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2014年12月07日


セルビアで、かつてない豪雪により電気も水道もすべてのインフラが崩壊した町



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▲ 2014年12月3日のセルビア Kurir より。


先日の、

オーストリアやハンガリーで、雪ではなく「氷の雨」による被害が発生
 2014年12月04日

という記事では、ハンガリーやオーストリアで、「異常な低温と高い湿度」が原因と見られる「氷の雨」が降ったことをご紹介しました。

この時、ハンガリーでは、この「凍った雨」により電線や電柱などがダメージを受けて、拾い範囲で停電が発生しました。

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Freezing rain hits Hungary, 40,000 homes left powerless


その他にも、中央ヨーロッパの広い範囲で、12月1日から5日頃まで、非常に厳しい寒さに見舞われました。

下の写真は、12月3日のハンガリーの首都ブダペストの光景。椅子が完全に凍りついています。

Budapest-icy-01.jpg
Icy weather freezes central Europe


下の地図で見ると、ギリシャを除いた多くの地域が強力な寒さに見舞われたと考えられます。

そして、ハンガリーの下にセルビアがあるのですが、そのセルビアでも、異常なほどの寒さと豪雪に見舞われていたことを今日になって知りました。

central-europe.gif


冒頭の記事は、セルビアのマジュダンペク( Majdanpek )という地域で、大雪のため、電気と水道を含むインフラが2日間ものあいだ使用できない状態になっていることを報じたものです。

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▲ 大雪により切断されたマジュダンペクへの送電線。


電気が使えないということは、つまり、このすさまじい寒波の中で「暖房が使えない」という状態が、48時間以上も続いたようなのです。

記事には、

「住民たちはまるで拷問のような日々を送っている。これは戦争以来だ」

というような記述があります。

セルビアやクロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどは、ユーゴスラビア紛争の長い戦争の歴史がありますが、それを比喩に出しているのですから、住民の方々の苦痛はかなりのもののようです。

また、これらの原因には、「都市化」が関係しているというような記述もあります。

日本でもそうですが、近代的なビルやマンションの暖房は、今では「電気がないと使用できないものが多い」です。ファンヒーターなどのように石油やガスが燃料のものでも、電気がなければ点火できません。

単なる電気ストーブや、あるいは石炭ストーブなどなら、電気がなくとも使えるわけですけれど、セルビアでも今はそのような暖房を使う人は少ないようです。

日本も大雪が続いていますけれど、2014年12月7日の朝日新聞の「大雪で停電、孤立 IP電話つながらず安否確認が難航」という記事には、タイトル通り停電で IP 電話が使用できなくなり、連絡がつかなくなったことや、

井内東地区の自営業の男性は自宅がオール電化住宅で、7日午前までエアコンもストーブも使えなかった。

という記述もあります。

こうなってくると、「停電」という事態に対して、何らかの準備をしておくのもいいかとも思います。家にある暖房がすべて電気がなければ使えないものだった場合は、その時の状態によっては、かなり厄介なことになり兼ねないです。

セルビアは雪だけではなく、暴風もひどかったようで、下のような光景がいたるところで見られたようです。

cars-trees.jpg


しかも、その木の枝なども下のように完全に「氷の枝」と化しています。

icy-trees.jpg
Mondo


大雪と大寒波の報道は毎日のように世界各地から届いています。

その原因が、仮に、「ジェット気流の変化」などによる北極などからの冷たい寒気の流入だった場合は、その「気流の変化」が定着してしまうと、今後もずっとこのような異常な寒さが続くこともあり得ないことではないかもしれません。

寒波や大雪が発生するメカニズムはともかくとしても、「寒冷化」という言葉が実感できる冬ではあります。





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