
▲ 2014年3月31日のアルジャジーラ Guinea Ebola outbreak unprecedented より。
エボラ出血熱とは
・致死率は最大で 89パーセント
・ワクチンは存在しない
・治療法は存在しない
ギニアで発生したエボラ出血熱に関しては、
・ギニアで発生した「死亡率 80パーセント」に迫るエボラ出血熱が周辺国にまで拡大
2014年03月23日
が最初の記事でした。
その後、ギニア政府は「拡大阻止に成功」という声明を発表しましたが、結果的には下の記事のように、むしろギニアの首都にまで感染が拡大するという事態になっています。
・ギニア政府が「エボラ出血熱の感染拡大の阻止」を発表した翌日、「ギニアの首都に感染が拡大」したことが判明
2014年03月28日
そして、最近の報道では最初に貼りましたように「前例のない流行」とか「前代未聞の流行」という表現が使われるようになっています。
さらに、もともと疑われていたギニアの周辺国のリベリアとシエラレオネへの感染拡大も「確認」されました。

▲ 2014年3月31日の米国 KMBZ より。
下の赤い丸で囲んだ3つの国へと感染が拡大しているということのようで、また、現在の状況としては、以下のようになっています。

ギニアと隣接するセネガルはギニアとの国境を閉鎖しましたので、マリなどの他の周辺国も同様の措置をとるのかもしれません。
患者と死亡者数は 3月31日時点で、
・疑いを含む患者 122人
・死亡者 80人
と相変わらず 70パーセントに近い高い致死率となっています。
フィリピンでも確認されたことのあるエボラ出血熱
このエボラ出血熱は、 エボラ出血熱 - Wikipedia によりますと、人間の感染ではないですが、
フィリピンでは2007年から2008年にかけて、マニラ北部の養豚場など数箇所でブタが相次いで死亡した。2008年10月にアメリカの研究機関が調べたところ、レストン株のエボラウイルスに感染していることが確認された。家畜へのエボラウイルス感染が確認されたのは世界で初めてである。
という記述があり、比較的、日本から近い場所でも過去に発生していたことを知ります。
感染は収まっていくのでしょうかね。
やや気になります。