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2014年09月28日


アメリカの子どもたちを襲う重大な呼吸疾患の病気の感染地域が「全米 38 州」に拡大



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Extinction Protocol



今月のはじめ、

アメリカ中西部の子どもに広がる「過去最悪」のエンテロウイルス(EV-D68)感染症の異常事態
 2014年09月08日

という記事を書きまして、アメリカ中西部の子どもたちの間に、エンテロウイルス EV-D68 による呼吸器系の深刻な症状を伴う病気が流行していることを記しました。

その時の時点で、エンテロウイルス EV-D68 の症例の発生が確認されていた州は、

・コロラド州
・ノースカロライナ州
・ジョージア州
・オハイオ州
・アイオワ州
・イリノイ州
・ミズーリ州
・カンザス州
・オクラホマ州
・ケンタッキー州


の 10州だったのですが、9月 25日のニューヨークタイムズの記事では「全米 38州」に拡大していることが報じられています。

多くの子ども病院の緊急治療室が埋まってしまうような状態になっているようで、しかし、本来、軽い風邪のような症状しか起こさないエンテロウイルスが、なぜ、これほどまでに子どもたちの重い症状を引き起こしているのか、今のところその理由はわからないそうです。

とにかく今は病気の多い時代ですので、海外で起きている病気だといって安心できない面もあります。

なぜなら、エンテロウイルス自体は、どこにでもある、ありふれたもので、それがアメリカではこのように凶暴なウイルスとなってしまっているわけですから、どこの国でも可能性はあるのかもしれません。

そのニューヨークタイムズの記事からご紹介します。



Outbreak of a Respiratory Illness Escalates Among Children and Mystifies Scientists
NY Times 2014.09.25

子どもたちの呼吸器疾患の流行は感染が拡大。科学者たちは困惑している

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最初にアメリカ中西部で発生が確認された呼吸器疾患は、現在、全米 38州に拡大しており、次々と子どもたちが病院に搬送されている。そして、ウイルスの復活性についての謎を解明しようとしている科学者たちを困惑させている。

9月 25日時点で、アメリカ疾病管理予防センター( CDC )は、エンテロウイルス EV-D68 の感染者が 226人に達していることを確認した。

カンザスシティにあるマーシー小児科病院の感染症局長、メアリー・アン・ジャクソン( Mary Anne Jackson )医師は、「 CDC の報告数は、明らかに氷山の一角に過ぎません」と語る。この病院は、先月、子どもの呼吸困難や呼吸器疾患の急増に対して、最初に警告を発令した小児科だ。

シカゴのメディスン・カマー小児科病院では、緊急治療室が搬送された子どもたちで満員になり、新たな子どもの急患を受け付けることができず、救急車で運ばれてきた子どもたちを他の病院へと転送したことが、先月3度もあった。

メディスン・カマー小児科病院のダニエル・ジョンソン( Daniel Johnson )医師は「過去10年で、救急車で運ばれてきた急患を他の病院に転送したことは1度もありません」と語る。

エンテロウイルスそのものはごくありふれたウイルスだが、現在流行しているエンテロウイルスは、それらのありふれた株とは違うものだ。

その症状は、体の痛みや咳などの重い風邪と似ている。しかし、中には呼吸困難などにいたるまで症状が重く進行する子どもたちがいるのだ。

そして、科学者たちは、このような事態が起こっている理由がわからないという。

コロンビア大学でウイルスを研究しているラファル・トカルツ( Rafal Tokarz )准研究員は、「なぜ、このウイルスが重篤な症状を引き起こしているのか、多くの子どもの親御さんたちはお知りになりたいと思ってらっしゃると思いますが、しかし、私にも今のところわからないのです。さらに研究を続けないと、何の答えもないのが現実です」と述べる。

コロラド州立小児科病院では、8月 18日から 9月 24日の間に、およそ 3,600人の子どもたちが緊急搬送され、かつ緊急の医療施設で治療をした。

ほとんどが自宅に戻っているが、子どもたちは継続的な呼吸治療と酸素補給を必要とする。さらには、その中の 10パーセントの子どもたちは集中治療ユニットでの人工呼吸器の治療が必要なため入院した。

専門家は、子どもたちが風邪のような症状を呈しても、軽度の呼吸器症状なら、緊急病院に連れていく必要はなく、自宅で安静にして過ごしているのがよいというが、しかし、呼吸困難の徴候や、あるいは胸の痛みや、ぜんそくのような発作が見られたら、ただちに医療機関で診断してもらうべきだと述べている。

発熱は関係なく、呼吸系の異常に注意を払ってほしいという。

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