パキスタン・イスラマバード 2014年3月11日

▲ 2014年3月11日のパキスタンの Pakistan Today より。
日本は、3月の中旬を過ぎて、やっと暖かさの気配が見えてきましたが、世界では「異常に遅い春」が続いているところも多いです。アメリカの一部などもそうですが、アメリカの寒波については何度か取り上げていますので、今回はアジアの地域からいくつか。
ちなみに、それが「異常なことかどうか」という判断の基準については、「現地でニュースとして比較的大きく報道されている」ということになります。
その土地で報道されているということは、ニュース性のある時事ということになり、多少は「普通とは違う」ということになりそうだからです。
トップに貼ったのはパキスタンの首都イスラマバードで大雪が降り、首都からの道路が閉鎖されたというニュースです。正確な降雪量は乗っていませんが、「場所により数フィート(1フィートは約 30cm)」とありますので、1メートル以上降ったところもありそうです。
ちなみに、今回の3つの報道はすべて東日本大震災の3年目だった 3月 11日のものでした。
インド・カシミール 2014年3月11日

▲ 2014年3月11日の インド英字紙 The Hindu より。
インドのカシミール地方は、この冬は異例なほど雪が多かったのですが、3月に入っても、まだ続いているようです。特にバレーという地域は 25年以上、雪そのものが降ったことのない場所で、そういう地域に上の写真のような大雪が降ったせいで、被害も大きいようです。
高越通事故を含めて、死者・負傷者が数多く発生しているとのことで、また、道路の閉鎖にらよる混乱や、農作物の被害も著しいようです。
中国・新疆ウルムチ市 2014年3月11日

▲ 2014年3月11日の People.cn より。
中国の北東部の全域に寒波が広がっているようで、新疆ウイグル自治区の中心都市であるウルムチ市の周辺も、激しい寒波に見舞われています。
ウルムチ市では 3月 10日の最高気温がマイナス10度だったそうなのですが、数日前までは 5度あったということで、非常に気温が上下しやすい状況が続いているとのこと。
春がやって来ない国や場所が今年は多いようです。



