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2014年08月22日


リベリア軍がエボラ拡大阻止の名目で「隣国から違法に国境を越えるものは見つけ次第、射殺せよ」との軍命令を発令



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▲ 2014年8月18日の Sky News より。「見つけ次第射殺せよ」というのは、「隣国のシエオラレオネから違法に国境を越えて来るものは、見つけ次第射殺せよ」という意味です。後半、この記事をご紹介します。


エボラ出血熱に関しては、先日の記事、

エボラ・ウイルスがドイツ、ベトナム、ミャンマーにまで拡大した可能性
 2014年08月21日

というように感染地域の拡大の懸念も広がっていますが、何よりも、流行地での「死者数の増加」があまりにも急激で、各国では、次第にパニックの様相を示しています。

下は英語版 Wikipedia の 2014年の西アフリカでのエボラ出血熱の流行のページにある 8月 18日までの状況を示したグラフです。死者数は 1350人に達しています。

Diseased_Ebola_2014.gif


そして、それよりも目につくのが下のグラフです。
これは「1日あたりの新たな患者数と死者数のグラフ」です。

Deseased_per_day_Ebola_2014.gif


8月に入ってから、そして、特にこの1週間ほどの間の患者数の急激な増え方がおわかりになると思います。

実際、8月20日の USA トゥディの報道では WHO の局長が、「エボラの流行に終わりが見えない」と述べたことが記されています。


そんな中で、最大の流行地のひとつであるリベリアで、冒頭のように、軍の命令として「隣国から国境を越えてくる者は、発見次第射殺せよ」という通達が出されているというようにことにもなっています。

リベリア、シエオラレオネ、ギニアの位置関係

libelia-map-3.gif


また、リベリアでは、下のような出来事も起きています。


リベリアで検疫逃れの市民に軍、実弾使用
VOR 2014.08.21

リベリアの首都モンロビアで、エボラ出血熱の蔓延から、外出禁止令がしかれて、警察に包囲された地区で、包囲を振り切って地区の外に出ようとした住民に対し、実弾が行使される事件が起きた。

ロイター通信の報道によれば、住民らは警察に対し投石を行なったため、その報復として警察は実弾を使用した。これより以前、同様のケースで催涙ガスが用いられた例が明らかにされている。



病気から始まった混乱は、ここにきて暴力的な色彩も帯びてきているようです。

冒頭の記事の要約をご紹介いたします。




Sky News

「見つけ次第射殺せよ」エボラ警戒下のリベリア

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リベリアの軍隊は、軍人たちに対して、エボラ出血熱の拡大を食い止めるために、国境を閉鎖している隣国シエラレオネから国境を越えてくる人々を射殺する命令を出した。

これは地元紙に、リベリア軍のエリック・デニス大佐( Colonel Eric Dennis )が語ったものだ。

この命令は、違法に国境を越える人々が相次ぐ事態を受けて出された。大佐は、「リベリアとシエオラレオネの国境沿いには、少なくとも 35カ所の違法な入国可能地点が存在する」と言う。

リベリアは、数週間前に、エボラ出血熱拡大を阻止するために隣国シエオラレオネとの国境を封鎖した。その西アフリカではエボラ出血熱による死者が 1,100人を越えている。

先日、首都モンロビアのスラム地区「ウエスト・ポイント」にあるエボラ感染者隔離センターから 30人のエボラ患者が逃走する事件が起きている。地元の住民は、「警察は機能しておらず、現在のウエスト・ポイントには治安はない」と語る。

リベリア人たちの中は、エボラの流行はリベリアが外国からの援助を確保するための政府の策略だったと思っている人たちなどもいることを報じるメディアもある。

また、リベリア政府は、ヘルスケア、食品、安全な埋葬を含め、エボラ患者たちに対して十分なサービスを提供していないという批判も多い。






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