▲ 2014年1月25日のマレーシアのメディア mStar Online より。
前回の、
・異常な低温が数ヶ月も続いているタイで寒波が原因で 60名以上が死亡している
2014年01月26日
というタイトルの記事では、一応は常夏の国のイメージが強いタイで、この数十年経験がないような異常な低温が続いていることをご紹介しました。
▲ 上の記事よりタイの報道。
寒波が東南アジアにも忍び寄っているかもしれないというような感じもする中で、今度は、マレーシアのキナバル山という山の山頂に雪が降った「かもしれない」という報道です。
キナバル山は、場所は下の位置で、赤道のやや上あたりにあり、場所としては熱帯ジャングルの中にあります。
Wikipedia によりますと、標高 4,095メートルで、マレーシアの最高峰であるそう。
さらに抜粋しますと、
キナギル山は、世界でも有数の生物多様性に富み、6000種以上の植物と100種以上の哺乳類が確認されている。山頂には、花崗岩による独特の岩場が広がっている。
山の麓は、熱帯雨林特有のジャングルとなっている。熱帯雨林から高山帯までの特異な動植物が数多く存在している。山麓のジャングルでは、世界最大の花とも言われるラフレシア、食虫植物として有名なウツボカズラが原生している。
という山です。
▲ 花崗岩による独特の岩場のキナバル山の山頂。
トップに貼りました最初の報道では、「雪が降った?」という疑問形の見出しになっているのですが、上の記事の概要は下のようなものです。
1月17日に、キナバル山の山頂では氷点下3度まで気温が下がった。その日、サバ公園(マレーシアの国立公園)の管理局に提出されてレポートは、4101メートルの高さの山頂で降雪があった可能性を示した。
サバ公園の管理局長は、キナバル山の山頂は冬の午前の早い馬韓には氷が出現することがあると言う。
しかし、サバ州の気象学者たちは、キナバル山は赤道に近すぎるため、雪の降るという可能性を否定している。
というものです。
その後、山頂におもむき、下の報道のように「氷の痕跡」を発見したのですが、管理当局は、「これは雪が降ったのではなく、あくまで氷ができただけだ」と主張しています。マレーシアのサバ州の上空には、現在、シベリアからのマイナス15度の寒気が流れてきているようで、その影響ではないかとのことです。
▲ マレーシアのデイリー・エクスプレスより。
まあ、どちらでもいいのですが、このように報道記事となっているということ自体が、それなりに当地では珍しいことだということかもしれません。
タイにしてもマレーシアにしても、寒さの報道が多くなっています。