▲ 閉鎖されたキャンプ場に掲示された「ペスト警報」の看板。
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2013年は「ペストの当たり年だった 2010年」の再来となるか
米国カリフォルニア州で、ペストに感染したリスが発見され、周囲のキャンプ場が閉鎖となっていることが報じられています。
アメリカの野生動物からペストが見つかるのは珍しいことではないですが、それでも、今回も各メディアで報道されており、やはり「ペスト発生」のインパクトは強いようです。
カリフォルニア州では、3年前にも感染したリスによって、キャンプ場が閉鎖されています。
・米国カリフォルニアの自然公園のリスからペスト菌検出。キャンプ場が閉鎖
2010年07月08日
上の報道は 2010年のものですが、私が知る限りでは、この年は「野生動物のペストのあたり年」でした。
In Deep の当時の記事を見ますと、下のようなものがあります。
・米国デンバーで保健局からペスト警報発令
2010年10月10日
・中国甘粛省でペスト発生。男性一名が死亡
2010年06月16日
これらは、すべてリスやマーモットなどの、げっ歯類と呼ばれる動物たちによるものです。
この 2010年は他の多くの地域でもペストが同時多発的に発生していました。なので、パンスペルミアを信じている私としては、2010年と同じく、「今年、一度でも発生したということは、他の地域でもペストが発生する可能性がある」とも考えています。
それで記事にしました。
それでは、ここからタイムからの記事です。
It’s the Plague: Infected Squirrel Closes California Parks
タイム (米国) 2013.07.26
それはペスト:感染したリスがカリフォルニアの公園を閉鎖に追い込む
カリフォルニア南部の国有林でペストに感染したリスが発見されたことで、この国有林にある3つのキャンプ場が閉鎖されることになった。
ロサンゼルスの現地メディア、ロサンゼルス・デイリー・ニュースによれば、テーブルマウンテンにある、ブロークン・ブレード、ツイスト・アロウ、ピマ・ループの3つのキャンプ場は 7月 25日に閉鎖された。
これらのキャンプ場は、ロサンゼルスの北東 80キロメートルの場所にある。
感染したリスが発見されたのは 7月16日で、腺ペストの陽性を示した。
ペストはノミを媒介して拡散され、治療が遅れると命に関わる場合もある。
当局はリスの巣穴を見つけ、ノミを制御するために、それらのキャンプ場を少なくとも7日間、閉鎖するとしている。