
▲ 2013年9月9日の In Deep ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性より。北極の海氷の面積が1年間で 60パーセントもの大幅な増加したことなどを含めて、地球寒冷化の可能性について記したものです。
先日の、
・1850年から続けられている英国気象庁の気温解析データ HadCRUT4 の 160年分のデータが示すのは「地球温暖化」なのか「地球寒冷化」なのか
2014年04月07日
では、英国気象庁が、1850年から観測し、データ化されている 164年間の地球の毎月の気温についての記事でした。

▲ 上記の記事より。
その膨大な気温の変遷を見ても、今が温暖化に向かっているのか、それとも、寒冷化へ進んでいるのかはわかりにくいというようなことを書きました。
最近の「海氷」のデータも、ひとつの方向には向いていない複雑な様相を見せております。
科学系ブログ sunshine hours が、世界の海氷のデータを掲示しているコロラド大学内にある sidads のデータから作成した 4月 8日の世界の海氷の状況は下のようになっています。
まず、全世界の海氷の量。

▲ sunshine hours Sea Ice Update April 8 2014 – Global Sea Ice 959,000 Above The Mean and Antarctica Set Another Record より。以下の図も同様。
1981年から 2010年までの平均値より 95万 9,000平方キロメートル多く、観測史上4位の海氷面積となっており、世界全体の海氷はかなり多いことがわかります。
次に南極の海氷面積。

1981年から 2010年までの平均値より 140万 3,000平方キロメートル多く、観測史上「1位」の海氷面積となっているようです。南極では着々と寒冷化が進んでいるというような印象を受けます。
ところが、北極はそうでもないのです。

1981年から 2010年までの平均値より 44万 4,000平方キロメートル「少ない」のです。平均値を 2.97パーセント下回っていて、「北極では温暖化の傾向」というようなことになっているようです。
どうも、気温にも気候にも「地球全体でのひとつの方向」というものは今はまだ存在しないか、あるいは、もう少しゆっくりとした形で現れてくるのかもしれませんが、今後もこれらの観測データを見ていきたいと思っています。



