
▲ 2014年4月28日の北國新聞「能登地方でまたダイオウイカ 富来沖、全長5メートル」より、捕獲されたダイオウイカ。
今年は、深海に棲息する巨大なダイオウイカが例年には見られない数、水揚げされていますが、4月27日にまたも日本海側の石川県志賀町の沖で引き上げられました。
石川県では、4月18日にも七尾市という場所の沖でダイオウイカが水揚げされています。
最近の日本の周囲は、深海に棲む海洋生物の水揚げなどの数が、ちょっと異常な数となってきているという状態がさらに加速してきている感じがあります。
4月23日には高知県・室戸岬沖で、ホテイエソという深海魚が「 105匹」水揚げされるということも起きています。

▲ 2014年4月23日の共同通信「室戸岬沖、深海魚105匹 専門家「海域に異変か」」より。
この室戸岬では、昨年の夏にもリュウグウノツカイとサケガシラが多数捕獲されていました。

▲ 2013年9月4日の産経ニュースより。室戸岬沖の定置網で8月に捕獲されたリュウグウノツカイ。
4月23日の共同通信の記事には、北海道大学の尼岡邦夫名誉教授(魚類学)が、
「深海魚は波の動きや水温の変化に敏感。生息域に何らかの異変があり、異常な動きをしたのかもしれない」
と話していて、また、ダイオウイカに関しても、2014年1月22日の ZAKZAK 「ダイオウイカ、次々浮上の怪 地球温暖化と関連?大地震予兆か」という記事では、武蔵野学院大特任教授の島村英紀さんという人が、
「もともとダイオウイカは、南海の深海に生息している。日本海まで漂着するというのは異例のこと。海流の流れが変わっているのではないか。地震を引き起こす地殻変動との関連ははっきりしないが、地球全体に何らかの環境変化が起きている可能性がある。深海での異常が大地震への予兆であるかどうかは不明だが、警戒は怠れない」
というようなことを言ったりしています。
それと、最近、日本海の福井県越前町沖で、ふだんはかかることのないフグが大量に水揚げされています。
越前町沖でマフグ大漁の謎 定置網に例年の数十倍
福井新聞 2014.04.23
福井県越前町沖の定置網に連日、マフグが大量にかかっている。1日の水揚げが例年の数十倍もあり、漁師らは大漁に喜ぶ一方で、珍しいことだと首をかしげている。
マフグは北海道以南の日本各地に生息し、体長50センチほどで食用になる。同町内での漁獲量は例年、最も捕れる春先でも1日約200キロにすぎなかった。
小樟定置網組合の京谷宗雄組合長は「漁に携わって50年になるが、こんなことは初めて。理由は魚にでも聞かないと分からない」と話していた。
とのこと。
今回の記事に出てきた場所はそれぞれ下の位置です。

地震との関係はともかく、島村教授が言うように、
「地球全体に何らかの環境変化が起きている可能性」
というものを現しているということはあり得るとも思います。
海流の変化が根本的に変わると、気候から何からまったく変わってしまう可能性があるわけですし、何より、地殻そのものの変動の海底ではかなり頻繁に起きていると私は思っています。
そのあたりは In Deep の、
・インド・オーストラリアプレートの境界で急速な「海底隆起」が起きているかもしれない: NOAA のグラフが示した異常な水深変化
2012年12月05日
という記事で、瞬間的に水深が変化しているということが当時、観測されていたというようなことを含めて、どうも 2012年頃からいろいろと海底の異変が続いているようだからです。

▲ 上記の記事より。
アメリカでも昨年から今年にかけて、太平洋沿岸で、相次いでリュウグウノツカイや、深海魚が打ち上げられていることを、
・カリフォルニアの海岸近くで体長 5.5メートルの巨大リュウグウノツカイが発見される
2013年10月16日
・アメリカで深海に棲息する超巨大エイが捕獲される
2013年11月27日
などの記事に記したことがありますが、世界の海流、あるいは海底がどのような変化が起きているのかはわからないですが、それがそのうちハッキリとしてくる時はそれほど遠くないように思います。



