
▲ 9月4日。スリナガルで安全な場所を求めて、激しい洪水の流れの中を移動するインド・カシミールの住人たち。2014年9月8日のアルジャジーラより。
9月2日頃から降り始めたモンスーンの豪雨により、インドとパキスタンで、かつてないほどの規模の大洪水が発生しています。この大洪水は日本語でも多く記事になっていますが、短くまとめられている毎日新聞の記事を載せておきます。
インドとパキスタンで洪水、死者300人超に
毎日新聞 2014.09.07
インドとパキスタンの北部で今月に入り、雨期の豪雨による洪水が発生し、両国での死者が計300人を超えたことが7日、両国政府などの調べで明らかになった。
犠牲者はさらに増えるとみられ、両国政府はそれぞれ、救援活動を進めている。
インド政府によると、北部ジャム・カシミール州で多くの村が冠水したり、水没したりした。死者は150人を超え、数百人の安否が確認されていないという。雨量が例年をかなり上回っており、政府関係者は「過去50年で最大の洪水被害」と話した。
現在までに 300人以上の方が亡くなっていますが、被害はさらに拡大する可能性があります。今回はその状況を示す写真をいくつかご紹介したいと思います。
写真は、アルジャジーラの記事 Kashmir and Pakistan floods と、ウォールストリート・ジャーナルの記事「インド・パキスタンで大洪水、死者300人超=カシミール地方」からのものです。

▲ 雨が降り始めて5日目の 9月 7日、洪水の中をトラクターで避難するカシミールの住民。

▲ カシミールの洪水被災地から被災者たちを安全な場所に移送するインド空軍。

▲ 被災地で住民を救助するインドの私服警官。 9月 7日。スリナガル。

▲ インドのジャム・カシミール州。洪水で損壊した家々の瓦礫の上を歩く子どもたち。

▲ 水没したパキスタンのパンジャーブ州ワズィーラーバードにあるモスク。

▲ インドのタウィ川の洪水で危険が迫る家々を眺める住民。