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2014年05月21日


南極の海氷が観測史上の過去最大量を日々更新。日に約7万平方キロのペースで氷面積が拡大中



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▲ 2014年5月12日の Daily Caller より。


昨年の終わり頃から、南極の海氷面積が観測史上で最大級に増え続けてきていたことは、過去記事の、

世界の海氷の状況 2014年4月30日

海氷の現状 : 南極の海氷面積は観測史上最高

など、不定期ですが、記していますけれど、ここに来てその傾向が顕著になっていて、上のような報道も出てきています。

記事の内容は、アメリカ国立雪氷データセンター( NSDC )によると、南極での海氷被覆率は、1日に約 43,500平方マイル(約7万平方キロメートル)ずつ拡大しているなどの内容です。

そして、国立雪氷データセンターは「南極の海氷はこの 16ヶ月間、記録的なレベルの増大を示している」としています。

これは、他のデータでも明らかで、コロラド大学内にある sidads のデータから作成した 5月19日の世界の海氷の状況が下です。2014年は赤い線です。

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▲ sunshine hours Sea Ice Update May 19 2014 より。


上を見ても、今年に入ってから、南極においての海氷は過去最大を更新し続けていることがわかります。
2014年は、記録を更新した日が 71日間もあるのだそう。


しかし、一方で北極の海氷は、平均より少なく、そういう意味では、上の報道のような「地球寒冷化」なのかどうかはわからない面もあります。

北半球と南半球で、どうも違う傾向が見られるようです。

また、今年はエルニーニョが発生することがほぼ確定していて、世界の天候状況が、「荒れるかもしれない」ことは確定的な感じです。しかし、それが温暖傾向か、あるいは寒冷傾向かどちらの方向にいくのかはわからず、それによっては、また海氷の状況も変わっていくかもしれません。

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