
▲ 10月1日の報道。「 OTOP 」というのは、タイでの地方の雇用や産業を勃興するために始められた「一村一品運動( One Tambon One Product )」のこと。こちらのページによりますと、現在では、タイ全国の 7,000以上の村から、手工芸品、インテリア雑貨、ギフト製品、食品、服飾品など 28,000品目にわたる OTOP 製品があるのだそうです。
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2011年10月の In Deep に、
・「バンコクを死守せよ」: 全土の3分の1が災害地域となったタイで首都に迫る未曾有の大洪水
2011年10月13日
という記事を載せたことがあります。
その時の洪水では、アユタヤを中心として、 900以上の企業の工場、支社、団地、そして日本人学校などが影響を受け、多くの日本の大企業も影響を受けました。
今年もタイでは大規模が洪水が9月から続いていて、ついに被災者の数が 300万人となり、 2011年の被災者数を上回る規模の大洪水となりつつあります。
「なりつつある」というのは、洪水はまだ終わっていないからです。
2011年の時と違い、観光地や工業団地が被害を免れているということもあり、海外ではあまり報道されていないようですが、洪水そのものの規模はかなり大きなものとなっているようです。
タイはこの時期は、例年のように洪水となり、洪水そのものは普通のことなのですが、その規模がどんどんと大規模となってきている感じがします。

▲ 9月24日頃のアユタヤ近郊の状況。タイの Daily News より。
10月 1日現在の洪水の状況は下のようになっています。
タイ洪水、死者23人、被災者300万人
VOR 2013.10.01
タイで先月半ばから続いている大洪水の死者が23人に上っている。
被災者は300万人にのぼる。
タイ76州のうち25州が冠水、都合80万棟が被害にあっている。
被害は北部、東部、北東部に集中している。一部地域では通行手段がボートのみとなっている。当局は、被災地域の状況は極めて深刻だと評価しており、全課に非常態勢が敷かれている。被災市民へは救援物資としてゴムボート、米、ドライフルーツが届けられている。
そして、この半月以上続いていた洪水に、9月30日に上陸した台風21号(ウーティップ)がさらにタイに豪雨をもたらしたようです。
今回は、タイの現地の報道などの写真からいくつかご紹介します。
住民の退避により放棄された養豚場
タイ東北部のムアンシーサケート郡では、多くが洪水に見舞われました。下は、農場で家畜等が洪水で死亡したものが放置されていて、衛生問題がクローズアップされているという報道です。避難している人たちの中で、特に子どもたちの病気などが発生しているとのこと。

▲ タイ Daily News より。
鉄砲水に備えて土嚢を積む住人たち
タイ北部のムアンペッチャブーン郡では、サック川という地元の川の氾濫により、各地で繰り返し洪水に見舞われているとのことで、住民たちが土嚢を積んで、洪水に備えているようです。

▲ タイ Post Today より。
高速道路も一般道路も軒並み浸水

▲ タイ Thairath より。
現状ではまだ収まる方向ではないようですし、タイの東北部は日本の工業団地があるだけではなく、多くの日本人観光客が訪れる場所ですので、洪水が大規模な方向に動くようなことがあれば、ご報告したいと思います。



