
▲ 6月11日の sd より。
中国では多くの海域で、ここ数年の間、夏になると毎年「藻」の大発生によって、海も海岸も「緑に覆われる」という現象が続いています。
今年もまだ6月だというのに、黄海という場所を中心として藻の大発生が報じられています。
現在のところ、藻の大発生が確認されているのは、下のあたりとなります。

▲ 黄海と山東省の位置など。
newsclip の「中国:黄海沿岸に大規模「グリーンタイド」、8年連続で被害」という記事によると、
黄海中部から山東省沿海を広範に覆う大規模なグリーンタイドは2007年以降、8年連続で発生。景観の悪化、悪臭の発生、貝類の死滅などの悪影響を及ぼし、山東省の観光業や養殖業に大きな打撃を与えている。
国家海洋局北海予報センターは6月9日、渤海と黄海北部で大規模なグリーンタイドを確認した。発生面積は約310万平方キロ、分布面積は約2万1161平方キロに及んでいる。沿岸部の山東省日照市まで約20キロ、同省青島市まで約5キロの距離にあって、現在も北に向かって範囲を広げつつあるという。
専門家によると、アオサの発生原因についてはなお研究段階で、定説はないという。しかし原因の1つとして、海域の「富栄養化」があることは間違いないとみられる。このため、沿岸部の経済活動で生み出された大量の汚染物が海に垂れ流され続けたことによって引き起こされものだとの見方が多い。
とのこと。
この記事では、「グリーンタイド」と表現していますが、これは、たとえば日本語での「赤潮」などに対応する「緑湖」( Green Tide )のことだと思われますが、簡単にいえば、海の汚染で発生した藻(アオコ)や、そのタイプのものです。
もちろん、これらアオコの大発生が汚染だけが原因かどうかはわからないですが、海への排水がこれら海洋生物の大発生に影響を与えていることは間違いないようです。

▲ 黄海に面した連雲港市の海岸に漂着した藻。に6月17日の news.cqnews より。
今後の状況は、夏の気温などにもよるでしょうけれど、それでも、年々ひどくなっていく感じもしないでもない中国の「海の緑」の本格的な発生シーズンはこれからです。
2010年頃からは毎年のように「海岸が機能しない」という下のような状態にようになっていました。
2010年7月の山東省の海岸の光景


▲ 2010年7月1日の In Deep より。
今年はどうなるでしょう。



