
▲ 2014年7月9日の Austrian Times より。
ウクライナの北部にある「プリピャチ」という場所を通る、プリピャチ川という川で、ロシアの漁師が写真のような「巨大ナマズ」を捕獲したことがニュースとなっています。
プリピャチというのは下のような町です。

つまり、1986年のチェルノブイリの原発事故により無人と化した地域の中にある川で、そのために、冒頭のタイトルにもあるように「突然変異」といった言葉が使われ、まるで(ゴジラのごとく)放射能でナマズが巨大化したかのような報道のされ方となっています。
ちなみに、上のナマズは2メートル以上の大きさで、この川にはそのようなものはかつていなかったとのこと。

▲ 巨大ナマズが捕獲されたプリピャチ川。
記事では、原因として「2つの要素」が書かれています。
ひとつは
原発の事故による放射能が魚の巨大化と関係している。
という説。
もうひとつは、
単に、天敵がいなくなったので、大きく成長できている。
というものです。
これはどういう意味かというと、この「天敵」とは「捕獲する人間」のことで、つまり、 1986年以来、基本的にこの周辺では漁がおこなわれてはいません。
それまでプリピャチ川で捕獲され続けていたナマズたちには「敵がいなくなった」ので、大きくなるまで成長できているという意味です。
地元では「天敵がいなくなって大きくなっているだけ」と考える漁師が多いようです。
その一方で、地元の科学者たちは、この水域でのナマズのサイズが大きくなっていることを確認していて、巨大化した理由はともかくとして、この水域でのナマズたちが全体として大きくなっていることは事実のようです。
現在、地元の科学者たちは、放射能と魚の巨大化の関与の関係性を調査しています。



