▲ 2014年1月23日のバンコクポスト より。
タイというと、現在も激しさが増している反政府デモのことが取り上げられることが多いです。
In Deep の
・気づけば「世界中のあちこちでの非常事態宣言」の中で進行している 2014年
2014年01月24日
でも、破壊されたタイ国家警察署の正門の写真などを載せたりしました。
しかし、実は「タイではもうひとつの異変」が続いています。
その異変とは何かというと、寒いのです。
上に載せた報道のように、長く続く寒波で、北部などでは凍死者などが多く出ています。
タイ保健省によれば、 2013年 10月 22日から 2014年 1月 19日の3ヶ月の間に亡くなった人の数は 63名にのぼり、タイ全土の 27の州で死者報告されていることを明らかにしています。
最年少は1ヶ月の赤ちゃんで、最年長は 81歳でした。
理由はわからないですが、死者のほとんど(9割)が男性だそうです。
現在のタイは45州が寒波での災害地域の宣言がなされていて、 2,500万人以上の人々が寒さの影響を受けているとのこと。
下は、最近のいくつかのタイのメディアのニュースです。
▲ 2014年1月23日のタイの Post Today より。
▲ 2014年1月22日のタイの Post Today より。
デモがおこなわれているバンコクも通常に比べて大変に気温が低く、以下のようなことになっているようです。
23日のバンコクの最低気温15・6度
newsclip 2014.01.23
タイ気象局によると、23日のバンコクの最低気温はドンムアン空港で15・6度まで下がった。
23日の各地の最低気温は北部チェンライ市7度、チェンマイ市11・4度、東北部ルーイ市5・5度、ナコンラチャシマ市11・3度、東部ラヨン市17・1度、パタヤ市18度、南部サムイ島21・8度、プーケット島23・2度など。
また、ベトナムでも大雪が降るなど、厳しい寒波が続いている地域があります。
これらが一時的なものではなく、すでに3ヶ月も続いている「持続した低温」だということに注意したいと思っています。
東南アジアの気候がこのまま変わっていってしまうのか、そうではないのか、今後のタイやベトナムの気候と気温に今後も注視をしたいと思っています。