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2014年10月08日


クリミアで直径8メートルのシンクホールが「突然」開き、車が転落。家族全員を含む5名が死亡



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▲ 2014年09月30日の news.com.au より。


クリミア半島のシンフェロポリという街の高速道路で、突然、直径8メートル規模のシンクホール(陥没穴)が開き、走行中の車が、避ける間もなく穴に落ちてしまうという事故がありました。

シンフェロポリの場所

Simferopol-map.gif
SankeiBiz


シンクホールは以下のようなものです。

Sinkhole-Crimea-2.jpg


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news.com.au


車には、一家5人とその友人家族の全部で8人が乗っていましたが、一家はすべてが死亡し、友人の子どもふたりは負傷し、ぞょういんへ搬送されましたが、深刻な状態であることが発表されています。


ところで、クリミアと近いロシアの各地では昨年以来、多くのシンクホールの事例が発生していて、昨年、

突然開くシンクホールの恐怖 : この数週間で異常な頻度で地盤崩壊が発生し始めたロシア南東部の街
 In Deep 2013年04月11日


という記事で、それらをご紹介したことがあります。

r-33.jpg

▲ ロシアのサマラ州という街では、昨年以来、突然道路に開くシンクホールによる被害が数多く起きています。上の例では、1名の方が亡くなっています。


また、最近は、ロシアのシベリアで次々と巨大なシンクホールが発見されていたことなども思い出します。

シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念
 In Deep 2014年07月29日


シベリアでこの夏、下のようにな様々なクレーター、あるいはシンクホールが発見されています。

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In Deep


これらのシンクホールの多発と今回のものが関係あるのかどうかわかりませんが、ロシアとその周辺の一部地域の地下が「奇妙な状態になっている」という可能性はあるのかもしれません。

今回のクリミアのシンクホールの事故を news.com.au の記事からご紹介します。




Car falls into monster 8 metre wide sinkhole killing 6 people, 5 from the same family
news.com.au 2014.09.30


道路に開いた8メートルのモンスター級のシンクホールに車が転落し、6名が死亡。そのうち5名は同じ家族


クリミアの首都シンフェロポリのメインロード上に突如とした開いた巨大な穴に、車が落ち、乗車していた、子ども2人を含む、6人が死亡した。この道路は、クリミア半島のシンフェロポリとニコラエフカを結ぶ高速道路だ。

撮影された写真には、巨大な穴と、穴に落ちて大破した車、そしてその中から助けを呼んでいる子どもの姿が写されている。

車ごと穴に落ちたのは、34歳のエスカンドラブさんとその妻(33歳)、そして、夫妻の3歳の双子の子どもと 16歳の子どもだった。

そして、同乗していた夫妻の友人のサリモバ・アシイェさん(37歳)も死亡した。アシイェさんの 12歳の子どもと、そして、まだ 12ヵ月の赤ちゃんの2人は負傷で病院に搬送された。2人は危篤状態と伝えられる。

救助隊員によると、シンクホールは少なくとも直径8メートルあり、深さは6メートルほどある。

この巨大な丸い穴は、突然、走行中の車の道路の真ん中に現れた。

救助隊員のスポークスマンは以下のように述べた。

「私たちは救出活動に 43人のレスキュー隊と16台の車両を使って、男の子(12ヵ月の赤ちゃん)と、12歳の少女を救い出すことができました。男の子は頭部に重傷を負っており、昏睡状態のままです。少女は複数の骨折を起こしています。2人とも現在は集中治療室で治療を受けています」

ウクライナ緊急事態省のスポークスマンは、穴が突然発生した時、運転者がその穴を避けることは不可能だったろうと語る。

現在、シンクホールの発生した原因が調べられている。


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