アメリカは3月に入っても、非常に厳しい寒波や、場所により暴風雪を伴う嵐が続いていて、3月になってからも、「各地で、その地としての観測史上の最低気温が更新されている」という非常に厳しい春となっています。
それも、100年来の記録を更新とか、140年前の記録を更新とか、いよいよ厳しい気温の場所も多いです。
その中からいくつかの報道です。
他にも多くあります。
アイオワ州デモイン

▲ 場所。
アイオワ州のデモインという場所では、3月2日に「マイナス 21.7度」という気温を記録しました。これは 1884年に記録されたマイナス 21.1度の低温の記録を、実に 130年ぶりに更新したということになったことが報じられています。

▲ 2014年3月3日の Des Moines Register What Iowans are talking about: Low from 1884 among shattered state records より。
アメリカは首都も寒い状態が続いています。
首都ワシントンD.C.

▲ 場所。
ワシントン D.C. も、ずっと寒い状態が続いていて、 3月3日には、ボルチモア・ワシントン国際空港で「マイナス 15.6度」という気温が記録されました。
これは、141年前の 1873年に同地で記録されたマイナス 15度の記録を上回り、観測史上最低の気温となったとのことです。

▲ 2014年3月4日の DC News Fox 5 Another blast of arctic air follows latest snow より。
南部も寒い。
ルイジアナ州ニューオーリンズ

▲ 場所。
ニューオーリンズはアメリカの南部にあるため、デモインやワシントンのような氷点下などの気温ではないですが、それでも、ニューオーリンズとしては、「 100年に 1度の寒さ」だそう。
3月3日には最高気温が 5度までしか上がらず、同地としては、1899年に記録された 3.9度に注ぐ低い気温だったとのことです。ちなみに、通常では今の時期は、20度以上はある場所なのだそうです。

▲ 2014年3月4日の Accuweather New Orleans Endures One of the Coldest Mardi Gras Ever より。
ところで、上の記事の見出しにある「マルディグラ」というのは、 Wikipedia によりますと、
マルディグラとは、フランス語で「肥沃な火曜日」の意で、謝肉祭の最終日、灰の水曜日の前日を意味する。告解火曜日、懺悔の火曜日に相当する。
マルディグラの日は、2月3日から3月9日の間の、各年のイースターの日に影響を受ける移動祝祭日である。
とのことで、祭日のことのようですが、今年 2014年のマルディグラは、3月4日で、その祭日に最も低い気温が記録されたということのようです。
アメリカの春は現時点では、まだもう少し先になるようです。
あるいは春が来ないとか・・・(おいおい)。