今回は、タイトルにあります「130年間の平均気温の推移」を図でご紹介します。
これは NASA が動画として作成したもので、動画には1年ずつ、すべての年の平均気温がありますが、130枚載せるのは無理ですので、今回は 20年ごとの推移の写真を載せます。
変化は年によりいろいろですが、しかし、下の1884年と2011年を比べただけでも、現在の気温の状況は一目瞭然の気がします。色は、青のほうが低く、赤に近づくほど高いです。
1884年の世界の平均気温
2011年の世界の平均気温
130年間で、地球全体が高温に包まれてきたというようなことも言えるのかもしれません。
NASA の動画は Temperature Data: 1880-2011 にあります。
ちょっと気になる「中国」の報道
余談ですが、このように暑いわけで、日本も暑いですが、最近の In Deep の記事に書きましたように、中国はもっと暑いです。
世の中的には海外に行ったりする人たちが増えていく時期で、まあ最近はいろいろとあって、中国や韓国に旅行に行く人はかなり減ったようですけれど、その分、「安くなったから行く」という人なんかもいらっしゃると思いますけれど、猛暑の中国では以下の記事などを読んで、気をつけていただきたいと思います。
▲ 中国:北京に流通する食用氷、8割超が不衛生な違法工場で製造
newsclip 2013.08.01
新華社「中国KFC、「氷がトイレの水より汚い」報道で謝罪、「すでに調査・対応済み」」より。
北京市内に流通する食用氷の8割以上が、経営条件を備えない違法工場で製造されているという実態が明らかになった。
北京市では、KFCの店舗が飲み物に入れている氷から便器の水よりも多いバクテリアが検出されたと報じられたばかり。こうした実態は、暑い夏に消費が増える食用氷に対する消費者の不安を一層膨らませそうだ。
業界データによれば、北京市の夏季における食用氷流通市場の規模は5億〜8億人民元(約79億〜127億円)に達する。だが求められる経営資質を備えている製氷会社は6社に満たず、残りはすべて衛生基準を満たさないような違法工場。
夏はいろいろと冷たい飲み物などを飲むわけですけれど、「海外で生水は危険」と考える人は多いですけれど、以外と氷は見逃しがちです。ジュースの中にも氷はほぼ入っているわけでして。
実は私は、ずいぶん以前、中国ではないですが、アジアのある国で氷が原因と思われる食中毒をおこして、大変でした。
中国方面に行かれる方は「ドリンクの氷」にもお気を付け下さい。
というわけで、ここから、すっかり暑い惑星となってしまったこの地球の 130年間
の20年ごとの平均気温の推移です。
130 Years of Earth Surface Temperatures
1984年から2011年までの約130年間の地球の平均気温
・1884年
・1904年
・1924年
・1944年
・1964年
・1984年
・2004年
・2011年