 21万5000人の住民が避難している。
国家気象局によると、中国南部では、週末までこの悪天候が続くと見られている。