▲ Periodico Zocalo より。
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メキシコで、ハリケーンの被害を受けている中に、もうひとつの熱帯低気圧がやってくるという、つまり、「ふたつのハリケーンが同時にやってきた」という珍しい気象現象があり、大変な被害が出ています。
正確にはひとつがハリケーン「イングリッド」、もうひとつが熱帯低気圧「マヌエル」で、それらがほぼ同時にメキシコを直撃しました。
下のようなルートで、先にハリケーン「イングリッド」が直撃し、そこに熱帯低気圧「マヌエル」がやってきたのです。
被害状況が時間の経過と共に大きくなっていて、 9月 19日の午後の時点で最も新しい CNN の報道では犠牲者は 80名にのぼっているようです。
ハリケーンが相次いでメキシコを直撃、80人が死亡
CNN 2013.09.19
メキシコ内務省は19日までに、相次いで同国を襲ったハリケーンによる豪雨で、少なくとも80人が死亡したと発表した。
同国のペニャニエト大統領は18日、記者会見し、太平洋岸の南部アトヤック・デ・アルバレス市で土砂崩れが発生し、少なくとも58人が行方不明となったと明らかにした。
同市の市長によれば、15人の遺体が回収された。住宅20棟が土砂に襲われ、少なくとも70人が依然として土砂の下敷きになっているという。
太平洋岸のリゾート地アカプルコも洪水のため一時孤立し、約4万人の観光客が足止めされたり避難をよぎなくされたりした。
オソリオ内相によれば、嵐による何らかの被害を受けた人はメキシコ全体で、100万人に及ぶという。
現地のメディアから、写真を掲載しておきます。
すべて、 Periodico Zocalo からのものです。
オリジナルの記事にも個別のキャプションがないですので、単なる羅列になってしまいますが、これらの光景は、まだ被害が本格化する前の 9月16日のもので、その後さらに被害が拡大しています。