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2014年07月13日


英国とフランスの海峡にあるチャンネル諸島で過去100年で最大のマグニチュードの地震が発生



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▲ 2014年7月11日の英国ヘラルドより。


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フランスとイギリスの海峡にある、ジャージー島、ガーンジー島、オルダニー島、サーク島、ハーム島などからなるチャンネル諸島という場所があります。

ここで、7月 11日に「過去 90年から 100年で最大の地震」が発生しました。

過去最大といっても、マグニチュード 4.2〜 4.6程度(観測機関によって多少数値が違います)で、日本などでなら毎日のように起きている程度の規模の地震でしかないのですが、このあたりの欧州は全体として地震そのものが少ないですので、この程度の地震でも「 100年に1度の地震」ということになってしまいます。

ただ、規模そのものではなく、100年近く起きていなかった規模の地震が発生したというできごと自体に意味があるとは感じます。

ちなみに、チャンネル諸島で地震の観測が開始されて以来の、比較的規模の大ときな地震は次のようになるようです。

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・1853年にマグニチュード5.2
・1926年にマグニチュード5.1
・1933年にマグニチュード5.2



ということになっており、なんとマグニチュード4を越える地震は、「過去 160年間で3回」という、とにかく地震のない場所のようです。

そして、今回も、90年から 100年ぶりくらいに、それなりの規模の地震が起きたわけですが、これが過去のように単発ならそれほど問題ないのでしょうけれど、英国の気象局は、余震を含めて、今後も警戒するように述べています。

なんといっても、最近の In Deep の記事、

2014年の大地震の数は「平年の2倍以上」となっていた : そして科学者たちが探る地球規模での《地震のコミュニケーション》
 2014年07月08日

などに記しましたように、そもそも今年 2014年は「地震が異常に多い」のです。

そして、もう少し長いスパンで見ても、この100年間くらいの世界での地震の発生数は確実に増えています。


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この傾向が今後も続くかどうかはわからないですが、特にもともと地震の多い日本などの場合は、「いつ大きなものが起きてもおかしくない」というような心構えはあってもいいのかもしれません。

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