
▲ 2014年4月10日の KJRH Series of earthquakes shake Oklahoma overnight; largest temblor magnitude 4.1 より。
アメリカのオクラホマ州で、今年の2月から「異常といっても差し支えない」ほどの数の連続した地震が続いています。上の報道のように地震の連続はいまだに続いているようです。
下の図は2月に発生した群発地震の詳細です。

▲ 赤いところがオクラホマ州。群発地震が起き続けているのは中央部。2014年3月27日の In Deep 「イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島、そして異常な回数の地震・・・。あちこちから伝わってくる「カタストロフ的」な気配」より。
規模は大きくはないとはいえ、それでも、下のように、マグニチュード 2.5以上の地震が1ヶ月で 100回を大きく越えて起きているというのは、この地域としては異常に近い感じだと思われます。

▲ アメリカ地質調査所( USGS )より。
アメリカでは最近、様々な場所で群発地震のようなものが発生しています。

▲ 2014年3月31日の In Deep 「地質の憂鬱の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日」より。
最近では下のように、メディアにおいて、「群発地震は大きな地震の前触れではない」と報道されているほどで、それだけ米国の人々の地震に対しての懸念も大きいのかもしれません。

▲ 2014年4月1日の NBC NEWS Earthquake Swarm Doesn't Mean 'The Big One' Is Coming より。
特にオクラホマ州では、マグニチュード 2.5以下の小さな地震も含めれば、その数はまさにものすごいもので、2月には下のような状況となっていました。

▲ 2014年2月24日の Earthfiles More Than 400 Quakes in Central Oklahoma Since Feb. 13, Plus Loud Booms Shaking Houses より。
アメリカの群発地震がどうなっていくのかは、わかりませんが、4月 1日に南米チリで起きたマグニチュード 8.2の地震では、その前に長い間、群発地震が続いていたということがありました。
そのあたりについては、過去記事の、
・南米チリで現在起きている「1週間で 300回発生した地震」を現地の専門家たちは「破局的災害の予兆かもしれない」と考えている
2014年03月27日
という記事でふれたことがあります。
大地震が起きたのは、その5日ほど後のことでした。
最近の世界の地震の動向は、なかなか気になるもので、たとえば、日本を含む「環太平洋火山帯」すべてに関して、地震活動が激しかったりということがあり、地球全体での何らかの懸念を意味することでもあるのかもしれません。



