
▲ カンサス州リノ郡のハッチンソンという町で 7月 24日に降ったひょう。ツイッターに地元の人が投稿した写真。
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最近は、各地で大きなひょう/雹が降る報道をよく目にします。
今年の記事でも、
・シンガポールを襲ったひょうと煙害の関係
2013年06月26日
という記事や、
・中国南部を襲った「タマゴの大きさほどのひょうが降り続けた嵐」のすさまじさ
2013年03月23日
この中国の3月のひょうは下のような大きさでした。

これでも、かなりのものだと思ったのですが、今回のアメリカのひょうの大きさはこの比ではなく、15センチ前後、つまり野球のボールよりも大きなサイズのひょうが、嵐と共にカンザス州中央部の各地に降ったようです。
特に、被害が大きかったのは、リノ郡という場所で、地図では下のAの場所にある郡です。

その嵐についての記事を地元のウィチタ・イーグルというサイトからご紹介いたします。
ここからです。
Storms deliver triple digit winds, hail nearly 5 inches in diameter, street flooding
Wichita Eagle 2013.07.24
嵐がもたらした強烈な強風と直径 15センチのひょう。道路は洪水になった

▲ CNBC のニュースより。
カンザス州南部では、 7月 24日の夜から激しい嵐に見舞われ、夜明けと共にその嵐の被害状況が明らかとなった。
リノ郡の危機管理局によると、ハッチンソン市の東部では野球ボールほどの大きさのあるひょうが降ったことが報告された。リノ郡プリティ・プレーリーでは、時速 100マイル(時速160キロ)の猛烈な風が吹いた。
この強風で町の木々はなぎ倒され、道路が遮断された。
危機管理局の代表者は、「今はプリティ・プレーリーから離れて下さるようにお願いします」とフェイスブックに書き込んだ。
リノ東部のヨーデルでも15センチ前後の大きさのひょうが降った。その大きさはテニスボールほどもあった。
この2日間の雨で、チーニー貯水地の水位が上がる可能性があり、地面の状態もすでに水で飽和しているため、危機管理局は注意を呼びかけている。