
▲ 台風ソーリック(台風7号)の中国と台湾の被害への懸念について書かれた 7月12日の中国語版
国連ニュースより。
先日の記事、
・四川大震災の被災地を含む中国西部で「過去 50年間で最悪の洪水」により大きな被害が発生
2013年07月11日
のその後については、昨日のロイターに下の記事がありました。
四川省洪水の死者・行方不明者は計200人超、台湾は台風直撃へ
ロイター 2013.07.12
中国国営通信の中国新聞社によると、四川省で発生した豪雨で洪水が発生し、週末からの死者数が少なくとも36人に上り、166人が行方不明となっている。
一方、台湾では12日に台風7号(ソーリック)が直撃する見通しで、翌13日に中国の福建省と浙江省に進むとみられる。
ということで、今回は、台湾と中国に大きな被害をもたらすかもしれないと言われている、この台風7号(英名ソーリック)についてです。
日本では「台風7号」のように連番で呼ばれますが、日本を離れれば、名称はアジア名となりますので、ここからは「ソーリック」と記載します。
この台風のアジア名の由来については、Wikipedia の台風 - アジア名に説明されています。全部で 140個のアジア名が決められていて、順番につけられ、140番目までいくと、また 1からアジア名がつきます。
ソーリックの意味は、ミクロネシアの言葉で「伝統の酋長の称号」を現すものだそうです。

▲ 台風 - アジア名 より。
すでに中国の一部では上のロイターの記事にありますように、激しい洪水被害に見舞われているのですが、台風ソーリックは、今後、台湾を経た後、中国本土と向かっていき、予想される進路は現在、大洪水が起きている四川省などの地域と重なる可能性があります。

▲ 先週末からの豪雨で発生している四川省での洪水。
進路は下のようになります。
日本気象協会からのものです。

この台風ソーリックは、勢力がものすごく大きく、上の天気図のある日本気象協会の説明では、
予想される最大瞬間風速は65メートル。
樹木が根こそぎ飛ばされ、屋根が吹き飛び、走行中のトラックが横転するくらいの風が予想されています。
と記されています。
英国のガーディアンでは「中国と台湾に洪水の犠牲のカオスをもたらす」というようなタイトルの記事を載せていましたので、ご紹介します。
Typhoon Soulik threatens chaos in China and Taiwan as flood toll mounts
Guardian (英国) 2013.07.12
中国と台湾が台風ソーリックによる洪水犠牲者数のカオスに晒されている

▲ 中国と台湾は多くの地域が台風ソーリックの脅威に去れされている。中国の綿竹市、四川省では、豪雨により 200名以上の死者行方不明者の方々が出ている。
台風ソーリックは台湾海峡を横断し、7月13日には中国の福建省と浙江省に到達すると見られている。7月12日には、台湾北部が被害に見舞われた。
中国の国営メディアは、政府当局は、洪水に取り組む最優先課題として人名救出を第一と考えているとした中国首相の談話を引用した。
台湾の台北では金融市場は正常に機能しているが、学校および会社には早期の帰宅を命じた。
台湾の中華航空と香港ベースのキャセイパシフィック航空は運行停止を含む、台湾からの便の混乱についての可能性についてウェブサイト上で警告した。
ソーリックはまた石垣島と宮古島のはるか南の日本列島の近くも通過していき、被害が懸念される。
中国では、台湾へのフェリーの停止と、漁船の港への寄港を命じた。
現在すでに中国の大部分の地域は豪雨によって大きな被害を受けている。
先週末からの四川省での洪水では少なくとも 36人が死亡し、 166名が行方不明となっている。



