▲ 2014年1月4日の米国 ABC より。
アメリカの東部を記録的な寒波と激しい暴風雪が襲っています。
CNN に現在の米国全体の状況が報道されていましたので、抜粋しておきます。
暴風雪も激しいですが、米国を見舞っている気温の低さに驚きます。
米北東部で寒波、死者も 空の便欠航相次ぐ
CNN 2013.01.04
▲ 雪に覆われたワシントンD.C. のロッククリークパーク (Rock Creek Park) 。写真は NPR より。
北東部が寒波に見舞われ、悪天候による事故などで4人が死亡した。大雪や強風による被害が相次ぐ中、週末にかけてさらに冷え込みが厳しさを増しそうだ。
米国立測候所によると、ノースダコタ州やミネソタ州では気温がマイナス29度近くまで下がり、体感温度はマイナス45度以下になるという。またシカゴでも5日夜に気温がマイナス27〜29度、体感温度はマイナス37〜43度まで下がると予想される。
3日から8日にかけて、米国民の半数近くに当たる約1億4000万人がマイナス17度以下の気温を経験することになる。
すでに20センチ以上の積雪を記録しているニューヨーク市では、3日に各地の気温がマイナス17度あたりまで低下し、1994年1月以来の寒さになるとみられ、約46センチの積雪を記録したボストンでも気温がマイナス17度以下、体感温度はマイナス27度まで下がると予想された。
この寒波の影響で空の便にも遅れが生じている。航空情報サイトのフライトアウェア・ドットコムによると、2日に2600便、3日に3000便が欠航した。
米北東部では週末にさらなる降雪が予想され、交通機関の遅延や事故の増加が懸念されている。
この悪天候は年末から続いているようですので、アメリカでは、穏やかな年明けということにはならなかったようです。
モスクワでは異常な暖冬
しかし、一方で、暖かいニュースもあります。
ロシアのモスクワなどでは「異常に暖かい冬」が続いているのだそう。
▲ 2014年1月3日の VM Daily より。
これについては、ロシアの声に以下のようにあり、平年より 8度から 10度も気温が高いという、これはこれで異常な状態が続いているようです。
モスクワ 再び記録的暖冬
VOR 2014.01.03
モスクワとロシア中部では1月6日と7日、西から高気圧が移動し、再び暖かくなる見込み。
モスクワとモスクワ州では1日6日、日中の気温がプラスの5度まで上昇すると予測されている。最も気温が高くなるのは週の半ばで、日平均気温は、標準より8−10度高くなる見込み。
日中の平均気温は最高記録に近づく可能性があり、1月7日の平均気温は、2007年に記録されたプラス3.5度、1月8日の平均気温は、2005年のプラス5,1度になると予測されている。記録更新の可能性もあるという。
どこの地域にしても、なかかな「いつものように」はいかないようです。