▲ 2014年5月12日のロイターより。
日本の最近の天候は比較的気温も含めて穏やかで、というより、穏やかを越えて暑い状況だったりもいたしますが、アメリカでは、4月になっても5月になっても雪の報道のない日がありません。
最近も、 5月 11日の「母の日」にコロラド州などを中心に、道路が閉鎖となるほどの大雪が降ったニュースが幅広く報じられていました。
コロラド州のロッキー山脈の近く
▲ 2014年5月12日の米国 AP 通信 より。
コロラド州スプリング
▲ 2014年5月12日の Nationより。愛犬を雪から守るように抱いて歩く女性。
今回、吹雪となったふたつの州は下の赤で囲んだ場所にあります。
しかし、その比較的近いカリフォルニアでは、昨年から「史上最悪」とされている干ばつが続いていて、それは現在もなお続いています。
カリフォルニアの干ばつの原因は雨が少ないこともあるのですが、最大の原因は、「熱波」なのです。
▲ 2014年4月25日の news24 より。
確かにアメリカは広い国とはいえ、あまりにも土地ごとに「季節性を無視したかのような」ムチャクチャな気象の状況が出現していて、竜巻などもすでに多く発生しており、そして、この後、今年はエルニーニョが発生する可能性が高くなっています。
アメリカの天候・・・というより、世界の天候が今年はどこまでカオス化するのか、むしろ興味深い部分さえあります。
雪のニュースは、ロイターの報道を要約させていただきます。
Mother's Day snowstorm blankets parts of Colorado, Wyoming
Reuter 2014.05.11
母の日の吹雪がコロラド州、ワイオミング州の一部を雪で覆い尽くした
母の日、コロラド州とワイオミング州の一部では、吹雪により各地で道路が閉鎖を余儀なくされた。
アメリカ国立測候所は、コロラド州とワイオミング州に、大規模な帯状の暴風雪の警告を発し、5月12日までの運転状況の危険性についてドライバーたちに警告を発した。
デンバーでは気温が氷点下にまで急激に下がり、マイナス 1.1℃を記録した。デンバーでは、高速道路のいくつかは雪のため閉鎖となった。
コロラド州の国立測候所では、5月12日まで 10センチ程度の積雪があるだろうと語った。デンバーでは都市部でも 20〜30センチの積雪が見られた。また、国立観測所は、ネブラスカ州、アイオワ州とイリノイ州の一部では、この母の日の午後は竜巻が発生しやすい状況だとした。
デンバー公共事業局は、月曜の朝に 70台の除雪車を配備することを声明で述べた。