
▲ 2014年9月7日の英国 Daily Mail より。
ミツバチに関しては、世界中でその数が減り続けていることや、あるいは、蜂群崩壊症候群( CCC )と言われる、ミツバチが原因不明に大量に失踪する現象はよく知られているところですが、今年のイギリスは、
・スズメバチが極端に減少している
のだそうです。
なお、ここでは「スズメバチ」という表記をしていますが、デイリーメールでは、 WASP という単語を使っていて、この WASP (ワスプ)という単語は、 「スズメバチ上科のうち、スズメバチやアシナガバチなど捕食性の大型蜂を指す」もので、必ずしも、スズメバチだけを指す単語ではないのですが、便宜上、スズメバチと訳させていただいています。
スズメバチは、害虫としてのイメージが強く、確かにおそろしげな側面があるのも事実ですが、実際には、農作物の害虫を補食する益虫である面も強いそうで、「消滅する」というようなことになると、これはやはり問題であるようです。
最近の日本で思うのは……たとえば、私の実家は北海道ですが、小学生の頃は、夏には様々な虫がいました。草原ではキリギリスがうるさいほど鳴き、トノサマバッタがどこかしこで飛んでいました。ミズカマキリとかニホンザリガニなんかも、いくらでも取れたものでした。
今年の夏に帰省した時に思ったのが、「虫の声がほとんどしない」ことでした。
そして、実際にあまり見ません。
もちろん、住まれている場所(地方や都市部)によって差はあるでしょうけれど、なんというか、「確実に虫は減っていっている」ということは、どなたでも、昔を思い出すだけで実感できるのではないでしょうか。
小さな頃は、夜になれば、外灯の周囲をいろいろな虫が飛び回っていたものですが、今は、特に都会では外灯の周囲を飛ぶ虫を見ることなどはありません。
厳密な意味ではなく、感覚的な意味で「いろいろと絶滅している」という気がします。
そんなわけで、英国のデイリーメールの記事をご紹介しておきます。
Buzz if you know the answer… where have all the wasps gone? Concern that the garden pest-eating insects have 'vanished'
Daily Mail 2014.09.07
答えを知っているのなら教えてほしい……すべてのスズメバチはどこに行ってしまったのか? 庭の害虫の補食者が「消滅」してしまったことへの懸念

今年の夏、ピクニックやバーベキューを楽しみながら、あなたがたのうち注意深い方は、周囲の風景に何かが欠けていたことにに気づいたのではないかと思われる。
いつもあなたのサンドイッチの周りを飛び回るハチ( WASP / スズメバチやアシナガバチの総称 )の羽音が聞こえなかったのではないだろうか。
自然保護家たちや害虫駆除業者たちも同様に、この夏のハチの数の著しい減少に気づき、懸念を抱いている。
今年のイギリスは、6月と7月に非常に暑い気候を経験した。そのことにより、今年の果物類の収穫は素晴らしいものだった。そのため、ハチたちにとっても、今年の夏は繁栄の夏となるように思われていた。
しかし、昆虫の専門家たちは果樹園や牧草地において、明確にハチの数が少ないことに気づいた。通常なら、これらの場所は、秋の初めにハチたちが腹一杯にエサを食べる場所だ。
どうして、今年が昆虫たちにとって、こんなに悪い年となってしまったのか、その理由は明確にはわかっていない。しかし、これは私たちがイギリスで過去数年見てきたムチャクチャな気候と何らかの関係を持つものと思われる。



